駿介の私へのクリスマスプレゼント。
「パパ、いつも会いに来てくれてありがとう。
僕はパパの顔を見ると元気が出ます!」
赤い袋に入っていた。
ラップに入ってリボン付。
一生懸命書いたメリークリスマス。
暖かそうな帽子をかぶったサンタクロース。
これは私であろうか。
メッセージを伝えるためにこんなに大事に包装されている。
養護学校の先生に感謝。
最高のプレゼントのはずが、息が詰まってくるしい。
プレゼント。
得したと思えるとき、人を幸せになるという。
しかし、駿介のプレゼントは体にグザリッ。
自分の何もしてやれないもどかしさ、力なさを感じる。
何か駿介にしてやれることはないのか・・・
病院ではその答えが見つからず、駿介の顔をただ見つめていた。
駿介、お前は何をしてほしいのか?
変なお父さんと思っていたろう。
幸せであってほしい。
強くそう思う。
生きていてくれと叫んだ時のように。
そうか、駿介のメッセージは私が幸せであることを強く思えということか。
決心しろということか。
気まぐれでなく、いつも心から幸せであれとお前は言っているのか。
阿波に帰って駿介のプレゼントを見て、しみじみ思った。
「メリークリスマス」
暖かい帽子をかぶって素直に言おう。
幸せいっぱいの笑顔で。
ただ、駿介の顔を見るのがうれしいから。
こんなすばらしいプレゼントをいただく父があろうか。
パパは幸せです。
最高の息子と出会えて・・・
改めて駿介に聞こえるように大きな声でいう
「メリークリスマス」