久々に鳴子の温泉に行ってきた。
この数日前より風邪をこじらせており、プレコール持続性カプセルを栄養ドリンクで流し込む…
通称『カクテル療法w
』という荒業を用いての出向であった。
揺れる東北本線の車内で意識が朦朧、気を失ってしまったかのような堕ち方だった。
漂う硫黄の匂い…鳴子温泉駅に到着だ。

photo by nobutora_2008 from フォトフレンド for マイポケット
宿は駅から10分ほど、坂を下った国道沿いにあった…荷物を降ろし、温泉街の散策へと向かう。
午後7時、体がだるかったので晩飯でも食おうと思い飯屋をのぞき込む。
ところが、駅付近の飯屋は準備中になってしまっていた…さっきまでは確かに開いていたのに。
宿へと戻る道の途中、目立たない奥まった場所にあった定食屋の暖簾越しに光が見えた。
小さな駐車場には、店の車だけが寂しげに停まっていた…暖簾をくぐり、ガラガラとドアを開ける。
「すいませーん、あのーすいませーん。」
「はい、いらっしゃい。」眼鏡をかけた優しそうなおじさんが出てきた。
ボーっとしながら横の壁に掛けられたメニューを眺める。
「味噌ラーメン
…大盛りってできますか?」
「できるよ。」
鍋の上で野菜を炒める音がしばらく続いた…座敷の横の棚には鳴子名物のこけしが並び、他によくわからぬ木製の像が2体置かれていた。

photo by nobutora_2008 from フォトフレンド for マイポケット
出てきた味噌ラーメンを黙々と食べながら、今度来た時もこの店で食おうと思った。
場所的に恵まれていないからこそ店を開ける、その努力を感じたからだ…俺は味だとか便利さの前に、心で選びたいと思う。
さてと、腹が満足したら次は温泉だが…外の共同浴場2つは以前入ったし、今後は入るつもりもない。
鳴子の場合、民宿や旅館の持つ温泉のほうが泉質も優れているし、人も少なくて良いのだ…晩飯を食った後は、宿の温泉に浸かる事にした。
東多賀の湯…湧出量毎分60リットル・源泉温度50度・浴槽温度43度・加温加水は一切無しの源泉かけ流し・泉質は含硫黄、硫化水素泉。
心地良い硫黄の香りが漂う白濁の温泉で滑らかな優しい肌触り、ゆっくりと体の芯から温めていくので長湯をしてものぼせにくい。

photo by nobutora_2008 from フォトフレンド for マイポケット

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そして、特筆すべきは湯上がりの爽快さである…巷にある~例えば食塩泉のような~いつまでもベタベタと汗が流れる感じなど一切ない。
タオルで一回だけ体をふけば、もう汗は出ずにサッと消えてしまう…その後はサラサラ・スベスベの肌触りが続くのである!
したがって湯冷めもしにくく~最初から強烈で、後腐れも極めて不快な食塩泉とは逆で~、最初から最後まで素晴らしく爽快なのである!
やはり鳴子の湯は最高だ…夜と早朝に2回入ったが、風邪もほとんど治ってしまった。

photo by nobutora_2008 from フォトフレンド for マイポケット
翌日の朝食は、宿で鳴子の新米「ゆきむすび。
」を味わった…そして朝の温泉街を散策。

photo by nobutora_2008 from フォトフレンド for マイポケット
その後バスに乗ってカルデラ湖や鳴子ダムを少々見物し、すでに落葉を迎えた鳴子峡にて下車する。
ところが鳴子峡の渓谷の遊歩道は閉鎖されており、歩く事が出来なかった…レストハウスからの展望なんぞ退屈なので、タバコを3本吸って去る。
ここから隣の中山平温泉駅まで歩く、道中には煙の上がる温泉宿がいくつか点在していた。
汗が滲んできたころ、公衆浴場『しんとろの湯。』なる施設があったので入ってみた、料金は420円。
源泉かけ流し・無色透明の湯が浴槽に注ぎ込まれ、その肌触りはローションを薄めたようにヌルヌル
で興味深く、非常に面白いものである。
入浴中は何の不満も無く、むしろ満足していたが…風呂上りの汗がしつこくて、自分としては一度入れば充分だよw
でも、このヌルヌル感は特筆すべきものだし源泉かけ流しの本物でもある…読者の皆さんに行く機会があれば、超おススメ!の温泉だ。

