ともちゃんの のんびり登山教室

分県登山ガイド「大阪府の山」(山と渓谷社)著者の岡田知子が
ご案内する登山教室。
のんびり、ゆるゆると山に登ります。

2018年8月7日 台高山脈北部の稜線を縦走 ~伊勢辻山、赤ゾレ山

2018-08-27 22:15:37 | 人数限定登山


高見山の大峠駐車場でクルマから出ると、空気がひんやりとしていました。各地の猛暑をよそに、
今日の山歩きは涼しくなりそうです。









今日のコースは主に稜線歩きとなり、細かいアップダウンが続きます。








美しい雑木林の尾根道。








ミニチュアのリンゴかナシみたいな実が落ちていました。ヤマナシかと思って後で調べたら、
オオウラジロノキ(バラ科リンゴ属)の実のようです。








まずは雲ヶ瀬山(1075m)で記念撮影。








伐採された尾根。曇ってくれたおかげで、強い日差しを浴びることなく歩けました。








立派な枝ぶりのブナの木。








次は伊勢辻山(1290m)。








硯池に向かいます。








池がハート形に見えてインスタ映えするというkとで、訪れる人が増えているとかいないとか。
ハートに見える?








帰路は同じルートをたどります。








霧が出て、往路とは違う景色になりました。
「今日も、誰にも合わなかったねー。」






こんな静かな山歩きがしたくなったら、メッセージください。




                      

講座の予定です。

















2018年7月31日~8月2日 八ヶ岳・赤岳に挑戦!

2018-08-27 17:47:48 | 人数限定登山
遊山トレッキングサービスと言えばのんびりゆったり登山の代名詞となりつつありますが(?)、
そろそろ岩場のある3000メートル峰にもチャレンジしましょうと企画すると、
「私にも行けるかしら?」
「がんばってみたい!」
と、名乗りをあげた4名様。







1日目は赤岳山荘に宿泊。標高1700mなのに、日なたは暑い!








豪華な夕食。明日はがんばりましょう!カンパーイ!!








メニューはなんと、ステーキです!柔らかくておいしいお肉でした。
その他、手作りの煮物や漬物もおいしくて、今日はクルマに乗っていただけなのに、ご飯がすすみました。

赤岳山荘ではお風呂もいただけます。大きな湯舟でゆったりお湯につかることができました。

日が沈むと気温も下がり、快適に眠ることができました。







2日目。朝食のおかずもおいしい!








「行ってきまーす!」







しばらくは未舗装の林道を歩きます。道端にキバナミヤマオダマキ(キンポウゲ科オダマキ属)が咲いて
いました。







ノウゴウイチゴ(バラ科オランダイチゴ属)の実がたくさんなっていました。こんなにちっちゃいのに、
ちゃんとイチゴの形してます。







サルナシの実もありました。食べられる植物を見つけるの、特技なんです。あ、これはまだ熟してないので
食べられないし、国定公園内なのでそもそも動植物や鉱物を含むすべてのものの採取は禁止されています。








シモツケソウ(バラ科シモツケソウ属)。








イワシャジン(キキョウ科ツリガネニンジン属)






ハマウツボ科

コゴメグサ(ハマウツボ科コゴメグサ属)。








登山道に入り、美しい沢の流れを見ながら歩きます。








行者小屋に着きました。カレーはもちろん、パスタや牛丼、つけ麺など、山小屋にしてはメニューが豊富。
ハンドドリップのコーヒーが400円とはありがたいですね。







氷がたくさん入った、冷たーいレモネードをいただきました。








登山道の整備にMAMMUTが大いに関わっているらしく、鉄筋にロゴマークが。







木材にもMAMMUTロゴが!








若いシカは好奇心が旺盛なのか、逃げもせずにじっと私たちを見るどころか、近づいてきました。
「シカせんべいはないでー。」








いよいよ急登の始まりです。








階段、ハシゴ、クサリ場が連続します。








地蔵ノ頭で、風を除けながら少し休憩。








稜線を歩き始めると、ガスが出てきました。








コマクサ(ケマンソウ亜科コマクサ属)が咲いていました!








