真庭のまちづくりトークサロンに出かけた。
勝山保険福祉センター「もくせい」
勝山庁舎の横で入口に水車を見つける。
とってもいい建物。
サロンをするにはもってこい。
今日のテーマ「しょうがい者就労」
岡山ビゴーレのFW杉井さんが実行委員で自らの望みをテーマとした。
脳性マヒの彼は32歳。
今はディセンター真庭で名刺を作っている。
給料は1万5千円ぐらい。
サッカーをするのにお金がいる。
普通の会社で働きたいと声を上げて行動を起こした。
手伝わないわけにはいかない。
進行を引き受けた。
ヴィゴーレの仲間もやってきた。
まちづくりは「・・したい」から始まるのではないか。
これを出発点にすることが一番。
岡山ヴィゴーレは「サッカーをやりたい」と言った筋ジスの下山さんから始まったと電動車椅子サッカーを紹介。
自己紹介。
ここで核心に迫る問題点が浮き彫りに。
進行は少しその迫力に圧倒される。
しかしここで負けてはいけない。
私の腕の見せ所。
DVD「働くココロ」を観た感想。
障害を持って働いている人に濱家アナウンサーがインタビュー。
「目標をもって仕事にとりくむ」
「みんな仲よく仕事が出来る」
「楽しい。やりがいがある」
みなさんに感想を聞く。
私も働いているけれども楽しく仲よく働いているだろうか。
本来働くことは楽しいし、幸せなんだ。
働くことの喜びを忘れている。
むずかしく仕事をしている。
働く幸せを忘れてしまっている。
「あなたは幸せに働いていますか」と問いかけた。
もちろん、自分への問いかけでもある。
よく
といいますが具体的に描けますか。
私は「障害者でも働ける社会だ」と持論を展開。
よく、障害者が働きたいといったら、行政がやることと逃げる人が居る。
もちろん、その日も来ていただいた津山障害者就業・生活支援センターの方はおられる。
しかし、その人に任せているだけでは解決できない。
ここにいるあなたが自分の問題と捉え、できることをやり、助け合わないと。
1人の障害者の声はみんなの声。
県北親の会ネットは団結して療育センターを要望したと紹介。
どうぞこれを出発点にして中間支援組織の取り組むテーマの最重要テーマとしていただきたいと結ぶ。
あとからの質問。
普通の人も働けないのに障害者が・・・
障害があってもなくても、働く意欲のある人が働ける「あたりまえ」の社会へ。
働く意欲がある人は仕事が見つかるのではと。
探せば、高望みしなければ・・・
出来ることをやる。
それの積み重ね。
根源的課題。
ディセンター真庭で働いている杉井さんの就労は福祉的就労。
給料1万5千円。
普通の10分の1。
これの解決は「日本でいちばん大切にしたい会社」日本理化学工業株式会社の大山会長の提案が目からうろこ。
ベルギー方式といい、ヨーロッパに広がっている。
障害者を雇用した企業に国が最低賃金を助成するもの。
障害者を施設で面倒を見ると一年で500万円かかる。
最低賃金分の負担なら150万円。
国は財源を節約でき、
企業は障害者を雇用でき、
障害者は働きながら地域で暮らせる。
三方一両得のしくみ。
用はお金の使い方。
日本では、障害者の幸せのすべてを福祉施設の中で完結させようとする。
そのため、施設の中に作業所を作って、そこで障害者に働く場を提供する。
ベルギーでは「行政がお金をかけて施設をケアするよりも、企業に最低賃金を払って雇用してもらったほうが合理的」と考えた。
あと一つみんなに紹介したかったができなかった「商売繁盛の恵比寿様は障害者であった話」
これは長くなるので2月2日のブログをみてみて・・・
山田尚公はいい奴だ。
私が障害者の父であると知って、障害者は「福の神」と教えてくれた。
障害者を大事にした家は栄える。
地域は栄える。
日本は栄えると。
最後に大山泰弘さんの言葉。
「会社は、売り上げを上げるために、利益を上げるために存在しているのではありません。
本当に人々に必要とされ、社員たちも誇りをもって働くことができる。
その結果、みんなが幸福を感じることができる。
そんな会社になるために存在しているのです」
世の中、金のための存在しているのではありません。
金は道具。
目的ではない。
あたりまえですが・・・