こんにちは。久しぶりのアップです。
先週から、「アメリカ50州を巡る横断の旅」 クラスが始まりました。
「アメリカ人からみたアメリカ」という視点で学習するこのクラスは、とても興味深いです。
今回は、50州クラス開講をお祝いし
今迄「???」と思っていた州のネタを書きたいと思います。
皆さんは、ワシントンDC(Washington, District of Columbia/ワシントン・コロンビア特別地区)のことご存じですよね。アメリカの首都ですが、アメリカだけでなく、世界の政治、金融の要の場所ですね。
このDC周辺に住んでいる友人や知り合いが「ワシントンDCに住んでいます」とかというのですが、実際の住居は、となりのヴァージニア州(VA)だったり、メリーランド州(MD)だったりして、不思議に思っていました。
これって、外国人に「千葉に住んでいます」といっても「千葉」がどこにあるかわからない場合もあるから(千葉の方々、済みません)、とりあえず「東京に住んでいます」と言っておくのと似た感じかな~と想像もしていました。
でも、6月30日に行われたMeredith講師の話を聞いてその理由がわかりました。「ワシントンDC」は地図上では小さな四角の特別区を意味していますが、日常的にはもっと広い範囲で使われているとのこと。
ワシントンDCでの最大ビジネスは、アメリカ合衆国連邦政府関係の仕事だそうで、MDやVAから通っている方が多いのですね。きっと千代田区に官公庁や大きな会社の本社が多く、昼の人口は多いのに、実際に住んでいる人は少ないのと似ているのでしょう!(うん、きっとそうだ)
心理的、距離的に密接な関係があるため、自分の居住する場所を含めて「ワシントンDC」というのだと納得しました。
なので、この地図の範囲外 ここでも
ここでも もしかしたらここも
「ワシントンDCに住んでいます」ということがあるそうです。
「心理的」というと、当然、人によって異なることがあり、その例として、Meredith講師は講演会ではMDのフレデリック市を例にあげていました。
フレデリック市はワシントンDCから80キロも離れており、一般的には「ワシントンDC」とは言われないそうです。でも、デフコミュニティでは「ワシントンDC」。
どうしてでしょうか?
【答え】メリーランドろう学校フレデリック校があるから
この学校は、バイリンガル教育でとても有名です。周囲に住むろう者はワシントンDCに勤務している方が多く、毎日地下鉄で1時間程の通勤地という心理的近さから、フレデリック市も「ワシントンDC」と言う、とのことです。
これからは、「ワシントンDCに住んでいる」と言われても、
「???、お前の家はVAちがうんかい?!」と心のなかで突っ込むことはなくなったこと、よかったな~と思う次第です
Meredith講師、ありがとう
*地図はインターネットから引用
たか記