先日の落ち椿の川、この滑川の源流でもある朝夷奈切通。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/9a/659647fe214a3c6bfbdbedb9ab075d79.jpg)
久しぶりに鎌倉側から朝夷奈切通を歩いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/a9/946d7e9db79d825560f13d73f785c87d.jpg)
この切通の各所で道の両脇の山肌から滲み出る水は、滴り落ちた後に小さな水みちになっていく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/1b/7a8f8c10b9ab20318f1087c670536404.jpg)
道の両脇にまるで側溝の様な姿で下へ下へと流れて行く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/ef/b57c9e567c88b9c7a53c98de1964dd98.jpg)
この小さな水みちが鎌倉側ではこの先の冒頭の滑川へ、そして最後は相模湾。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/8a/c3b51b9293776a134b13e954511c534f.jpg)
横浜側では侍従川へ繋がり最後は東京湾へ注がれていく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/d7/28d6262cf470a63536f38a1a00a108e8.jpg)
2019年の台風被害では大量の雨が土砂を運び、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/4c/0376d429db7ed4783e9ccd9d33b364c9.jpg)
この小川の側溝の役割を成していた部分を埋めてしまい、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/09/86df960cb8eecb5dad042213ac2f4e91.jpg)
行き場を失った水が切通全体に溢れた結果、一面が泥の堆積した道になってしまった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/bc/7396dfebeb4c22404d3b8b1de53fbe95.jpg)
数年掛かったここの整備作業は切通の堆積物の撤去は勿論、両脇の小川の復活が大命題だったと私は思う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/d2/911b3f6c7694fc33641277a69d16829c.jpg)
朝夷奈切通はいつも足元がぬかるんでいる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/1e/b8675ce464754b7f2223c27ef50e6f0c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/39/0ba8819ed6280eea02c3d7ff2297509a.jpg)
靴は汚れるし、カメラ持参の身からしたら常に気を使って歩かねばならない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/bc/5a8a84f785d3513435d72144796559d4.jpg)
でもこの水の滴る瑞々しい古道は、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/4a/66624bce1f0969669112de4608d11e14.jpg)
いつも心と身体に充足感を与えてくれる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/ab/6d198d2caf62b7674481f9b2768507ce.jpg)
横浜市境付近の整備はもう少しかかりそう。
・
朝夷奈切通の川辺の落ち椿の色合いが、
幕府の跡らしい潔くも儚い美しさですね。
御写真の川、特に水が流れる岩肌の質感が
不思議なくらい懐かしい感じがするので、
いろいろ思い出してみました。
…子供の頃見た、稲村ケ崎の音無川の岸に
何となくに似ているのですね。
やはり、近い川だからでしょうけれど。
儚さの中に見る美しさ。
椿の魅力だと思います。
音無川、随分と行ってません。
今度、久しぶりに撮って参ります。