そして あれこれ言いたい

あちこち散漫なブログ

ケアンズ旅行記 グレートバリアリーフ

2006-04-27 00:55:16 | ケアンズ旅行記
今日はGBRツアー。昨日よりやや天気はよさそうだ。それでも不安定で急に雨が降り出したりする。私たちはコンシェルジェで傘を借りた。そうだ、ビーチタオルも2枚借りた。傘は無料だが タオルは有料1枚約3ドル。

桟橋を10時出航なので朝は比較的ゆっくり。カフェココでゆったりとした朝食を済ませ、9時半近くにホテルを出る。リーフフリートターミナルまで徒歩で5,6分。歩いていると昨日のキュランダツアーで一緒だったご夫婦とまたお会いした。


サンラバークルーズの高速船

サンラバークルーズの高速船に乗り込む。もう大勢乗船していて席も大半が埋まっている。2階の前方に空いていた席に座る。オーストラリアンの年配のご夫婦と 小さい子供連れの日本人ご夫婦と同席といった感じである。

スタッフによるアナウンスは英語、日本語、中国語である。英語はねえ。もうちょっと聞き取れるかと思っていたんだけど、半分も聞き取れない。やはりゆっくり解りやすく話しかけてくれる英語ならなんとか理解できるという程度の能力らしい。

出航してしばらくすると 船は大幅に揺れ始める。船酔いする人が続出だ。スタッフが紙袋と氷水を配っている。酔う人たちは船尾にあるデッキで風に当たっている。かなりの速度で走っているので強い風があたる。私たちは乗船する前に日本から持ってきた酔い

留め薬を飲んでおいた。しかし 酔いやすい息子は紙袋をもってデッキに出て行った。可哀そうに。目的のモーアリーフまで約1時間半。酔った人にはずいぶん長い時間だっただろう。

沖に出るにしたがって空は晴れてきた。ポンツーンと呼ばれる大きな浮き桟橋につく頃には快晴。海は素晴らしく青い。さっそくシュノーケリングを始める。マスク、シュノーケル、フィン、などは無料レンタルもある。

なお、コンタクトレンズをつけたままでもシュノーケリングは大丈夫である。もし水に流れても惜しくないように使い捨てのコンタクトを使用するか、予備のコンタクトを用意すれば安心である。目の悪い私はどうしようかと悩んだが、杞憂に終わった。マスクに吸盤でくっつけるレンズも数千円で通販で手に入る。

海は素晴らしく青く、暖かい。珊瑚の海はカラフルで魚もいっぱい。息子も船酔いしたとは思えないほどに楽しんでいるようだ。水中の写真も撮りたかったなあ。

浅い珊瑚礁が切れて急に深くなるところは息を呑むほどに美しい。怖いほどだ。海の中は深い青だ。深みに引き込まれそうだ。
このシーンはいつでも私の脳裏に蘇るほどに刻み込まれた。

お昼はバイキング。午後はまたシュノーケリング。半潜水艦乗船。あっという間に時は過ぎた。


バイキングも美味しい 割り箸も付いている



帰りの船は海が穏やかになったのかほとんど揺れることもなく船酔いする人も大分少なかったようだ。昼間の疲れも手伝ってか寝ている人が多い。
グレバリに興奮した私はちっとも眠れず。
同席したオーストラリアンのご夫婦と少し話した。ご主人はオプションのダイビングも楽しんだようだ。ワガワガというところから来ているそうだ。

5時前には桟橋に到着。

さよなら、GBR。また来たいよ。

ケアンズ旅行記 ホテル編

2006-04-23 18:08:22 | ケアンズ旅行記
部屋からの眺め。毎朝 正面の山には低く雲が立ち込めていた。
虹の見える日もあった。




私たちはずぶ濡れのままホテルに飛び込んだ。
オパールショップの前でツアーの解散後、雨の降る中ホテルまで走ったのだった。

ホテルはケアンズインターナショナル。フロントでも日本語OKですらりとチェックイン。セーフティボックスは部屋にあり一日3ドルで借りる。部屋は12階、眺めも良い。シティビューだがベランダに出ると左の方にトリニティ湾を望むことができる。正面には眼下に裁判所や警察、市の施設がある。部屋は広くて落ち着いていて快適である。グリーンと白を基調としたデザイン。バスルームも広い。

