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信虎。

奥会津を中心に、綺麗事抜きにざっくばらん。

鳴子

2014-11-24 20:02:50 | 出向
久々に鳴子の温泉に行ってきた。

この数日前より風邪をこじらせており、プレコール持続性カプセルを栄養ドリンクで流し込む…
通称『カクテル療法w』という荒業を用いての出向であった。
揺れる東北本線の車内で意識が朦朧、気を失ってしまったかのような堕ち方だった。

漂う硫黄の匂い…鳴子温泉駅に到着だ。

photo by nobutora_2008 from フォトフレンド for マイポケット

宿は駅から10分ほど、坂を下った国道沿いにあった…荷物を降ろし、温泉街の散策へと向かう。
午後7時、体がだるかったので晩飯でも食おうと思い飯屋をのぞき込む。
ところが、駅付近の飯屋は準備中になってしまっていた…さっきまでは確かに開いていたのに。

宿へと戻る道の途中、目立たない奥まった場所にあった定食屋の暖簾越しに光が見えた。
小さな駐車場には、店の車だけが寂しげに停まっていた…暖簾をくぐり、ガラガラとドアを開ける。
「すいませーん、あのーすいませーん。」
「はい、いらっしゃい。」眼鏡をかけた優しそうなおじさんが出てきた。
ボーっとしながら横の壁に掛けられたメニューを眺める。
「味噌ラーメン…大盛りってできますか?」
「できるよ。」

鍋の上で野菜を炒める音がしばらく続いた…座敷の横の棚には鳴子名物のこけしが並び、他によくわからぬ木製の像が2体置かれていた。

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出てきた味噌ラーメンを黙々と食べながら、今度来た時もこの店で食おうと思った。
場所的に恵まれていないからこそ店を開ける、その努力を感じたからだ…俺は味だとか便利さの前に、心で選びたいと思う。

さてと、腹が満足したら次は温泉だが…外の共同浴場2つは以前入ったし、今後は入るつもりもない。
鳴子の場合、民宿や旅館の持つ温泉のほうが泉質も優れているし、人も少なくて良いのだ…晩飯を食った後は、宿の温泉に浸かる事にした。

東多賀の湯…湧出量毎分60リットル・源泉温度50度・浴槽温度43度・加温加水は一切無しの源泉かけ流し・泉質は含硫黄、硫化水素泉。
心地良い硫黄の香りが漂う白濁の温泉で滑らかな優しい肌触り、ゆっくりと体の芯から温めていくので長湯をしてものぼせにくい。

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そして、特筆すべきは湯上がりの爽快さである…巷にある~例えば食塩泉のような~いつまでもベタベタと汗が流れる感じなど一切ない。
タオルで一回だけ体をふけば、もう汗は出ずにサッと消えてしまう…その後はサラサラ・スベスベの肌触りが続くのである!
したがって湯冷めもしにくく~最初から強烈で、後腐れも極めて不快な食塩泉とは逆で~、最初から最後まで素晴らしく爽快なのである!
やはり鳴子の湯は最高だ…夜と早朝に2回入ったが、風邪もほとんど治ってしまった。


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翌日の朝食は、宿で鳴子の新米「ゆきむすび。」を味わった…そして朝の温泉街を散策。

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その後バスに乗ってカルデラ湖や鳴子ダムを少々見物し、すでに落葉を迎えた鳴子峡にて下車する。
ところが鳴子峡の渓谷の遊歩道は閉鎖されており、歩く事が出来なかった…レストハウスからの展望なんぞ退屈なので、タバコを3本吸って去る。
ここから隣の中山平温泉駅まで歩く、道中には煙の上がる温泉宿がいくつか点在していた。
汗が滲んできたころ、公衆浴場『しんとろの湯。』なる施設があったので入ってみた、料金は420円。
源泉かけ流し・無色透明の湯が浴槽に注ぎ込まれ、その肌触りはローションを薄めたようにヌルヌルで興味深く、非常に面白いものである。
入浴中は何の不満も無く、むしろ満足していたが…風呂上りの汗がしつこくて、自分としては一度入れば充分だよw
でも、このヌルヌル感は特筆すべきものだし源泉かけ流しの本物でもある…読者の皆さんに行く機会があれば、超おススメ!の温泉だ。

