与党、道路特定財源の政府案受け入れで要望提出
自民、公明両党は７日、道路特定財源の一般財源化をめぐる政府の骨子案を大筋で了承する方針を固めた。その上で中川昭一、斉藤鉄夫両政調会長が同日、「真に必要な道路」を整備する計画作成などを求める要望を塩崎恭久官房長官らに手渡した。政府側の回答を踏まえて、８日に政府・与党で最終合意する見通しだ。
与党からの要望ではこのほか、地方の懸念を払拭（ふっしょく）する措置を講じることや、一般財源化の理由について「納税者の理解」が得られるよう十分に説明することなどを求めている。具体策として高速道路料金の引き下げなども提示した。
これに先立ち、自公両党はそれぞれの会合で、政府の骨子案を具体化するための要望事項を作成。それを踏まえて中川、斉藤両氏が都内で協議し、与党統一の要望として取りまとめた。両氏と官房長官との会談に同席した下村博文官房副長官は記者団に「（政府・与党で）まとまる方向だ」との見通しを語った。
【産経新聞 2006/12/7】－－－－－－－－－－－－－－－－－
どーもガソリン税などから徴収した道路特定財源とやらが実は余っていてムダに使われているらしいので、道路以外にも使うべき、との議論。んで、例によって道路族・守旧派などの“古い自民党”が猛反発らしい。
一方で余っているならガソリン税減税など納税者に還元すべきとの、筋の通った意見も入り乱れているそうな。
コレは一概にどっちが正しいとか言う問題じゃないかと思うが。
オイラの考えは、夕張市並に悪化した国の財政を考えれば当然一般財源化すべき、と思う。しかし地方では道路整備が遅れているのも事実。オイラの地元徳島なんぞは他県から比べても極端に道路整備が遅れているもんな。都市部は大渋滞、一歩山奥に入れば、なんぢゃこりゃ～～っ！てな酷い道ばかり、スリルが味わえますわ、まさしく国道ならぬ酷道ですわ。
結局道路の作り方が悪い。ド田舎にフル規格の4車線高速道路なんぞいりません。ま、多くは暫定2車線のままですがそれでも4車線分の用地確保が必要となります。コレがムダ。一日1万台以上の交通量が見込めないところでは完成2車線で十分。インターも簡単な立体交差にすれば建設費も圧縮できる。
問題は道路族とやらが道路を真剣に研究・議論してこなかったこと。結局地元の土建屋を儲けさせることが目的ですからなぁ。
一方の議論のガソリン税減税は、コレは絶対やるべきではない！いや、むしろ増税しろ、と言いたい。
コレは国家戦略としての脱石油として必要だから。石油に依存している限り中東のゴタゴタに巻き込まれるわ、樺太でロスケに騙されるわで踏んだり蹴ったり。
石油が安けりゃ石油依存が高まるだけ。石油依存体質から脱却する効果的な方法が自動車を変えること。電気自動車やディーゼルハイブリッド・燃料電池車などの開発を促進させることが国策として重要。それらを促す意味でガソリン税は必要。
政治ネタついでに・・・
石原都知事が三選出馬を表明
東京都の石原慎太郎知事（74）は7日の都議会本会議で、来年4月の知事選に三選を目指し立候補することを正式に表明した。自民党都議の代表質問に答え、「首都東京のかじ取りを引き続き命懸けで行いたい」と述べた。
石原知事は今年8月、2016年夏季五輪の国内候補都市に東京都が決まった際の記者会見で「（五輪招致の）言い出しっぺだから、その責任はある」と答えるなど、三選出馬の意向を度々示していた。
来春の都知事選には、民主党が独自候補を擁立する方針を決めているほか、元足立区長の吉田万三氏（59）が共産党の推薦を得て立候補することを表明している。石原知事を巡っては、都議会与党の自民党が三選出馬を強く要請していた。
【日本経済新聞 2006/12/7】－－－－－－－－－－－－－－－－
オイラ石原慎太郎は好きですが、さすがに最近ケチな疑惑が多くて長期政権の弊害が出てきたなて思う。2016年の夏季五輪？どーでもイイですわ。
でも後継者がいませんし、対抗馬がなぁ～。
＞民主党が独自候補を擁立する方針を決めているほか、元足立区長の吉田万三氏（59）が共産党の推薦
↑コレですもんね。噂に寄れば民主党候補は田中康夫てな話しもあるそうな。
左傾化だけは勘弁してくれ～
さっきの道路の話しじゃないけどサヨク美濃部都政のせいで東京には高速環状線が出来なかったそうな。そんなもん大阪や名古屋にもあるし、高規格道路なら地方都市にもある。東京てやっぱりヘンだな。