すぐにシャワーを浴びてさっぱりする。濡れた服を3階のコインランドリーで洗濯する。洗濯機は1ドルコイン2枚。乾燥機は3枚だったとおもう。洗剤は1枚だったかなあ。 コンシェルジェは親切でコインランドリーの場所が解らない私をそこまで案内してくれた。洗濯機は3台、乾燥機は2台ある。

と、ここで洗濯機を回していると、大きな男性が洗濯物を山ほど抱えて入って来た。
『 洗濯機は全部塞がっているわ。たくさんの洗濯物ね。』というと
『今日で全部終わって明日帰るんだ。』とのこと。
『楽しみましたか?』と私が聞くと
ベラベラっと何か話すので えっ、なんて?
『私は今英語を習っているの。ゆっくり解りやすくお願いします。』

どうも彼は観光客ではないらしい。
先日のサイクロンでダメージを受けたのを復旧するために北の島からやってきたと言う。
そういえばケアンズ周辺、わたしが見えた限りでも大きな木が根こそぎ倒れていたり、壊れた小屋があったりした。
ケアンズの新聞にも復旧のボランティアの記事が載っていたっけ。
洗濯物の山も 雨の中作業して濡れた服だったのだ。
彼がボランティアかどうかは分からないけれど、それでも ありがとう、お疲れ様です。

そこへもうひとり 現地の人が入ってきた。彼もまた一緒に作業をしたのだという。ありがとう。



部屋に戻り ホテルのレストランCAFECOCOへ行く。バフェスタイル(バイキング)だった。
美味しかった。茹で上げた海老や生牡蠣が想像以上に新鮮で美味しかったのだ。
ソースをつけなくても充分いける。
もちろんお肉もフルーツもとてもジューシーで美味しい。
クランダのランチもそれなりだったが、さすがケアンズインターナショナルホテル。
堅苦しすぎず、カジュアルに過ぎると言うこともなく そのおしゃれな雰囲気もいい。
オーストラリアンワインも飲んでいい気分。



ケアンズ旅行記 クランダ観光3

2006-04-22 10:56:48 | ケアンズ旅行記
木造でペンキでペイントされたクランダ駅は観光情緒たっぷり。
見ると幸せになれるといわれている 美しく青い大きな蝶々ユリシーズも飛んでいた。

バスでレインフォレストステーションネーチャーパークへ移動。ここは動物園やアーミーダックツアー(ジャングルクルーズみたい)ブーメランの絵付け、アボリジニのショー などのいわゆるテーマパークのようなところ。
私はコアラ抱っこの写真も撮った。
お昼は併設のレストランでバイキング。



その間雨は降ったり止んだり。しかも降る時はザーッとスコールのような大雨。レストランへの通路は冠水していた。

クランダの街に戻り散策の時間。定番のアイスクリームも食べた。
でも、雨だし 昨夜からの疲れも出てきてクランダマーケットをさーっと一周しただけでクランダのスカイレールの駅まで徒歩でたどりつくのが精一杯。



スカイレールの駅もこれまた観光情緒たっぷり。
これから熱帯雨林の上空を一気にゴンドラで麓まで下っていく。本来なら途中駅で下車して熱帯雨林のボードウォークがあるのだがあまりの雨で中止となる。

昨夜は飛行機で恐い思いをしたが、今日はこのゴンドラで恐怖体験。わたしが怖がりというだけのことかもしれないが。
何って すごい雨なのだ。風もある。ゴンドラの屋根から雨漏りが。雨漏りというより雨が降ってくるといったほうがふさわしい量だ。
床の両隅に隙間があって下からも雨が入ってくる。風で雨が廻ってくるのだ。

大雨の中、6人乗りの小さなゴンドラが熱帯雨林の上空をゆらゆら揺れながら通っていくのだ。もし、ゴンドラが落ちて眼下の熱帯

雨林のなかに取り残されたら生きては帰れまい、などということまで想像くしてしまった。
途中乗り換えの駅にいるスタッフに 『いつもこんなに雨が降るの?』 と聞いたら 『いや、レアだ』 と答えた。彼らはゴンドラが着くたびに雑巾を絞り座席を拭いていた。

