先日「役に立たない日々」という文庫本を読み、
自分が彼女に対して全く無知だったことを知りました。
1938年~2010年 昨年亡くなって居りました。
乳がんから骨に転移し、余命2年と宣告されてからの心境やら
生活振りを痛快なほどぶっ飛んだ語り口で描かれておりました。
佐野洋子という名前は見たことがあって、画家だったかしら?
程度に考えておりました。
なんて率直豪快、カッコイイの一語につきるオバーサンと
フアンになっていました。癌で通院の時、自動車で乗り付けることを
思いつきジャガーを買っちゃったんですから。(ジャガーという趣味ステキ!)
私が勝手に想像していた 佐野洋子 はまるで見当はずれで、
本人はこの写真の如く颯爽たる上等なセンスの画家・作家
しかも元谷川俊太郎の奥さんなのでした。
~へぇ~です。
武蔵野美大卒でベルリン留学、イラストレーター・画家・作家としても
沢山受賞されていました。
この「死ぬ気まんまん」はタイトルの直球ぶりの如く、
彼女の逝くまでの道のりを堂々の闊歩の豪快な文章で描かれています。
死に至る苦痛の道のりなのに、大したものです。尊敬致します。
※ エッセイー死ぬ気まんまんー
※ 対談 ー佐野洋子×平井達夫(築地神経クリニック理事長)
※ 知らなかったー黄金の谷のホスピスで考えたこと
※ 「旅先の人」ー関川夏央
解説めいたことを書きたく有りません。興味もたれたら是非ぜひご一読を
生と死のはざまになんて ステキなお仕事 を
なされたことかとため息が出ました。
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