遊山トレッキングサービスと言えばのんびりゆったり登山の代名詞となりつつありますが(?)、
そろそろ岩場のある3000メートル峰にもチャレンジしましょうと企画すると、
「私にも行けるかしら?」
「がんばってみたい!」
と、名乗りをあげた4名様。
1日目は赤岳山荘に宿泊。標高1700mなのに、日なたは暑い!
豪華な夕食。明日はがんばりましょう!カンパーイ!!
メニューはなんと、ステーキです!柔らかくておいしいお肉でした。
その他、手作りの煮物や漬物もおいしくて、今日はクルマに乗っていただけなのに、ご飯がすすみました。
赤岳山荘ではお風呂もいただけます。大きな湯舟でゆったりお湯につかることができました。
日が沈むと気温も下がり、快適に眠ることができました。
2日目。朝食のおかずもおいしい!
「行ってきまーす!」
しばらくは未舗装の林道を歩きます。道端にキバナミヤマオダマキ(キンポウゲ科オダマキ属)が咲いて
いました。
ノウゴウイチゴ(バラ科オランダイチゴ属)の実がたくさんなっていました。こんなにちっちゃいのに、
ちゃんとイチゴの形してます。
サルナシの実もありました。食べられる植物を見つけるの、特技なんです。あ、これはまだ熟してないので
食べられないし、国定公園内なのでそもそも動植物や鉱物を含むすべてのものの採取は禁止されています。
シモツケソウ(バラ科シモツケソウ属)。
イワシャジン(キキョウ科ツリガネニンジン属)
ハマウツボ科
コゴメグサ(ハマウツボ科コゴメグサ属)。
登山道に入り、美しい沢の流れを見ながら歩きます。
行者小屋に着きました。カレーはもちろん、パスタや牛丼、つけ麺など、山小屋にしてはメニューが豊富。
ハンドドリップのコーヒーが400円とはありがたいですね。
氷がたくさん入った、冷たーいレモネードをいただきました。
登山道の整備にMAMMUTが大いに関わっているらしく、鉄筋にロゴマークが。
木材にもMAMMUTロゴが!
若いシカは好奇心が旺盛なのか、逃げもせずにじっと私たちを見るどころか、近づいてきました。
「シカせんべいはないでー。」
いよいよ急登の始まりです。
階段、ハシゴ、クサリ場が連続します。
地蔵ノ頭で、風を除けながら少し休憩。
稜線を歩き始めると、ガスが出てきました。
コマクサ(ケマンソウ亜科コマクサ属)が咲いていました!
えっ?こんなところにまで?という場所にも咲いています。
遠くに、白花も見つけました。
綿毛が開く前のチングルマ。ゴッホの描くイトスギのような、トロール人形のような、愛嬌のある形です。
⇑トロール人形
イワベンケイ(ベンケイソウ科イワベンケイ属)。雌雄異株なんだそうです。これは雌株の実かな。
振り返ると、お客様3人が同じ恰好をしている(笑)
赤岳頂上山荘に着きました!みんなでハイタッチ。
山荘に荷物を置き、山頂に向かいました。念願の赤岳山頂~!
「登れるかどうか、不安やったけど来れた~!」
「嬉しいー!」
そんな声を聞いて、こちらまで嬉しくなりました。
山からのご褒美は、神々しいブロッケン現象。
おいしい夕食をいただきました。
味噌汁ではなく、洋風のスープでした。
日の入りを待っていたらガスで真っ白になり、他の人たちは諦めて山荘に入ってしまいました。
辛抱強く待っていたら、周りが真っ赤になってきました。なんだか禍々しいような、神秘的な
ような雰囲気の空に。
3日目の朝。日の出はちゃんと見られました。
うっすらと富士山も見えました。
昨日と違って、すっきりと晴れた景色をバックに、もう一度写真を撮ることができました。
文三郎道を、注意深く下ります。
色鮮やかなタカネシオガマ(ハマウツボ科シオガマギク属)。
行者小屋で、優雅にコーヒータイム。おいしゅうございました。
往路は北沢を通ったのですが、復路は南沢をたどりました。北沢コースとは違う花が見られてまた楽し。
これはタマガワホトトギス(ユリ科ホトトギス属)。
赤岳山荘に戻ってきました。女将さんが出迎えてくれました。
麺類ならできるということで、うどんやそばで昼食しました。
帰りに
尖石温泉縄文の湯で疲れを癒しました。
こんなチャレンジがしたくなったらメッセージください。
講座の予定です。