冬に向かって。

2014-11-16 18:23:50 | 出向
奥会津の集落では、冬の豪雪に備えて準備が進んでいる…俺もタイヤを変えて、冬服を引っ張り出したよ。
今日は今年最後となる六十里峠の見納めへ向かい、ついでに小出まで下りて買い物をしてきた。

今日は冷たい小雨が降っており、気温は3度だった。

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雪囲い…奥に見えるのは小型除雪機

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干し柿…各地方によって名称が異なるだろうが会津地方では『みしらず柿』という、ちなみに甲州では『ころ柿』だった。

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田子倉の神社にて…偉人の頭も冬支度。

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スノーシェッド神殿からの眺め。

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峠付近では、雨はみぞれに変わっていた…先日に降った雪は越後側のほうが若干、多かったように思われる。

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いきなり来た只見線…カメラの設定が狂っており、偶然撮れた一枚…『分身の術w』により三枚撮った事になるw

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奥会津と越後魚沼を結ぶ、山岳国境「六十里峠」は間もなく封鎖される。
封鎖解除は来年の春、ゴールデンウィークの頃になろう…俺にとっては2度目の冬が始まる。

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晩秋の六十里

2014-11-05 19:21:30 | 出向
忙しかった稲刈りも終わり、今日は午後から休みをいただき六十里へと向かった。

長い冬を迎える前に、奥会津・魚沼国境の秋は最後の輝きを見せる。

金山町

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只見町

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田子倉の湖

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鬼が面山と浅草岳、あの向こうは越後である…白銀が招く

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山岳の国境地帯

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国境を超える…大白川の燃える木々

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入広瀬の水上警備艇w

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線を走っただけで日が暮れてしまった、時間が全く足りない…国境が封鎖される前に、もう一度行けるかなあ。

原点

2014-10-04 19:32:40 | 出向
もともと、自分が奥会津に来るきっかけとなったのは集落との出会いであった。

お客さん向けの『喜んでもらえるように造った施設。』ではなく、日常の生活の風景がそこにはあった。
とても感動した事を覚えている…集落にお邪魔するたびに、原点の大切さを思い起こす。


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小豆の収穫をするおばあちゃん…「私は、昔から写真が苦手なんだよ。」と笑う。

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先週に稲を刈った田んぼ。

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久方ぶりの散策

2014-09-23 22:57:00 | 出向
本日は地域の法事…会社の稲刈りはお休み、わが町の集落においても稲刈りは殆ど行われていなかった。

掃除を終えた後、布団を干しっぱなしにして、久しぶりに集落の散策へ出かけた。
気温は25℃くらいか、曇りの中に晴れ間も見える。

一つ目の集落のおばさんは言う。
「昔はね、稲架掛け(稲を干す台)は木で組んだ物が7段も積んであったんだよ、今はもう稲架掛け自体が少ないでしょう?」

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二つ目の集落…「すみません、写真を撮らせていただきたいのですが…」開けっ放しの玄関から挨拶する。
おばさん「どうぞどうぞ…いちいち声なんか掛けなくったっていいよ、勝手に撮ってていいから(笑)」

三つ目の集落では、おばちゃんが用水路で鍋を洗っていた。
「すいません、蔵を撮ってもよろしいでしょうか?」、おばちゃん「あ、蔵?」
そこへ…法事で線香をあげに近所のお爺ちゃんがやってきた。「おー!」
おばちゃんは俺に言った、「おめえも、中さ入って茶でも飲んでくだ!」
…とても美味しいおはぎ2つと、お茶2杯をご馳走になった。


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六十里峠を越える…今日は約一年ぶりに小出まで足を延ばした。

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魚沼・柿ノ木地域にて…小さいが深い山間の地、ここもかつては柿ノ木村だった。

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奥会津~魚沼国境一帯は自分にとって、言葉では表現できないほどの地だ。
私にとって若松は他国だ…今日はなんかイベントがあったらしいけどね…今更、会津藩なんかどうだっていいんだよ。

帰宅

2014-09-14 20:34:36 | 出向
先ほど帰宅。(写真は只見駅)
写真を添付しましたので、暇な方はご覧ください。

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地元消防団の班長より連絡あり…捜索願が出ているらしい、場所は湖の近辺。
それ以外は不明である…明日、弁当持参で、午前7時半に屯所に集合せよとの事だった。

