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信虎。

奥会津を中心に、綺麗事抜きにざっくばらん。

山寺

2018-04-12 20:42:10 | 出向
先日、久しぶりに山寺へと赴いた…前日に小雪が舞った肌寒い日であった。



ここは、伝説の俳句トラベラー松尾芭蕉が有名な句を詠んだ場所の一つである。






以前は行けたらしいが、今は修験者以外は立ち入り禁止の場所が幾つかある。
看板には【修行の場所の為】とあるが、実情としては近年の登山ブームで危険を予測できぬ中高年のトラブルへの懸念が大であろうと思われる。










蝉の声は時期的に言って無理であったが、爽やかなウグイスの声が山寺に春の訪れを伝える…やはり素敵な場所だ。
個人的な事ではあるが…自分の様な、もはや病人のトレッキングにも最適だ。(笑)

磐梯吾妻道路

2016-09-20 20:06:50 | 出向
またの名を『磐梯吾妻スカイライン』、久しぶりに走ってみた。

レストハウスのある浄土平には寄らなかった…吾妻小富士の丘には二度も登っているし、周囲の湿原も散策していたので。






福島側出口の『高湯温泉』に浸かったあと、戻る。
前日の大雨が源泉に流れ込んだ影響により、浴槽内温度は42℃程度に落ちていたが素晴らしい湯である。
白濁の硫黄泉・硫化水素型…湯上がり最高の爽快感。日帰り400円(宿による)
一つだけあった共同浴場は休みだった。

尾瀬

2015-10-13 16:42:30 | 出向
ここは尾瀬の片隅。
冷たい雨と風…山々が静寂に包まれる冬、その訪れももうすぐだ。


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帰路、南会津を経由した。
先日の大雨による被害が生々しい…田んぼ全てがなぎ倒されている箇所もあった。


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浅草岳

2015-09-22 22:41:10 | 出向
昨日は浅草岳へ登山に赴いた。
荷物は軽く、行程も短く、危険だと思われた箇所も1か所くらいしかなかったのだが…

今日になって筋肉痛が襲ってきた…登山中も両足が吊る寸前に陥るなど、肉体の衰えを感じる。

午前10時に登り始める。
登山口はいつにも増して盛況であり(通常は一日平均1~2台)、この時点では青空も見えていたのだが。

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最初の500mくらいは整備された木道、それが終わると登山道となる…沢に架かる簡素なつり橋。

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30分くらい歩くと、浅草岳で唯一の水場・大久保沢に出る、この沢から直接水を汲み一口飲む。
冷たすぎる事も無く、超軟水で抜群にうまい、この水の為だけに山に入っても良いと思える程の水である。

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道中、マムシ12匹の出迎えを受けつつ岩場に出る…重そうな雲が会越の山岳国境を覆ってきていた。

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鬼が面の威容…凄まじい岩壁である、谷川の一ノ倉以上の急角度だと思う。

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田子倉湖方面は、まだ青空が見えている。
前を歩いていた若い男4人組が呟く、「帰りはワープ出来ないかな。」「ルーラ!(ドラクエのワープの呪文)」「ルーラが使えたらなあ!」

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時折見える真っ赤な木の実、肌寒いほどの風、そして部分的に色付き始めた草木に初秋を感じる。

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休憩2回、ハアハア言いながらの一服数回ののち…午後1時45分、浅草岳山頂に立つ。

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鬼が面山方面に向かって少し下った所に『山頂庭園。』が見えたので、ここで昼飯。
ここはガスの通り道であり、冷たいガスが衣の様に稜線を覆う…汗はたちまち冷えてしまい、Tシャツを脱いでトレーナーを着こむ、それでも寒かった。

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この場所は晴れていれば、おそらく360度の最高の眺望が期待できると思われる…そういう意味では、条件さえ揃えば『過大な御褒美。』にありつけるだろう。
残念ながら、昨日はそうでは無かったが。
午後2時45分に下山を開始…登りでは気が付かなかったのだが、登山道は結構細く、しかも急で滑りやすいものであった。
午後5時ジャストに駐車場へと到着。

只見のスーパーにて。

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さて、実は今日も浅草岳登山口に寄って朝飯を食った…終日、素晴らしい快晴だったようで悔しい限りだ!

当初、筋肉痛に襲われていたので磐梯吾妻スカイラインでもドライブでもしようと考えていたのだが、
この観光道路における連休中のバカバカしい渋滞を想像した時、気分が萎えた。

そこで越後魚沼を走り回って、田んぼ散策三昧…おじさん「おい、そこで何してるだ!」
「いや、その看板を撮ってるんですけど…」
「おお、そうか。(笑)」

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手相

2015-09-03 17:46:30 | 出向
手相を見てみると、私の左手に『ラッキーⅯ』と呼ばれる線があるのが判った。
これは成功する線だと言われているが…これまではその逆、全く運が無いに等しかった、宝くじなんか何度買ってもブタばかり。

