7月20日のメキシコワークショップの準備で、メキシコ文化を学ぶ一環として食事も少しご紹介することになりました。Martin講師から「サルサ」、「タコス」と言ったおなじみのメキシコ料理の名前が出たのですが、「本当はtamales(タマーレス)、もしできれば、horchata(オルチャータ)があれば・・・」と。
ところが、この二つ、日本で見つけるのが難し~い
まず、メキシコレストランのメニューに載っていません。庶民の食べ物だそうですが、日本の庶民の食べ物、おにぎりなら海外の日本食レストランにもありそうなのに(確認していないけど)
そもそもメニューにないというのは、日本受けしないのかなぁ~などと思ってしまいました。もしかして、タマーレスには貧しいイメージがあるのかもしれません。だって、日本のメキシコレストラン、ネットで見る範囲では、結構オシャレ系が多いからです。
実は、タマーレスを扱っているレストランを都内で2つほど見つけたのですが(メニューにはない)、日本では、持ち帰りが厳しく、タマーレスについては断念。
オルチャータだけでも!と、探すと、楽天に粉末(溶かして飲む)があったのですが、売り切れ。これはホントにメキシコの方も現地で飲む物のようで、ないのは惜しかった!
ネットでいろいろ検索しているうちに、たまたまメキシコ在住のAさんとメールを交わすようになり「レシピはネットでみつけられるよ」といわれ、作ってみることにしました。
私が使ったレシピはこちらです。(自宅にあるもので作れるものを選びました)
http://plaza.rakuten.co.jp/tortillas/diary/200506240000/
オルチャータ(お米のジュース)
米 125cc
エバミルク(メキシコではLeche Clavel) 1缶(400cc強)
砂糖 1~1-1/2C
シナモンスティック 1~2本
氷
<1回目>
砂糖 1カップ~1カップ半~?
そんなに入れないでしょうーって勝手に判断して、半カップほどで作り、早速Martin講師に飲んでもらったら、「・・・・」。
メキシコ在住のAさんいわく、「とにかく砂糖とシナモンが大量でめちゃくちゃ甘くて味が濃いのです」。なるほど~、やっぱり砂糖1カップ必要ね
ミキサーで作ります。研修の合間に手伝ってくれた瀧澤さん、ありがとう~
<2回目>
今度は、レシピに忠実に従って作りました。が、Martin講師は「まぁまぁ」と。悪くないけど、何かいまいち、という感じか?
お米を水につけておくので、多少はお米が膨らんだ状態でミキサーにかけるのですが、お米の固形部分が大きく残り、それは飲まないので、なんかもったいない!、そんな私の様子をみていた受講生が「すこ~し、炊いてみたら?」と。
生のお米のジュースのはずなのに炊くの
う~ん、でも、日本のお米とメキシコのお米は違うということはあるかも!
<3回目>
分量はレシピに忠実に、調理は工夫を凝らして、お米を長めに1時間水に浸した後、沸騰するまでの間だけ火にかけてみました。炊いたため、米に粘着性が出てしまい、越したら、網の目が詰まってしまいましたが、Martin講師から「口当たりよし!OK!」が出ました!
出来上がったオルチャータ。氷を入れて水で割り、シナモンをかけています。
さっぱりして夏にぴったりの飲み物、という感じなんです。お米くささはありません。おかげで、当日のオルチャータは参加者にもとても好評で「おいしい!」の声を頂きました。機会あれば皆さんも作ってみてください。
オルチャータのレシピはいろいろあり、私が今回作ったものは、本場メキシコのオルチャータと100%同じ、というわけではないかもしれませんし、多少は日本人向けになっているかもしれません。でも、料理というのは、家庭や地域で異なることもあるし、これはこれでよいのでは?ね!
追伸:タマーレス、食べたい!
たか記