JASS事務所ブログ

JASS事務所のスタッフがつづる事務所ブログ。業務以外に千代田区のこと、身近なこと、綴っていきます。

アーワンさんとの思い出

2020-08-07 10:00:03 | 日記・エッセイ・コラム

8月4日現在、誰も来ない事務所でブログを書いています。
このブログの前の記事の日付は2020年1月。その時は、新型コロナウイルスが蔓延し、今のような社会の急激な変化を誰が想像していたでしょうか。

アーワンさんはダスキン・アジア太平洋障害者リーダー育成事業の21期研修生としてモルディブから来日。アジアからの研修生たちは、来日時は自国について説明を求められ、帰国したら日本での研修報告が必要。かつ、リーダーになるためには「伝える力」がとても重要です。JASSでは、彼らの個人研修が始まる1月か2月頃にプレゼンテーション研修を引き受けて、話す機会・場所の提供をさせていただいています。

アーワンさんのJASSでの研修は2020年1月16日に始まりました。彼はモルディブろう協会を率いているだけあり、聡明で研修に対する意欲がとても高い方でした。
上の写真はJASSでのプレゼン研修直前のもの。これを見るだけで彼が一生懸命に取り組んでいることがわかりますね。

彼とは、研修以外でも誕生日を祝ったり、日本手話の先生である柳さんがオーナーのSign With Meへ行ったりと一緒の時間を過ごしました。28歳なのに老成しているような落ち着きがあり、世代間のギャップをあまり感じさせず、一緒にいてとても楽しかったです。

8月。本来ならば、地方での研修が終わり6月には成果報告会・修了式と続き、とっくに帰国しているはず。が、入国制限のため空港がクローズされ帰国日が未定となり、研修はオンライン、報告会や修了式はZoomやYouTubeでの配信となりました。さぞ不安に思っておられるだろうと心配していたのですが、いつもポジティブに前を見つめるアーワンさん。不平不満を言わずいつもと変わらない様子で研修をこなしておられました。

8月4日。帰国前日に訪ねてきてくれて、モルディブのお土産を頂きました。モルディブの伝統的な民族衣装とグッズです。本当に帰国するんだなー、ちょっとホロっと

アーワンさん、お元気で! そしてモルディブろう協会の未来に幸あれと心から願っています。

追記:8月5日、アーワンさんPCR検査陰性証明、健康調査パスして出国!
そして8月7日、待ちに待った母国に到着されました!(写真はアーワンさんから頂いたもの)

 

(たか記)