途中で一度雷も鳴った。後で聞くと雷が鳴るとゴンドラは宙吊りのまま止まり30分ほどもそのままのこともあるという。
今回は止まることはなく無事地上に到着。よかった~




ケアンズ旅行記 クランダ観光2

2006-04-20 23:47:10 | ケアンズ旅行記
クランダ鉄道のマーク



クランダ鉄道の旅はサトウキビ畑のひろがる南国の風景を過ぎ 牧場を過ぎ 山へと入っていく。
どこか懐かしい、私の生まれ育った日本の田舎の風景と重なるような気がする。
ここは熱帯雨林気候というのに。

ところで今日の天気は雨期の終わりにふさわしく、めまぐるしく変わる。しかも曇りがちで降れば大雨である。列車の窓を何度も開け閉めする。ザーッと降る雨が浸入するのを防ぐためである。バロン滝を見学する際も雨具なしでは外にも出られない。

バロン滝 雨の後で水量は多い。

ケアンズ旅行記 クランダ観光1

2006-04-20 19:11:05 | ケアンズ旅行記
カンタス機は早朝ケアンズ到着。飛行機を降りると かすかに南国の香りと気温。エアコンが効いているのだ。窓から覗いた外の様子は鄙びた南国の地方都市という感じ。

検疫に非常に厳しいと聞いていて 持参の薬もしっかりと説明書込みで用意していたのだが 気が抜けるほどにあっけなく通過した。預け荷物を受け取るベルトコンベアには麻薬犬がいて仕事をしていた。

一階ロビーに出るとそこには各ツアー会社の出迎えの人が待っていて、はいHIS、はいJTB、はいホリディ、はい何々、はいどこどことそれぞれに振り分けられていく。まるでベルトコンベアに乗せられた気分で私たちはホリディツアーのバス2台に分乗した。私の乗っバスには十数名ほどもいたかしら。

空港の外に出てもそれほど暑くはない。多少、湿気がある。雨期の終わりかけの時期である。
2週間ほど前にカテゴリー5という巨大サイクロンが襲来しかなりの被害があった模様である。パロネラパークは破壊され当分の間パロネラパークへのツアーは中止ということだ。

私たちはリーフカジノのロビーに運ばれツアーの説明を受ける。飛行機到着が遅れたので多少忙しい説明だった。朝食を取る間もなくどきどきツアーのキュランダ観光のバスが到着。ツアーガイドのトモコさんとドライバーのマイクに連れられて出発。バスは満杯。20名くらいかな?

トモコさんの慣れた説明に案内されまずはクランダ鉄道へ。フレッシュウォーター駅で卵とチーズのホットサンドウィッチとミネラルウォーターを買って車内で朝食を済ませる。このサンドウィッチが美味しかった。

鉄道は10チャンネルの『世界の車窓から』のタイトルロールを長いこと飾っていた有名な鉄道である。300メートルほど(間違ってい
るかも)の高度にあるクランダまで約45分の列車の旅である。メガホンを持ったトモ子さんの無駄のない観光ポイントを逃さない案
内で私たちはカメラを構え景色を堪能した。


ケアンズ旅行記 飛行機編

2006-04-20 14:20:44 | ケアンズ旅行記
成田空港第二ターミナルC86ゲートにいる。カンタス航空21時25分発の予定で、ホリディツアーのカウンターには18時55分に集合。ところが私たちが飛行場についたのは5時15分ごろ。早すぎた。

そこで4F中央にあるセルフレストランで狐そばとかつカレーを食べる。その後カウンターで搭乗券をもらう。嬉しいことに燃油サーチャージの差額、二人分8,800円が戻ってきた。現地でのお小遣いが増えた。

搭乗手続きをして機内預けのスーツケースを預けてもなお時間がいっぱいある。売店巡りをして、ベンチに座って飛行機を眺めていてもなお時間がある。本屋で息子はパズルの本を私は『ダヴィンチコード』の文庫本上巻を購入する。

その後手荷物とともに出国審査を無事通過して出発ゲートのあるロビーへ。それでもまだ時間が・・・・・・・4時間もの待ち時間を費やしてやっと搭乗時刻になった。ところがである。なんと成田空港周辺の天候が悪いということで出発が遅れるとのアナウンス。やれやれ。出発時刻が何時になるかまだわからないとの事。もう売店も閉まってしまった。待つのに飽きた子供たちがロビーを走り回っている。


その後 またアナウンスがあり 飛行機が落雷を受けたのでいつ出発するのかまだ見込みが立っていない、という。落雷!?だいじょうぶなのかなあ。出発予定時刻から30分以上も過ぎたころ、さらにアナウンスがあった。機体にSmall Crack が見つかったので修理します。ですって!