その分これから運が開ける、そう信じるしかない、気が滅入るだけの人生ならば要らないし、最初から生まれてこない方が良いのだ。
頭の中は、ぼんやりとした意識ばかりで一向に先へ進まないが…今までの不幸に対する何倍もの利息を伴って、必ず運は開ける。
神や仏など信じては居ない、助けてほしい時に連中が仕事をした事など一度だって無かったのだから。

飯豊山

2015-08-10 22:56:50 | 出向
いやいや…厳しい山だったよ、飯豊は。
抽象的に表わすとするならば、飯豊山それ自体は豊富な雪渓から溢れる清々しい冷気と沢、色とりどりの高山植物が咲き誇る美しい緑の稜線。
非の打ちどころのない素晴らしい山だったんだ。

厳しいというのは飯豊本山に至るまでの前衛の山の事で、登りは旧峠道を、下りは登山道を歩いたけれど、
急登と急坂が延々と続き、飯豊本山及びそれに至る稜線よりもはるかにキツかった。(しかもだ、これだけ厳しいのに頂上の看板すらないのである。)
久々のパッキングに失敗して20kg近いザックを担いでいく羽目になった事も影響したかもしれないが、それにしたって…
ザレ場だらけの脆い斜面、ザックの上部に引っ掛かる木の枝…非常に神経を使う事が多く、ザックを捨ててやりたかったほどだ。
テスト場所としては飯豊はキツ過ぎると思った…また時間的にも厳しく、地図の表記通りに行動できないと危険極まる夜の登山道を歩く羽目に陥るだろう。

西会津町の『弥平四郎(やへいしろう)集落の奥にある登山口』より登る事にしたが、集落自体が町の端の奥地にあり、到着までに2時間以上を要した。
午前10時、すでに駐車場は車で溢れていた為、他の車に倣って林道の端に停める…午前10時半に歩き始めた。

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登り始めて20分、西会津町が建てた無料の避難小屋が現れた…外観はお化けが出そうな気がしないでもなかったが、
中に入ってみると、広い土間には石油ストーブが置かれ、その奥には木造の就寝スペースとテーブル、ご丁寧に灰皿と蚊取り線香、そして毛布も常備。
台所の様な場所の蛇口からは水が豊富に流されており、ここで水を拝借…今度は利用させて頂きたいと感じたほど、温もりを感じる素晴らしい小屋であった。

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峠道の中ほどにあった沢…地図に記載されていた水場はここだったのかもしれない、他に水場の気配は無かったからだ。
結局、ホッとした場所はここだけ…前衛の山の頂上まで、厳しい登りが3時間以上続いた。

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前衛の山・『疣岩(いぼいわ)山』の頂上…厳しい山なのに三角点だけしかない、飯豊のキツさを表す象徴的な例か。

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8月8日の天候は芳しくなかったが涼しくはあった…登り出した時間も遅かったし、割り切ってなるべく早くテント場に到着できるよう歩き続けた。
ザレ場の脆い斜面が繰り返される…高度感はそれほどでも無いのだが、滑ったら確実に死ぬというのがイヤな感じ。

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午後3時、三国岳頂上に到着…その名の通り、山形・福島・新潟県境の山。
三国岳避難小屋の小屋番のおじさんは俺のザックを見るなり「縦走でもするのかい?」
「いえ、新しくテントを買ったんでテストも兼ねて持ってきたんです、他にもありますが…まあ、飯豊本山でいいかなと。」
「それにしたって、荷物が多すぎる…今日はここに泊まって(素泊まり)、荷物を置いて飯豊山に登れよ…テストは中止、その方が楽だ。」
俺に気を使ってくれたのは有難かったが、それではここまで持ってきた意味が無くなってしまう…誘いを断り、頂上を去った。

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梯子が現れた…見た感じ必要ない場所、足を岩の隙間に掛けて素手で登る。
先程から書いていますが、本当に怖いのは一見大したことの無い『ザレ場の斜面』なんだ。

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本日のテン場『切合(きりあわせ)』の付近に到着したのは午後5時ごろ、ここまで来ると雪渓が間近に…醸し出される冷気と融けて流れる沢の音。

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安物テント総評…ハンマーで叩くとひん曲がる針金みたいに細いペグ×(最悪)、組み立て中に外れるポール×(最悪)、設営時間10分△(ダメ)、
インナーテントのメッシュの通気性○(良)、フライの保温性○(良)、結露×(ダメ)、前室を含めた居住性○(良)、撤収時間20分×(最悪)。

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値段にしては及第点…ただしペグを買い替える必要がある、付属品では使い物にならん。


翌朝、爽やかなウグイスの声で目が覚める…時刻は午前6時、外は快晴なのに完全な寝坊、それでも何とか6時半にテン場を出発。
飯豊山から戻ってきた頃にはテントの結露も乾いている事だろう、そうすればすぐに撤収して下山できるという訳だ…ちなみに左端のやつが俺の。

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絵に描いた様な青い空、緑の絨毯の様な山肌、白い雪渓…素晴らしき飯豊への道。

