JASS事務所ブログ

JASS事務所のスタッフがつづる事務所ブログ。業務以外に千代田区のこと、身近なこと、綴っていきます。

東京2020大会のボランティアたちの活躍(3)

2021-09-10 14:13:57 | 国際関係


東京でオリンピック、パラリンピックの開催が決まってから8年が経ちました。

東京 2020 大会でオリンピックやパラリンピックのボランティア活動を行うため、3年前から研修やユニフォームの受け取りなど準備が進み、楽しみに待っていました。
私は、オリンピック、パラリンピック合わせて10日間以上の活動を行うつもりでしたが、新型コロナウィルスによる緊急事態宣言や無観客の決定により、ボランティア担当から連絡が来ないなどわからなくなり、シフト制もなくなり、かつ、変更が何回もあり、結果的に抽選制になりました。私は、3回当選し、ボランティア活動することができました。

活動内容はいろいろありましたが、今回は2回目の有明にある夢の大橋の聖火台(上写真)周辺を見回りするシティキャスト担当についてお話します。


8月26日、集合場所の受付でID確認、名前、クーリングボデイシート、手話の腕章、手話バッチ、塩飴をもらって(上写真左)、説明あるまで待つ。→30分説明、グループ仲間の紹介→30分活動→1時間休憩→30分活動→30分反省という流れでした。

活動当日は猛暑日で、聖火台周辺にてお客さまに「自粛のお願い」のPRをしながらタオルとマップの描かれた扇子をお配りました。(上写真中央と右)

帰りに車椅子のインド選手やカナダ選手などに会い、初めは、マスクをしていることもあり、身振りでコミュニケーションしていましたが、私が「DEAF」というと選手たちは国際手話で「ピンバッジ交換しませんか?」と声をかけてくれて会話できました。初めてのパラリンピック・ボランティア活動で国際手話が通じたー!と驚きました。国際手話を学んでとてもよかった、と思いました。

やっぱり東京2020パラリンピック競技大会が開催できてよかったと思いました。次は2022年北京冬季オリンピックもありますが、その前に、デフリンピックを2025年にぜひ日本の東京にて開催してほしいです。

最後に情報保障について。
私はろうなので、手話通訳の配置をお願いしましたが、シティキャストの活動説明は手話通訳がなくスタッフが筆談で説明してくれるといっていました。しかし、実際は難しく、グループの仲間がスマホのUDトークアプリを使って音声をテキストに変える方法をとってくれて助かりました。本来は活動中はスマホ使用は禁止ですが、ろう者のコミュニケーションをとるために必要と訴えて特別に認めてもらいました。(DEAFのG)


事務所より

3回で終了です。ご協力いただきました受講生の皆様、誠にありがとうございました。
多くの方に経験の共有をし、次の大会に生かしていくことができればいいですね!



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