一日の波が大きく、深夜は元気になったのかと勘違いしてしまうほどしっかりとした足取りで徘徊していたエマーブル。
午前中は呼吸も安定してぐっすりと横になって眠っていました。
ところがお昼前から急変し、自分で起き上がることもできず、キャンと泣いて転げまわるようにもがいています。
一気に苦しみ始めるエマーブルを見て、ようやく覚悟を決めました。
昨日の夜、先生からエマーブルを心配して電話をいただきました。
エマーブルはもう十分頑張っているし、できる限りの最大の治療もしたので、あとは静かに最後の時間を一緒に過ごしてあげてくださいと。
最初に重度の肺水腫になった段階で、回復する子は10頭に1頭もいないくらい難しいことだったのです。
今では壊れた心臓の上に腎臓や膵臓も極端に悪く、尿毒症にもなっている。
もう治る見込みはないのですね。
生きているのが不思議な状態なのです。
覚悟は十分しているつもりでしたが、調子のいい時のエマーブルを見られるので、まだ頑張ってほしいと願っている自分がいました。
こんなに苦しんでいるエマーブルに、まだ頑張ってほしいなんて、なんて勝手なのでしょう。
せめて私にできることは最後まで一緒に過ごし、見守ることしかありません。