goo blog サービス終了のお知らせ 

後だしじゃんけん日記

古い革袋に新しい酒?

熱海に行った!伊豆山神社に詣でました

2019年07月03日 | 読んだ
7月1日友人と熱海に行きました。
彼女がジャガランタの花を観たいと言ったから。
季節は過ぎかけて居ると案じながら、都合でこの日になって仕舞いました。
午後3時頃熱海駅に到着。
ホテルに行くためタクシーに乗ったら、
ガイドの資格が有るのでと観光を勧められ
その気になりました。
ジャガランタは些か花盛りを過ぎて居ましたが、
未だ未だ濃紫の花は健在でした。
親水公園の傍から川に沿って山路を上り
途中説明が入り
ブーゲンビリアの色とりどりの花を車窓から眺めました。
到着した処が伊豆山神社。




















約1時間半源頼朝と政子の話やら小泉今日子が寄贈した話をたっぷり聴いたのでした。
折から小雨も止んで思いがけない古事来歴を楽しめました。

ホテルは熱海後楽園ホテル。
海が目の前で、左手にはホテルぎっしりの
温泉熱海の景色が広がってそれはそれは
見事な立地なのです。
ホテルの写真は有りません。
くたびれてご馳走疲れもあったような。











鰻 しら澤

2019年05月26日 | 読んだ


1年に一回位は鰻を食べたいものだと
思いながら、手頃な場所に見付からず
我慢しておりました。
主人が存命の折りには麹町の秋本に連れて
行ってくれましたが最高でしたね。

今はちょっと遠くなってしまって一人で行く
には躊躇う私です。
しかし立川の鰻やを検索して見付けたのが
「しら澤」です。
判りにくい場所でしたので一度は諦めましが
尋ねてようやく辿り着きました。

立川市曙町1-9-21
042-524-5061

写真のようにとても美味しく満足でした。


「素敵なご臨終」 広橋猛 著

2019年01月14日 | 読んだ

 

 お断りさせて頂きますが、著者のお名前「ひろはし」のひろの漢字が

 私のPCではでてまいりません。

 

サブタイトルに「後悔しない、大切な人のおくりかた」とあります。

それにしても「素敵なご臨終」ってミュージカルのタイトルみたいですね・・・・

私にとってこの本は「スマートにあの世に着地するには?」なんですよ

「死」に対する気持ちは百人百様で、一人の人間でも歳によってもその日の気分でも

違っていて正直の処、話題にするのにためらいます。

しかし何人かは80歳を過ぎた頃から「自分の死」に対しての会話が可能になって

きました。その方達とは尊厳死の希望とかそのための書類の作成などを

話し合って来ました。   「うまく死ねるといいね~」

 

 さてこの本の著者は緩和ケアの専門医ですが、その前は癌の医師でしたから

 癌の末期の緩和についてとても詳しく記述されています。

 私は何で逝くか判らないので一般的な死亡についても、もっと知りたく

 思いました。

 それから「緩和ケア病棟はがん患者しか入院できない」 ショック

 「はぁ」では他の病気の死を待つ患者の緩和ケアはどうなるの

 

 しかしこの本ではとても具体的に死に至る容体とか、なされる医療が書かれ、

 それを読むと担当の医師の思惑・技術・哲学などが問われてしまうのです。

 

 使われる薬剤の名前など明記されています。

 良心の許す限り書かれたと思われ感謝申し上げます。

 内容はとてもここでは記せません。興味をもたれましたらご一読を

 

 そして私が知る知人の「死の現場」の矛盾を思い出しました・・・・

 「あれでは困る 病院ナニ考えてる」  でした・・・・

 

 そして自分の死に際の対処への希望と準備こそ「終活の果」ですかね

 

     うまくいきますように・・・・・

 


「冥界からの電話」佐藤愛子著

2019年01月11日 | 読んだ

 

