福岡de三線@てーげー日記。。。

福岡の沖縄三線を楽しむ会「かりゆし会」です。三線仲間募集中です~♪

仙台へ。。。4日目

2012-03-04 | 被災地訪問。。。
やや二日酔いの朝を迎えた。

一面の銀世界を眺めながら、朝のコーヒー。


震災直後からボランティアに来ているおじさんから、いろいろな話を聞いた。

ボランティアセンターが私腹を肥やす職員で溢れていた話。

義援金をもらったおかげで、身を持ち崩してしまった人たちの話。


長くボランティアをやっていると嫌なことが見えてくるという。


話を聞いてるとお昼になってしまった。

最後に写真展示場に行くつもりだったが、帰りの飛行機の時間が迫ってきていた。

出発直前に空港に到着して、なんとか福岡に帰ることができた。


ざっと日記を書いてきたが、伝えきれてないことが多数ある。

気持ちを整理しながら、これから綴っていこうと思う。。。


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仙台へ。。。3日目

2012-03-04 | 被災地訪問。。。
昨日の散歩で見つけたデイサービスへ。


歌詞カードを配ると、さっそく大きな声で棒読みするおばあちゃん。

歌ではなく、朗読の時間になってしまったね。^^




昨日と同じように、

安里屋ユンタ、十九の春、ふるさと、赤とんぼ、花

お座敷小唄、上を向いて歩こう、お富さん




さらに、急遽宿で練習した宮城県民謡の斎太郎節と福岡民謡の炭坑節。

歌詞カードはなかったが、なじみの曲には自然と口が動いていたね。

最後はカチャーシーで盛り上がった♪


「また来てね~!」と笑顔で見送られて、仙台駅前の写真展示場へ。

この3日間で約5,000枚が持ち主に帰っていったそうだ。

何よりもうれしいことだね!




写真洗浄が縁で知り合った方の車で、少し離れたとこにあるグループホームに移動。

雪が降ってきた!


 

ちょうど正面に大きな窓があったので、雪景色を楽しみながらの演奏になった。

最後はみんなで記念写真。

楽しいひと時だった。

お菓子のお土産を頂いた♪




宿まで送ってもらい、オリオンビールで乾杯♪

近くのローソンで見つけたのだが、雪景色を眺めながらの沖縄のビールはオツだねぇ~


 

ゲストハウスには、個性的な人がやって来る。


昨年の7月に北海道から来てボランティアを続けているパワフルなおじさん!

車内で寝泊りしてボランティアに通い、夜はゲストハウスにやって来る。


東京から来ているフリーライターのお姉さん。

震災とギャンブル依存症についての取材中だった。


他にもボランティアに来ている人たち。

酒を飲みながらいろんな話が出来たね!


しかし、この日は少し飲みすぎた。

ワインボトル1本、空けてしまった。。。

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仙台へ。。。2

2012-03-04 | 被災地訪問。。。
6時前には起床。

コーヒー飲みながら、仙台の朝を楽しんだ。

今日の仙台は快晴♪




朝の散歩をしていると、デイサービスを発見!


三味線のボランティアは可能かと尋ねたら、満面の笑顔で

「みんな大好きです!」

明日の午前中に演奏する事になった。




JRで石巻に向かった。

松島海岸からは代行バスに乗り換える。




時間まで温泉に入る事にした。

観光案内所のおばちゃんは、徒歩10分で行けるよ~と言ったが、

坂道を20分以上歩いて、汗だくになって到着。

文字通り、汗を流した!




