にゃんこちゃんち☆

おいしいもの大好き♡
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時々ねこ。

残酷で悲しい現実

2010-06-06 21:21:24 | インポート

先日の 名古屋市農業センターで 聞いた話。

名古屋コーチンの雛を抱きながら ふと 係の人に 
「この雛は 生後何日くらい?」「メス?オス?」
「何日くらいで とさかが生えたりして 大人になるの?」
「この雛は オスだったら 食用になるの?メスだったら 卵を産ませるの?」 
と、色々質問した。
「これは 生後2日くらい。オスかメスかは まだわからない。」
「この雛は 食用にもならないし卵もとらない。」
「処分します。」
「処分って・・・死なせるってこと?」 
「そう。いろんな人に触られて 菌に感染してるかもしれないからね。」
「どうやってやるの?

「袋に入れて、その中に 窒素ガスを入れると すぐに動かなくなる。」
「いつ頃?」
「数日中に。」

私たちに触られたことで 殺される運命になったのか 初めからそうなのかはわからない。
でも 今私の手の中にいる 小さな命は 数日後には なくなっちゃうのだ。
・・・かわいそう。
しかし 係の若いお兄さんは 淡々と話してくれた。

私の頭の中では 大きくなったら食べられちゃう、くらいのことだと思ってた。
それなら 美味しく食べてもらってね と 思ってた。
でも そうじゃない、ただ殺されちゃうのだ。
私が知らなかっただけで 現実って そんなことが多いのかもしれない。
そういえば この 名古屋市農業センターにいるモルモットは 今年度限りで処分されると聞いた。
処分って どこかに譲渡するのかな、と思ってたけど こういうことなのかも。

こんな小さな命だけど ここで触れ合った人たちに 何らかの形で 役に立っているといいな。
多分 もう処分されてしまったひよこたちの 数日でも 生きた証しが みんなの心の中に残ってくれたら・・・。
ひよこたちも うかばれる気がするよ。