JASS事務所ブログ

JASS事務所のスタッフがつづる事務所ブログ。業務以外に千代田区のこと、身近なこと、綴っていきます。

国際手話でウクライナ交流会

2024-07-03 19:15:05 | 国際関係

「ウクライナろう者交流プロジェクト」が企画するウクライナろう協会(the Ukrainian Society of the Deaf)の会長、副会長ご一行の4箇所講演企画(東京・名古屋・奈良・岡山)。

5月29日の当協会での企画は、「国際手話で交流を」と考え、イリーナ会長には、参加者は「国際手話学習者」であること、「国際手話で会話してほしい」とお願いしました。会長は全員に声かけして、間違っていても優しく誘導する様子に、彼女の素晴らしいリーダーシップを垣間見た思いでした。
ウクライナに、そして世界に平和が早く訪れますように。
参加者から感想を頂いたので掲載いたします。「ばに」さん、ご寄稿ありがとうございました!


5月29日(水)、ASL協会に素敵なゲストが来られました。
ウクライナろう協会(the Ukrainian Society of the Deaf)の会長イリーナ・チェプチーナさん(上写真左端)、同協会副会長タチアナ・クリフコさん(同中央)、そして群馬で避難生活をされているボズコさん(同右端)の3名です。
日本各地での講演会のための来日でしたが、この日は多忙スケジュールをぬって「交流会」という形で開催されました。

参加者は20名くらいでしたが、ろう者及び国際手話の研鑽を積んだ方がほとんどで、私のような国際手話ピヨピヨ聴者は数名。交流会なので通訳は付かず、必死に読み取りました! 

前半の1時間は講義形式、後半はグループトークで交流を楽しみました。
ウクライナ紹介や日本でのカルチャーショックについてのお話があり、和やかな時間が流れていました。ボルシチの手話は「指文字のUの中指を少し曲げる形」でした。イリーナ会長は「床(布団)で寝るなんて!?と思ったけど、ボズコさんはすっかり馴染んでいるよ」とユーモアたっぷりにお話されていました。休憩を挟んで後半は2グループに分かれて質疑応答の会話を楽しみました。一人ひとりへの質問もあり、和やかな楽しい会で、参加できて良かったです。
どの言語も同じだと思いますが、言語を学ぶためにはその国の文化や習慣、歴史背景など合わせて学ぶ必要があると思います。国際手話での交流は第2外国語同士での会話なので、お互いが歩み寄って理解しようとする楽しみがあることを実感しました。
東京2025デフリンピックに向けて、さらに磨いていきたいです。

(ばに)

 

 


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