バスから、さらにJRに乗り換えて石巻に到着。

デイサービスの方が迎えに来てくれた。

園長から震災のことをいろいろ聞いた。

体験した方の話は、実に心にしみる。




おかげで準備する時間がなくなり、会場に行くとすぐに演奏となった。

いつもシーメイトでやってる曲だから、まあ問題はないが。

歌詞カードをコピーしてもらって、みんなで歌った。

最初は緊張していた様子だったが、すぐに打ち解けて、笑顔で歌ってくれたね~


仮設住宅で暮らしているおばあちゃんもいるとのこと。

「ふるさと」を歌っている時には、泣けてきた。


最後はカチャーシーを踊って盛り上がったね♪


その後はレンタサイクルで被災地を見て回るつもりだったが、園長が車で案内してくれる事になった♪

高台の日和山公園で石巻の被災地の全景を見た。

山積みされた車、瓦礫、地盤沈下した土地。。。




園長の説明を聞いたから、悲惨な状況がよく理解できたが

自分ひとりだったら、何がなんだか分からなかったかもいれない。








車で近づいてみると、悲惨な状況がさらに伝わってくる。

公園からは無傷に見えた家も、近づいてみると津波の爪跡が生々しく残っていた。

本当に大変な事が起きてしまったと実感した。

花束の写真は、園児たちが津波に飲まれた所だ。

あと10メートル移動していたら助かった場所だった。




ホット横丁でビール飲んで、石巻駅へ。

女川で被災した友人と再会。

今は石巻に避難している。


友人宅で津波の写真見せてもらった。

そして、目の前で繰り広げられたことを聞いた。


目の前を津波に飲まれた人が流されていったこと

屋上に避難していたひとが、波にさらわれたこと

津波の後は死体が散乱していたこと

遺体を運ぶ仕事をしたこと。。。


この世の地獄とは、こんなことを指すのだろうと思った。





一緒に牛タン食って、懐かしい旅の話をした。

「俺は頑張るよ!」

そのひとことが、うれしかったね♪


宿に戻って、宿泊者とワイン。

今夜もボランティアに来ている方と飲んだ。。。


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仙台へ。。。1日目

2012-03-04 | 被災地訪問。。。
福岡空港発16時すぎの便しか予約できなかったが、12時の便に乗れるかもしれないので、朝から空港へ。

幸運にも空席があり、午後2時には雪が舞う仙台に到着。

 
 
展望デッキに上がった。

あの時、仙台空港は津波に襲われて多くの航空機が流された。

今でも、その映像は鮮明に覚えている。



福岡で洗浄した写真が収集された若林区に向かって黙祷。

雪が舞う中に中学生らしき寂しげな男子がひとり。

彼の友人か家族が津波の犠牲になったのかもしれない。




電車で市内へ向かった。

扉の横にあるボタンを押さなければ、ドアが開かない。

降りる時も、ボタンを押さなければドアが開かない。

じーっと待ってても、ドアは開かないので注意が必要だ。

 

仙台駅で地図を手に入れて、近くの市民センターへ。

6階の体育館に被災地で収集された写真が、今日から展示されていた。

私が福岡で洗浄した写真も展示されていた。

全部で35万枚もあるらしい。

 

私も被災した友人の写真を探してみた。

バイクで旅をしていたやつだったから、あればすぐにわかるだろう。

しかし、バイクの写真はいくつかあったが、やつの写真は見当たらなかった。

 

傷ついた多くの写真を見ていると、なんとも言えない感情が湧いてきた。

地元ボランティアの代表が案内してくれて、いろいろお話を伺った。



「あった!あった~!」と声がした。

一冊のアルバムが持ち主に戻った瞬間だった。

この時ばかりは、うれしかったね~




宿へ向かった。

震災後にできたゲストハウスだった。

相部屋は安く利用でき、ボランティアの方がよく利用するようだ。


新潟からボランティアに来ている学生がいた。

一緒にワイン飲みながら、被災地の現状を聞かせてもらった。



フィリピンからの旅人がいた。

三線の興味を示したので、ちょいと三線体験会。

宿のギターを三線の調弦にして教えた。

「島唄」のイントロが弾けるようになったね!


なかなか素敵なゲストハウスの夜だった。。。

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