尼崎脱線事故に思うこと

４月２５日月曜日の朝９時過ぎに兵庫県尼崎市のＪＲ福知山線で甚大な脱線事故が発生し、死者は遂に１００人を越してしまいました。ケガをされた方も４００名以上と私の記憶の中では最大の事故です。尼崎市というのは、私が産まれた頃に私の両親が住んでいた所なので、事故に関しても少し身近に感じます。
　原因については、スピードオーバーや置き石など様々な憶測が飛び交っています。はっきりしたことはまだ分かっていないようですが、そんな中、運転手の名前が公開されたり、過去に起こした失敗等が真しやかに報じられています。状況からして運転手は恐らく帰らぬ人となってしまっているのでしょう。彼には親を含めた親戚は勿論、家族だっているのかも知れません。１００％彼の失敗だとしても、１００％彼の責任ではない筈です。それに名前を公開する意味が私には分かりません。今回の事故に関係なく、世の中は他人に対して冷たく厳しくなっているように思えます。基本的にみんなが大らかで、許し合い、助け合えば、もっともっと素晴らしい世の中になると思います。
　亡くなられた方や、その家族、友達、仲間の皆様、慎んでお悔み申し上げます。その死が無駄にならぬ様、安全な交通社会に近づくことを祈念致します。