Storia‐異人列伝

歴史に名を残す人物と時間・空間を超えて―すばらしき人たちの物語

早春賦

2006-02-07 22:16:34 | 音楽・芸術・文学
このあいだ「春は名のみの 風の寒さや...」と書いたまま。
いい歌ですね。詩も曲も。

早春賦 作詞:吉丸一昌 作曲:中田 章

1.春は名のみの 風の寒さや
  谷の鶯 歌は思えど
  時にあらずと 声も立てず
  時にあらずと 声も立てず

2.氷解け去り 葦は角ぐむ
  さては時ぞと 思うあやにく
  今日もきのうも 雪の空
  今日もきのうも 雪の空

3.春と聞かねば 知らでありしを
  聞けば急かるる 胸の思を
  いかにせよとの この頃か
  いかにせよとの この頃か

作詞の吉丸一昌先生は、大分県北海部郡海添村(現、臼杵市)の生まれ。
熊本、第五高等学校で師夏目漱石と出会う。試験でも下駄はかせてもらったみたい。
東京帝大国文科のころ『修養塾』と称して少年たちと生活を共にし、勉学から衣食住、就職にいたるまで世話をしたり、東京での丁稚奉公や中学に行けない少年のために夜学校を開設するなど少年の育成に力を注ぐ。
明治34年府立三中(現両国高校)教諭、芥川龍之介を教えた...
http://www.fundokin.co.jp/meisho/11/
http://www.coara.or.jp/~myks4/minoru/yosimaru.html


「早春賦」の歌碑が平成12年長野県大町市文化会館前庭に。日本で4基目。
吉丸さんが旧制大町中学の校歌作詞のため訪れた際、春を待つ雪国の心を乙女心に託して書き留めたものだと伝えられている..
http://www.city.omachi.nagano.jp/contents/Contents.asp?CONTENTNO=15

はて、大町の乙女心!? 母は旧制大町高女出身。
仙台市内一人暮らしの母に電話をしたが出ず、心配。寒いのと、白内障手術したため、このところ妹の家にいたみたい。嫁より、娘。
「そうそう、寄付500円とか来てたっけ。なぁにィ、大町中学?男の子と目を合わせてはダメだったのョ、さっと隠れたっけ!去年は女学校の友達ふたりに50年振りで会ったのよ!幸雄あれだったから何も出来なかったけど、もう、みんなヨボヨボねえ~」

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コメント
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