えっ?こんなところにまで?という場所にも咲いています。








遠くに、白花も見つけました。








綿毛が開く前のチングルマ。ゴッホの描くイトスギのような、トロール人形のような、愛嬌のある形です。



⇑トロール人形







イワベンケイ(ベンケイソウ科イワベンケイ属)。雌雄異株なんだそうです。これは雌株の実かな。








振り返ると、お客様3人が同じ恰好をしている(笑)







赤岳頂上山荘に着きました!みんなでハイタッチ。








山荘に荷物を置き、山頂に向かいました。念願の赤岳山頂~!
「登れるかどうか、不安やったけど来れた~!」
「嬉しいー!」
そんな声を聞いて、こちらまで嬉しくなりました。








山からのご褒美は、神々しいブロッケン現象。








おいしい夕食をいただきました。







味噌汁ではなく、洋風のスープでした。








日の入りを待っていたらガスで真っ白になり、他の人たちは諦めて山荘に入ってしまいました。
辛抱強く待っていたら、周りが真っ赤になってきました。なんだか禍々しいような、神秘的な
ような雰囲気の空に。








3日目の朝。日の出はちゃんと見られました。








うっすらと富士山も見えました。








昨日と違って、すっきりと晴れた景色をバックに、もう一度写真を撮ることができました。








文三郎道を、注意深く下ります。








色鮮やかなタカネシオガマ(ハマウツボ科シオガマギク属)。








行者小屋で、優雅にコーヒータイム。おいしゅうございました。








往路は北沢を通ったのですが、復路は南沢をたどりました。北沢コースとは違う花が見られてまた楽し。

これはタマガワホトトギス(ユリ科ホトトギス属)。








赤岳山荘に戻ってきました。女将さんが出迎えてくれました。








麺類ならできるということで、うどんやそばで昼食しました。








帰りに尖石温泉縄文の湯で疲れを癒しました。





こんなチャレンジがしたくなったらメッセージください。





                      

講座の予定です。




















2018年7月24-25日 おてがる北アルプス! 西穂独標

2018-08-27 15:12:14 | 人数限定登山


この夏の炎暑(!)を逃れて、ロープウェイで一気に標高2,156mまで。
日本唯一の2階建てのロープウェイ。うっかり(?)2階に乗ってしまいましたが、1階のほうが
ずいぶん空いていました。








さて、西穂山荘に向かって出発ー!








キヌガサソウ(メランチウム科キヌガサソウ属)がたくさん咲いていました。でっかい!








コイチョウラン(ラン科コイチョウラン属)も見つけました。








すぐそばにはイチヤクソウ(ツツジ科イチヤクソウ属)も。








ゴゼンタチバナ(ミズキ科ミズキ属)も満開。








ギンリョウソウ(ツツジ科ギンリョウソウ属)。これがツツジの仲間だとは?!








ウスタケ(ラッパタケ科ラッパタケ属)を見つけました。変な形。








マイヅルソウ(スズラン亜科マイヅルソウ属)も可愛い。








ハクサンフウロ(フウロソウ科フウロソウ属)。








トリカブト(キンポウゲ科トリカブト属)。








ヤマハハコ(キク科ヤマハハコ属)の群落。







西穂山荘に到着!








食堂の大きな窓から、周辺の山々を見ながら食事できます。









温かい食事と生ビール!最高です!








幸せだなあ!








部屋の窓から、日の入りの瞬間を見ることができました。








涼しく快適な夜を過ごした後は、おいしい朝食!








腹ごしらえして、独標に向けて、いざ出発!








焼岳がよく見えました。








丸山に到着。
「マル~!」とポーズして撮影。







その様子を、ホシガラスが呆れて見ていた・・・かどうか。








リンネソウ(スイカズラ科リンネソウ属)。茎が二股に分かれて花を付けることから「メオトバナ
(夫婦花)」と呼ばれていたとか。

分類学の基礎を築いたカール・フォン・リンネがこの植物を愛好しており、この種を記録した際に
自らの名前を学名(属名Linnaea borealis L.)に付けた。和名もそれにちなんでいる。
(ウィキペディアより)








花びらに毛がないのがイワギキョウ(キキョウ科ホタルブクロ属)。








花びらの縁に毛のあるのがチシマギキョウ(キキョウ科ホタルブクロ属)。







ミヤマダイコンソウ(バラ科ダイコンソウ属)。








トウヤクリンドウは、まだつぼみでした。








可愛い花々がしんどさを紛らしてくれます。








上高地がよく見えます。バスターミナルにバスが行儀よく並んでますね。








視線を移すと、ロープウェイが見えました。








西穂独標に到着~!







上りの途中で見たトウヤクリンドウが、下山時には花が開いてました!








西穂山荘に戻ってきました。別館ではお土産物のほか、コーヒーやお酒、名物の西穂ラーメンも
提供しています。








じゃーん!これが名物の西穂らーめん!!飛騨高山の極細縮れ麺の生麺を使っているので、標高が
高くて沸点が90℃くらいでも芯が残りません。こだわりのオリジナルスープがおいしいラーメンです。









満腹になったところで、下山開始。








早い時間なので下山のロープウェイはガラ空き。

平湯温泉「ひらゆの森」でさっぱりしてから、炎暑の関西に帰ったのでした。




涼しい山に逃げ出したくなったらメッセージください。

                      

講座の予定です。