2014-09-14 15:54:28 | 出向
結局、さっきまで柏崎から鯨波へと続く海岸線を歩いてきた。
気温は28℃くらい、砂の混じった海風。
シーズンオフの海水浴場の砂浜では海と戯れる親子、漁港付近や岩場では釣りに興じる男たち。
「兄やん、この人、クロダイ釣ったって!」...ヤンキー風の男はおじさんに敬意をはらっていた。

外房における情緒溢れる散策とは、もはや比べるべくもないが
久しぶりに海の匂いと波の音、砂浜の感触を楽しんだ、童心に戻ったようだった...宮内の集中散策は、また今度でもよいと思った。
水鳥を撮影しようとギリギリまで近づく...一枚だけ撮れたが、波に足元を洗われ砂と海水で大浸水。
しばらく歩いた後、とても小さかった鯨波漁港にて水を借り、ようやく洗い流す事が出来た。

楽しい海岸線歩きを終え、今は長岡行きの列車の中。
周辺の田んぼでは、この好天を無駄にすまいと稲刈りに励む農家の人たちが見える。
頭が重くなって、稲が倒れまくっている田んぼが多い...刈り終えた田んぼを見ても、水抜けが悪く(雨のせいかも。)コンバインが泥濘に嵌まりまくった跡がある。
大変な作業であったことが容易に想像できるが、越後の米農家の人はレベルMAXのプロフェッショナルなので、あらゆる局面を打開出来るのだろう。

@宮内だが...只見線の接続の兼ね合いもあるので、散策はまた今度。
帰ったら写真を添付する予定。


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●アトミック

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●UFO

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柏崎

2014-09-14 10:59:35 | 出向
良く晴れた柏崎の中央海岸の砂浜...ここで今日はオフロードのイベントがあるらしく、
アマチュアレーサーの車が準備中。

その奥に見える鉄塔群...何だと思う?
柏崎刈羽のアトミックエナジー施設さ、いつの日か東京ベイエリアにも誕生する事を心待ちにしてるよw
地方に頼らなければ生きていけないくせに、生意気すぎだろ首都圏wは。
その自覚が無くチャラチャラしやがって、zakoがw


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夕闇のホーム

2014-09-13 19:10:58 | 出向
再び強く降りだした雨、一服すべくホームの端へ。
線路の信号が雨に滲む...遠くから、電機機関車特有の「ピー」という甲高い警笛が聞こえてきた。
こちらに向かって一直線、矢のように通りすぎていく。
闇と同化しそうな濃緑色の車体...光の中に寝台が見える、ついで暖色系の光の中にテーブルクロスの食堂車、とても大きな窓の中にベッドが見えた。

大阪発、札幌行きの寝台特急『トワイライト エクスプレス』...黄昏の列車、昼に大阪を出て琵琶湖辺りで食堂車のランチが始まる稀有な列車。
走行距離日本一の豪華寝台特急...残念ながら、この様に庶民的でない仕様でしか残る事は許されないんだ。
公共的な分野に携わる会社の株式を外人の手に握られるという事は、鉄道のみならず日本文化の崩壊を意味する。

失敗

2014-09-13 16:35:47 | 出向
新津で降りようか迷っているうちに、列車は発進...結局、新潟駅まで来てしまった。
酒の販売やら、騒ぎ系イベントをやっているが、見栄えだけ。
ここに来たのは完全な失敗だった...仕方がないので麻婆豆腐定食を頼んで暇潰し。

こんなことになるなら、村上にでも行って『海鮮丼』でも食うべきだった。
明日は、よく考えて行動したい。
せっかく海も近いのだし、弥彦の神さんだっている...長尾謙信の春日山城だっていい。
新津、宮内、沿線の田園...列車から見た限りでは、悪天の一瞬の隙を衝いて稲刈りしてる人もいたな。
真打ちのコシヒカリではなく、おそらくは先に植えたヒトメボレだとは思うが。

でも雨の直撃を食らうと悲惨だ...ここら辺に性格の差が出ていておもしろい。


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越後長岡 宮内

2014-09-13 13:14:56 | 出向
稲刈り前の最後の休みを貰い、適当に出向いている。

信越本線の宮内で下車...ここから乗り換え、上杉謙信の居城『春日山城』に向かうつもりであった。
が、30分ほどの待ち時間にぶらぶらしたところ、宮内の魅力に気付いた。
古い雁木造りのアーケードに沿った趣ある商店街...果物屋、布団屋、たこ焼き屋、床屋ete...
それでいながら、必要な時に必要な場所がある感じ...歩きの身には非常に助かる。
強い雨をやり過ごす為に入ったラーメン屋...よくある濃いチャーシュー麺だったが、ホッとする旨さ、これは大事な事だよ。