 佐藤愛子の著作はシリアスなものであれ、コミカルなものであれとても読みやすく

 大好きですが、とりわけ怪奇現象に会った話はエッセイでも小説でも

 読まずには居れません。

 そして私はまるまる信じて、信じる自分を気に入っております。

 読みやすくと書きましたがそれは単に安易というのではなく一本筋が

 通って作家としての筆力や魅力が尽きて居りません。

 瀬戸内寂聴さんもそうですが、一層腹が据わってご立派な事だと

 想わせて頂くばかりです。

 この小説は帯に「これは本当にあった話です。無理に信じよとはいいません」

 とあり、知人のお医者様との電話のやりとりが中心で、その医師が ひふみ と

 いう少女と交わした電話の話を聞いて書かれたとありました。

 少女は医師の講演会に出て、その感想を医師に送ります。

 そこに記されたケイタイの番号をみて医師はひふみに電話をします。

 何度かひふみと先生は電話でやりとりがあって・・・・・

 

 医師は愛子さんとは親しくて「霊的」な世界の認識も同様なのでした。

 

 ひふみと先生は会って食事をする約束をしました。

 が、彼女は現れず・・・・その後かかってきた電話は彼女の兄からでした。

    冥界からの電話はそれ以降の話です。

 私は息もつかずにこの小説に引っ張れて最後まで読んでしまいました。

 そしてブログに入れようと再度読了しました。

 「これは本当にあった話なんでしょう・・・」と想いました。

 佐藤愛子の話は随筆であれ小説であれ、誇張があろうとサーヴィスであろうと

 私には心地よく届くのです。

 

    霊界と言いましょうか怪奇現象と言いましょうか

    私はこの身この耳で体験したことはありません。

    しかし不思議な事は色々あります・・・・・

    「なんで?どうして?」と想いながら

     スルーしてしまう私は「まぁいいか」の人なんでしょうね


「府中 三億円事件を計画・実行したのは私です」白田

2018年12月13日 | 読んだ

 真相を告白する文章がネットの小説投稿サイトにアップされ、情報は

 SNS上に流れ、やがてポプラ社から12月10日に発刊されました。

 私はこの手の出版物が大好きな次男に送ろうとamazonから取り寄せ

 アッという間に読了いたしました。

 事件は1968年12月10日発生。

 日本信託銀行の現金輸送車が運んでいた東芝の従業員ボーナス3億円が

 白バイに留められ奪われたのでした。

 当時私は35歳で幼児2人を抱え主婦業真っただ中でしたが、決して

 忘れることのない事件でした。悲惨な被害者の姿もなく鮮やかな手口だけが

 雑誌や読み物で追っかけられておりました。

 

 「私は犯人」と名乗り出た作品は今度が初めてです・・・・

 既にnetでも真犯人による告白小説の真偽を分析・解説する文章も多く

 見られます。

 50年前、作者は大学生(中退するが)当時の大学生の生態がよく描かれていて

 共謀する友人 省吾 の暴走族上がりの生き様もイキイキと描かれています。

 二人の女子大生まるで違う2人ですが、存在感が鮮やか。

 私は読みながら、この作者こそ犯人でしょう・・・と想いたい気持ちが

 深まってきて読了後は「犯人は白田でいいよネ」の心境でした。

 

   これは作者の「省吾へのオマージュ」でありましょう・・・・

 

 この自白文の最後で、省吾の死についてかかせて頂きたい。

 そうです。 これこそが、私の本当の罪だからです。

 ---彼は、私が殺したのです。

 

   しかし ここには3億円がどうなったか?!

 いっさい 書かれておりません・・・・


おとなのための「1分音読」山口謡司著

2018年12月11日 | 読んだ

 

  日に日に身体能力は退化するばかり・・・・

 「死」が近ければ当然の事ではありますが、「劣化」を誤魔化したい

 しかも苦しい努力はナシにして・・・・という私であります。

 

 そこに「気持ちが落ち着く」「やる気が出る」「ストレス解消」「脳の活性化」

 「誤嚥性肺炎の予防」のサブタイトルの本を見つけました。

       早速の  AMAZON  

  届いてページをめくるや、もう音読し始めて居りました

     第1章 元気が出る音読

     第2章 気持ちが落ち着く音読

     第3章 音やセリフを楽しむ音読

 

 どのページの文章も世にいう名文中の名文なのでした。

 そこには素晴らしい日本語の名刀の羅列がありました

 フォントも大きく、かなも振ってあり、格調高い日本語が・・・・

 

 私は、これも知ってる、これも読んだ・・・・とページをめくりましたが、

 事実は完読していても、極々の浅読み。

 自身を恥じ入りましたが、今この1ページに出会いました事。幸いでした。

 

   きっとこれは死ぬまで続けられるでしょう