スーパーヨッシーのギラギラ行こうか

自閉症のイモッチ(中3)、アニメオタクのオネッチ(高3)、と苦闘するママッチの様子をマイペースでお伝えしています。

豪華幕の内弁当のような一日

2006-05-22 | 療育

昨日の土曜日はいろんなことがあり、いろんなことを考えました。「豪華幕の内弁当」とはそういう意味です。ちょっと長くなりますよ。

今日は久々の診察の日でした。イモッチを診て頂いている病院は高速を乗り継いで約1時間の距離にあります。三年生になって初めての診察でしたが、ママッチが状況報告をして、その方向でOKとのことでした。具体的な指示や指針は今回あまりありませんでしたが、ママッチはウンウンとうなづいてもらえるだけでも、やっていることへの評価が得られ、心の支えになるそうです。いろんな人たちとつながってはいても、やはり専門医が最後の砦というか、心の寄り所みたいですよ。でも、この次の予定は10月。もう少し頻度を上げたいところですが、今問題を抱えて困っている家族がとても多く、平日の診察は一人10分の時間しか裂けないそうです。初診に至っては3年待ちだとか。自閉症を診てもらえる専門機関なんて県内に数箇所しかありません。今困っていても数年間、待たなければなりません。決して埋め戻すことの出来ない長さですよね。我が家だって、もっと診て頂きたい、相談にのって欲しいと思うことは多々ありますが、幸い薬は服用せずに済んでいるので、診て頂けるだけありがたいのでしょうね。発達障碍系は勿論、一般の小児科医すら絶対的な数不足です。少子高齢化時代を向かえ、そんなことはもう十年も前から予測できるのに政府の無策ぶりには、ただただ残念というしかありません。


訪れた病院は、比較的海の近くにあります。我が家から海は遠いので、通院の帰りに海へ行くことが多く、昨日も近くの人工島の砂浜に行きました。とても大きな風力発電機が2基あります。下を通る時に、もしネジがゆるんでプロペラが落ちてきたらどうしようと思いますが、その時はその時ですね。


海を見るなりイモッチには水着を要求されましたが、持って来ませんでした。さすがに5月では水はまだ冷たいです。でも靴下を脱ぎ、ズボンの裾をめくって浅瀬の部分で遊びました。イモッチは波が引いていく時の砂の動きの感触がたまらなく好きみたいで、足だけでなく手も砂につけて楽しんでいました。しゃがんだりした時にズボンのお尻が濡れてしまいました。濡れた感触が嫌いなので、その場でパンツまで脱いでしまうかなと心配しましたが、今日は車に戻って着替えることを伝えたところ、それまで我慢することが出来ました。


近くの売店で焼そばを買って食べました。そしてお約束のかき氷です。これまたお約束のイチゴ味。真冬でも関係なしです。室内ならともかく外でも食べます。食べる方も食べる方ですが、売る方も売る方ですね。買ってやる方が一番いけないのかな?


砂浜に隣接する広大な芝生広場では、無茶苦茶大規模なグランドゴルフ大会が行われていました。千人は優に超える年配の方々が参加されていました。今の老人方は本当に元気ですね。2007年問題ではありませんが、今後、団塊世代がさらに仲間入りをします。今日は長くなりそうなので、言いたいことだけ書きます。充実した余生も結構ですが、いろんな形で地域貢献に参加して下さい。皆さん方の力を借りなければ、これからの世の中、やっていけないのです。お願いしますね。

夜、ママッチはバイト先の介護施設の仲間と飲み会でした。晩御飯は娘たちの好きな宅配ピザを頼みました。好きと言ってもイモッチはトッピングだけを食べます。生地は食べません。お皿と勘違いしているのでしょうか?それはオーバーかも知れませんが、少ししか食べませんでした。

イモッチのお風呂はオネッチが入れてくれました。僕が入れてやっても良かったのですが、午前中の専門医の先生に「そろそろ一緒に入らない方がいいですよ。」とアドパイスを頂いたばかりだったのでオネッチに頼みました。もうイモッチとお風呂に入る機会はないのかも知れません。何か寂しいなぁ。ここだけの話ですが、オネッチとは5年生まで一緒に入っていたので、3年生で知的障碍のあるイモッチと入れないというのは、ちょっと複雑な想いです。

風呂上り後は、ゲームキューブのパーティーゲームをしました。最初は三人でやろうとオネッチが設定しているとイモッチが愚図り始めました。最初は一人でやりたいのかなぁと思っていたら、「二人でする」とのこと。「おとうさんとする?」と聞くと「おねえちゃんとする」だそうですわ。オネッチは少し嬉しそうでした。こうやって男は家庭から離れて行くのだなと思いました。

ゲームが終わったら寝る時間です。ママッチから「盛り上がっていて、帰りは遅くなる(後日談ですが、カラオケで得意のピンクレディーを振り付きで歌ってきたそうです。仲間がいるのかょっ!)」とメールが入っていたので、これまた久し振りに僕と寝ることにしました。とは言ってもこれも例外処理なので、嫌がるかなぁと思いましたが、そうでもない様子。ただずっと訳のわからないことを喋っていて眠りそうもなかったので、「じゃあ一人で寝なさい」と言って、床を離れようとしたところ、腕をつかみ、行かないで~のご様子。『カワイイじゃん』。夢見心地で添い寝をしていたら、寝てくれたようです。実は僕も寝てしまいました。しばらくして気がつくと、チャイムの音が聞こえます。『誰だ!こんな時間に!』と思い玄関へ行くと、そこには鍵を忘れていったママッチがいました。30分くらい玄関前でたたずんでいたらしいです。電話を鳴らしたり、チャイムを鳴らしたりしながら。部屋に入るなり小言を言われましたが、30分で入れただけラッキーと思って欲しいです。一緒に寝てくれた様子を話したら、「これなら泊まりも大丈夫だな」って、おいおい勘弁してよ~。いいなぁ、その性格。

やっぱり長くなってしまいました。最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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2 コメント

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いいですねえ♪ (candy)
2006-05-27 00:03:28
> ママッチはウンウンとうなづいてもらえるだけでも、やっていることへの評価が得られ、心の支えになるそうです。



あー、わかります!

ああしなさい、こうしてみたら…というアドバイスももちろんありがたいのですが、まず今の自分や子どものことを肯定してもらえるのって嬉しいですし、これからも頑張ろうという気になれます。

自閉症の専門家のご意見はわかりませんが、私の経験ではお医者さんの「こうしてみてはどうですか?」は、あまり現実にそぐわないというか『そんなことができてたら相談に来ないって!』というような事が多かったんです。

(自閉専門ではなく、小児神経科とか精神科とか、そういうお医者さんだったせいもあるかもしれません)

それにしても遠いし間隔もあいて大変ですね。

もっとあちこちに専門の施設ができるといいのに…今は逆に削られる方向にあるのでしょうか?



イモッチちゃん、お父さんに添い寝をせがむなんで可愛いですね

うちの娘は寝るときは夫のそばは嫌がります。

夫は悔しがりますが、「だって女の子同士だもんね!」と結託する娘と私



ママッチの「これなら泊まりも大丈夫だな」、ナイス

今度ピンクレディーデュエットしましょうね

(ママッチさんはどっち?私はミーちゃんだでね~ケイちゃんやってちょーす?)
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candy さんへ (のんびりヨッシー)
2006-05-27 03:02:45
よう読んでちょーた。ありがとね。



えっ今更ながらミーちゃんとケイちゃんで振りが違うのですか?ママッチはどちらかというとスーちゃんかな?誕生日は西村知美さんと一緒です。うーん、確かに天然が…いや、何でもないです。
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