充電していなかったデジカメの電池が切れそうなので、宮内での今日の撮影は終了。
明日、また寄ろうかなあ。

@宮内


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南会津

2014-08-20 22:19:10 | 出向
本日は登山に赴いた…場所は、南会津町・木賊(とくさ)にある、山椒山(さんしょうやま・1088m)。

木賊は温泉地としても知られ、山椒山の由来は付近の沢においてサンショウウオが観察できると言われているからだそうな。

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木賊温泉の共同浴場…本日は休みでしたが、浴室を撮影する事はできたよ。

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この辺りの標高は800m程度か…太陽が照り付けていたが気温は27℃くらい、準備体操をした後、林道を経て登山道に入る。

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この山は緩い登りが続く初心者向けの山だが、知名度が低く滅多に登る機会がない山でもあるとか。
登山道には芯だけとなった松ボックリが無数に落ちている…どうやらリスの仕業のようだ。
熊のフンもあったが、幸運な事に本体には出くわさなかった。

途中、休憩を予定していた場所にもスズメ蜂の巣があり、兵隊どもが睨みをきかせている。
幸い、こちらの方も時期的に落ち着いていたようで、誰一人被害にあう事なくやり過ごす事が出来た。

ブナやニレの木々に囲まれた稜線沿いの道…涼しい風が吹き、愛らしくも物悲しげなトンビの鳴き声が響いていた。

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ブナに生えた苔…それは、この山が綺麗な空気に囲まれている証拠であるとのこと。
そして幹伝いに雨が降り、苔に含まれるミネラルが融けて沢から用水路を経て田んぼに注ぐ…これが只見の『ブナ米。』の所以なのだとか。

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午後3時前に下山…解散後、汗を流すべく皆さんは付近の温泉に赴いたようだが、俺は尾瀬のある桧枝岐(ひのえまた)村方面を経由して帰る事にした。

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町境を結ぶ山岳道路…交通量は皆無に等しく、車の代わりにキジやトンビが道路上を普通に歩いてるw
沢山のトンボたちも飛行しています…尾瀬を源とする沢が流れており、気温のみならず見た目も音も涼しくて快適だったよ。

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こうして、ちょっとした山道周遊を楽しんだ後に、南会津町に戻った。

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車を走らせ、昭和村に入る。
湧水付近ではオニヤンマが垂直上昇と降下を繰り返している…どうやら産卵中の様であった。
次世代に繋ぐ命…その一生懸命な姿を、応援している自分がいた。

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初夏

2014-07-12 20:23:00 | 出向
さて…先週に引き続き、本日も『土地勘養成講座。』であるw

昨日は、猟銃および狩猟免許関係で若松に用事があったので、そのまま宿をとった。
午前8時に若松を出発…今日は、国道49~県道7~国道115を走り、土湯トンネルを抜けて福島市の郊外を回り
磐梯吾妻スカイラインの全区間を走りつつ、戻るという予定である。
とは言え…天候も良く、ただ単に流すだけでは馬鹿らしいと思われたので、要所において散策をしつつ撮影も行う事にした。

猪苗代市内における国道115は概ね70~80kmで流れており、見どころを探しながら停車するのも如何なものかと思われた。
そこで、これはという場所では停車せずに付近の小道に入って駐車し、そこから歩くという方法を取った。

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粒剤を蒔く…稲刈りの時には、薬を入れずにエアーだけ出して稲穂についた水滴を吹き飛ばし刈り易くする。

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独り立ちしたばかりのカエルたち、俺が畦を歩くと、慌てて四方八方に飛び跳ねる…動きが素早い者もいれば鈍い者もいる。
雑草刈りの際はワンテンポ遅らせてやる事で彼らの多くの命を救ってやったが、彼らが改善できなければ自然界の厳しい掟が待っている。

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集落の外れに地蔵が並ぶ一角があった…その傍らに、百人一首界の著名人・蝉丸(セミマル)の墓があったのには驚いた。

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土湯トンネルを抜けると道は下り坂のカーブが続き、スピードに乗った車体が横風に煽られる…一服したくなった頃、道の駅の看板を発見。

