10月に広島で行われた「2022ハンザクラスアジアパシフィックチャンピオンシップ」と「パラワールドセーリングチャンピオンシップハンザクラス」に、オーストラリアろう者チームが、英語/オースラン手話通訳を同行して出場されました。
レース終了後、広島、関西、愛知、東京と観光されるに伴い、観光ガイド依頼がありましたので、国際手話受講生たちに依頼したところ、愛知では27日、東京では28日、30日に受講生たちにガイドいただき、有意義な時間を過ごしたようです。ご寄稿いただきましたので、掲載いたします。
なお、レースの結果は5位でメダルはなし、とのこと。でも彼らが滞在している間はずっと秋晴れの日が続き、日本滞在を楽しんでくださったようでよかったです。
(東京初日の10月28日高輪ゲートウエイ駅にて)
先日、オーストラリア人ろう者による国際手話ワークショップを終え、軽い気持ちでお手伝いをさせて頂こうと事務局へ申し込みました。ちょうど私は東京シティガイドの実践研修を終えたばかりで、外でのガイドも可能となり何事も初心に帰ってチャレンジしてみたいと思いました。
私にとって海外ろう者をガイドしたのはこれが6回目で、オーストラリアは初めてと思います。さらに、コロナが始まってからは初めてで、だからこそ、刺激を受けるのも大きかったです。
オーストラリアご一行は、9名の団体でそのうち1名が車いすの方で、スロープの手配も全てがガイドの仕事と、教わった通りに行動しました。10月28日と30日の2日間、両日とも約8時間ガイドさせていただきました。28日は泉岳寺にて赤穂四十七義士墓の見学、30日は原宿、渋谷の観光でした。想定される質問、特に物の名前やこの像は何故有名なのかと、突然に聞かれても困らないように、準備をしておきました。国際手話でのガイドは久々で少し緊張しましたが、慣れないオースランの指文字に苦戦しつつも、皆さんに助けられながらスムーズにコミュニケーションを取れるようになった時はとても嬉しかったです。これからも積極的にお手伝いさせて頂きたいと思います。
(Saito)