この数日前より風邪をこじらせており、プレコール持続性カプセルを栄養ドリンクで流し込む…
通称『カクテル療法w

揺れる東北本線の車内で意識が朦朧、気を失ってしまったかのような堕ち方だった。
漂う硫黄の匂い…鳴子温泉駅に到着だ。

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宿は駅から10分ほど、坂を下った国道沿いにあった…荷物を降ろし、温泉街の散策へと向かう。
午後7時、体がだるかったので晩飯でも食おうと思い飯屋をのぞき込む。
ところが、駅付近の飯屋は準備中になってしまっていた…さっきまでは確かに開いていたのに。
宿へと戻る道の途中、目立たない奥まった場所にあった定食屋の暖簾越しに光が見えた。
小さな駐車場には、店の車だけが寂しげに停まっていた…暖簾をくぐり、ガラガラとドアを開ける。
「すいませーん、あのーすいませーん。」
「はい、いらっしゃい。」眼鏡をかけた優しそうなおじさんが出てきた。
ボーっとしながら横の壁に掛けられたメニューを眺める。
「味噌ラーメン

「できるよ。」
鍋の上で野菜を炒める音がしばらく続いた…座敷の横の棚には鳴子名物のこけしが並び、他によくわからぬ木製の像が2体置かれていた。

photo by nobutora_2008 from フォトフレンド for マイポケット
出てきた味噌ラーメンを黙々と食べながら、今度来た時もこの店で食おうと思った。
場所的に恵まれていないからこそ店を開ける、その努力を感じたからだ…俺は味だとか便利さの前に、心で選びたいと思う。
さてと、腹が満足したら次は温泉だが…外の共同浴場2つは以前入ったし、今後は入るつもりもない。
鳴子の場合、民宿や旅館の持つ温泉のほうが泉質も優れているし、人も少なくて良いのだ…晩飯を食った後は、宿の温泉に浸かる事にした。
東多賀の湯…湧出量毎分60リットル・源泉温度50度・浴槽温度43度・加温加水は一切無しの源泉かけ流し・泉質は含硫黄、硫化水素泉。
心地良い硫黄の香りが漂う白濁の温泉で滑らかな優しい肌触り、ゆっくりと体の芯から温めていくので長湯をしてものぼせにくい。

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そして、特筆すべきは湯上がりの爽快さである…巷にある~例えば食塩泉のような~いつまでもベタベタと汗が流れる感じなど一切ない。
タオルで一回だけ体をふけば、もう汗は出ずにサッと消えてしまう…その後はサラサラ・スベスベの肌触りが続くのである!
したがって湯冷めもしにくく~最初から強烈で、後腐れも極めて不快な食塩泉とは逆で~、最初から最後まで素晴らしく爽快なのである!
やはり鳴子の湯は最高だ…夜と早朝に2回入ったが、風邪もほとんど治ってしまった。

photo by nobutora_2008 from フォトフレンド for マイポケット
翌日の朝食は、宿で鳴子の新米「ゆきむすび。


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その後バスに乗ってカルデラ湖や鳴子ダムを少々見物し、すでに落葉を迎えた鳴子峡にて下車する。
ところが鳴子峡の渓谷の遊歩道は閉鎖されており、歩く事が出来なかった…レストハウスからの展望なんぞ退屈なので、タバコを3本吸って去る。

ここから隣の中山平温泉駅まで歩く、道中には煙の上がる温泉宿がいくつか点在していた。
汗が滲んできたころ、公衆浴場『しんとろの湯。』なる施設があったので入ってみた、料金は420円。
源泉かけ流し・無色透明の湯が浴槽に注ぎ込まれ、その肌触りはローションを薄めたようにヌルヌル

入浴中は何の不満も無く、むしろ満足していたが…風呂上りの汗がしつこくて、自分としては一度入れば充分だよw
でも、このヌルヌル感は特筆すべきものだし源泉かけ流しの本物でもある…読者の皆さんに行く機会があれば、超おススメ!の温泉だ。