道の駅・つちゆ…休憩するのにちょうどいい場所にあるね、商品に地元色を感じられたのも好感が持てるな…客層の程度は低そうだったがw

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道の駅を出発、相変わらずスピードに乗って横風に煽られながらカーブを曲がる状況が続いた…気分は良くない。
後ろを見ると、高そうなベンツが付いてくる…煽られている気はしないが、彼のほうが速い事は明らかだった。
譲ろうにも幅は狭いしカーブが多く、どうしたものかと考えていると、土湯温泉・左折の看板が見えたのでパスを兼ねて寄り道。

土湯温泉街を俯瞰する…外から見るとイマイチだが、中を歩くと情緒や良さが見えてくる…それは温泉街が持つ独特の魅力である。

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土湯を下ると福島市の郊外に出た…果樹園が多い所を見ると、この辺りは稲作と同じくらい果物の生産も盛んな様である。

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途中で道に迷った…重要なチェックポイントである信号機の地名を覚えていなかった事が原因だった。
何とか磐梯吾妻スカイラインへと通ずる道へ戻ったのだが、前を走る軽トラはノロかった。
しかし、それは正解だった!…左手の茂みに葬式色の車が潜んでいたのだ、『郷の道に入ったら、地モティーに従う。』それが最良だ。

こんな事もありつつ磐梯吾妻スカイラインを走っていく、ヒグラシの鳴く密林と途中にある温泉宿の硫黄の匂い。
高湯温泉…なにぶん山の中腹ゆえに、温泉街といった感じではなく温泉宿が点在しているという感じである。
だだ、先ほどの土湯と比べて硫黄の匂いが段違いであり、~素晴らしい白濁の~温泉であろう事は容易に想像できた。

つばくろ谷…つばくろとはツバメの意、この道の中では非常に高度感のある場所であり、遠くに福島の市街地が霞んで見える。
照り付ける日差しが硫黄臭の濃度を増幅させている、そんな感じ。

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高度1500m付近…青い空と清々しい風、白い岩。

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車載カメラ前方、手持ちw

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この沢の輝きを見た時、南アルプスないし北アルプスの3000m峰に登りたくなってしまったのは内緒だw

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車載カメラ側方、手持ちw

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遊園地・浄土平に到着、駐車料金は300えん…この前の悪天候の時よりも人が少なく思えるのは台風のせいだろう。
先週に火口を一周したばかりだが、天候が変わらないうちに散歩開始だ。

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火口周辺の風はかなりのものであった…きつく被っていた帽子も手で押さえないと飛ばされてしまう。

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午後2時過ぎ、天候が崩れてきた…冬でもない限り、この程度の山で遭難などありえないが、撮影に間に合って良かった。
3時半頃には磐梯山の麓へと達し、国道115~県道7の速いペースに合わせて走ったが、それでは勿体ない。

JR磐越西線・翁島(オキナシマ)周辺の田園地帯で最後の撮影を行って、奥会津への帰途についた次第である。
親愛なる読者諸君、今日の日記は楽しかったろう?w

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クイズw

2014-07-06 21:44:50 | 出向
ここはどこでしょう? クスクス

●ヒント…今後、資格などの件で福島に車で行く事もあると思い、土地勘を養う必要があると考えた。(駅近くの場合は電車。
決して好きな場所では無い、単なるドライブである。


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●答え…裏磐梯方面のかつての有料道路
1、磐梯山ゴールドライン…ただの山道、名前負けも甚だしい。
2、磐梯吾妻レークライン…湖沿いの道、適度なカーブとストレートでそれなりに快適だが、観光化の度が過ぎている。
3、磐梯吾妻スカイライン…最高地点1622mの山岳道路、火山帯のクネクネ道と山の風、雰囲気は志賀草津道路に似ている。

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退屈では無かったが面白いとも思わなかった…雄大な自然が、程度の低い観光客のレベルにまで落とされてしまった。
興を削がれるのを予想していた、だから今まで行かなかったのさ…特にレークライン一帯が酷い。

浄土平で火口を一周した後、帰路につく…レーク、ゴールドを走らずに国道115~県道7を経て帰る。
磐梯山の直下にある田園地帯、濃い緑の山と淡い緑の田んぼのコントラストが美しい…飾り気の無い農村風景は素晴らしいものであった。

以上の結果から、福島へ用事がある時は国道115を経由する事に決めた。