ロビーの隅から夜の飛行場に待機しているカンタス機を見てみると、周囲には大きな車(修理車か)や人やらがたくさん集まっている。そのうち機体の前の方にバーナーの火花が光っているのが見えた。溶接しているの~?本当にだいじょうぶなのかな~:::::人生2度目の海外だよ。飛行機乗るのも2度目だよ。

それでも午後10時30分ごろ修理が完了し慌ただしく搭乗開始そして離陸となる。う~、なんだか恐い。飛行機の座席は思っていたよりずっと狭い。座席には薄いひざ掛けと小さなポシェットに入った歯ブラシ、アイマスク、靴下が置いてある。バッグから持参のスリッパを出して履き替える。夜間の飛行には必需品との情報は正しかった。100円ショップで買った耳栓も活用した。ケアンズとの時差は1時間。時計を1時間進める。

ところでアテンダントはオールオーストラリアン。さすがみんな背が高い。女性アテンダントが日本語でアナウンスするのだが 丁寧な日本語なのに片言っぽいのが妙に可笑しい。


シートベルト着用のサインが消えるとすぐに入国カードが配られ、その後食事が配られる。楽しみにしていたメニューはビーフカツとヌードルの洋食と 卵そぼろごはんとチキンの2種類。飲み物はオーストラリアビール。味よりも機内食を食べるということが嬉しく楽しい。食事も終え歯磨きもして後は寝るばかり。拭き取り用の化粧落しを用意して正解だった。明日はホテルにも寄らず朝から丸一日のキュランダ観光ツアーだもの、眠っておかなければ!

3時ごろ目が醒めてしまった。2時間も寝ていない。でもそれから全然眠れなくなってしまった。飛行機って揺れるのね。電車のようなリズミカルな揺れでないし、気流のせいでがたがたっと不規則に上下左右に揺れるのだ。はっきり言って恐い。何分おきに時計を見たことだろう。

6時近くになって窓の外で夜明けが始まった。時間ごとの変化が美しい。この数時間の恐さと窮屈さとを忘れさせるほどに美しい。

まもなくケアンズだ。

ケアンズ旅行記 旅立ち編

2006-04-14 23:06:06 | ケアンズ旅行記
人生節目の歳です。海外に行きたい。歳を取ってリタイヤしてからではなく 身体の自由のきく今行きたい。私の英会話はどこまで通じるのかも見極めたい。色々な新しい世界を見てみたい。私の人生豊かにしたい。仕事を始めて6年過ぎた。介護福祉士の試験も受けた。子供も置いていっても平気な歳になった(だろう)。

いろいろな思いから始まった今回の人生二度目の海外旅行。はじめは一人で行くつもりでいた。オーストラリアは英語圏で 治安もよい。自然がいっぱい。人の作ったものでない大きな自然に抱かれたい。ノバの先生もオーストラリアンが多い。女の初一人旅でも大丈夫かしらんと考えたのであった。

ところが三男が折りも折、学校でオーストラリアの勉強をしていたのであった。地理や歴史についていろいろ勉強していて、GBRに行ってみたいなどという。そう!それじゃあなたも連れて行きましょう!太っ腹の私であった。

行き先をパースからグレートバリアリーフのあるケアンズへ変更。ツアー代金もケアンズの方が安い。機内一泊を含めて4泊5日という短期滞在。海外旅行が夢であった頃は、一ヶ月ぐらい仕事を休んで行ってみたいなあなどと夢見ていたが、実際にはそんなに仕事を休めないし、家だってそうは長くは空けられない。お金だってかかる。

そんなこんなで旅立ちの日となった。
旅立ちの飛行場。