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『姥権現(うばごんげん)』~その昔、女人禁制の頃に登った女が石化の罰を受けたと伝わる…前掛けに10円玉を入れ、脱帽して頭を下げた。

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保険的な意味合いでの鎖、精神面に絶大な効果を発揮するが…しつこいかもしれないけど、やっぱりザレの斜面が一番危険だと私は思う。

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飯豊の本山かと思いきや、違うんです。

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先程の山を越えたこの広場、実は頂上小屋のテン場なんです…眺望雄大にして、設営場所も広大で快適、100m下に水場あり。
昨日もう少し頑張って、ここにすれば良かったな。

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厳しい環境の下で花を咲かせる小さな高山植物…この姿を見て、何も感じぬ人間になってはいけないと思う。

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午前9時半過ぎ、頂上小屋に到着…飯豊神社が隣接しており、ここでも10円玉の賽銭、脱帽し頭を下げる。
頂上小屋にて、土産として飯豊本山の登頂記念ピンバッジ(800円)を購入…この時点では、まだ登頂していないが(笑)

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午前10時15分、飯豊山頂に立つ…頂上には石の祠が置いてあり、東日本大震災での犠牲者を供養する札が備えられていた。

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登頂する少し前あたりから、急にガスが発生してきていた…ガスは谷底から次々と湧き出し、ますます酷くなってきた。
コーヒーと軽い食い物をやりながら待つ事、一時間。

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ガスが晴れなきゃ、晴れたところまで行くまでだ。
この時点で欲を出してしまった、今日中に『弥平四郎の登山口』までに下山しなきゃならないのに…テントの撤収もある。

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雪渓の冷気とガスの中を午後1時半頃まで前進、全く晴れる気配無し…ここで時間的に深刻な状態だと認識、引き返す。

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大急ぎで引き返すつもりが、撮影と休憩に興じてしまう自分の性格…ステキな光景を見逃す事は出来ない。

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案の定、テン場に戻ったのは午後4時…ここから登山口の駐車場まで下山に要する時間は5時間半、テントの撤収時間諸々を含めるとおよそ6時間。
ヘッドライトの光を頼りに、ザレ場だらけの斜面を下る気にはどうしてもなれなかった…明日の予備日を使い、引き続きテン泊に決定。
最初からこうなる事が判っていれば、もっと有意義な登山が出来たと思うと、ずさんな計画を後悔する事しきりだった。
眼下に見える喜多方の夜景…すっかり乾いていたテントは快適そのもので、ダウンシュラフのおかげで寒さも感じずに快眠する事が出来た。

8月10日、午前4時55分…つまり、今朝。

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午前6時に出発、一路下山。

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昨日は、右から2番目の山の大きな雪渓付近まで歩いた…今日は良く晴れている、悔しい。

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午前7時45分に三国岳に到着、「ずいぶん荷物がスッキリしたんじゃないの?」小屋番のおじさんが話しかけてきた。
「結局、時間を無駄にしてしまい飯豊山しか登れませんでした、2日もかけて…次からは、ちゃんと計画を立てないと駄目ですね。」
おじさんと周りのお客さんたちは笑ってたが、何となくバツが悪かった。

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午前8時45分、疣岩山の三角点にて…登りは松平峠、下りは上ノ越を歩いたが、キツかったよ。

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午前11時15分に駐車場に下山した時、右足の中指が薬指の爪によって少しえぐれていた…延々と続いた急坂と、荷物の重みのせいだ。
トレイルランニングの連中ほどの軽量化とはいかないまでも、装備は2分の1に減らす工夫が必要かもな。

恵みの森

2015-08-04 22:54:50 | 出向
近年『ユネスコ・エコパーク』に認定された只見町…まあ、町全体が『範囲』ではないだろうが、集落から続く道の奥にも豊かな自然がある。
只見町はかけがえのない財産である自然の生かし方が、近隣と比べて圧倒的に上手いと思う、今日歩いてきた『恵みの森』もその好例。


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ブナの森の中を流れる大滝沢、その沢床を4kmに渡って歩く事が出来るのだ。
このほかにトレッキングコースもあるが…この時期に沢コースを選択しない手など、あろうはずがないではないか!((笑)
午前9時半ごろに出発。

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念の為、サンダルのほかに田んぼ靴を持ってきたが、沢床は歩き易かったのでサンダルだった。
結局、田んぼ靴が活躍した場面は時折現れる巻き道の草薮を歩くときのみであった…蜘蛛の巣の他にも、変な虫が居たから。


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全体的に水深が浅いため、深みのある箇所は容易に確認出来るので、迂回も簡単…岩も滑りにくくて歩き易い。

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面積が広く浅いので水温はぬるかった…海のような匂いがした。

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突然、立ち塞がったカエル…彼はギリギリまで逃げなかった、貫録があったよ。

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倒木の付近に気配を感じた。

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ブナのカーテンと沢水の気化のダブル効果により、気持ちの良い汗しか感じなかった。

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たまに、氷の様に冷たい水が流れている箇所がある…ブナの根の隙間から溢れ出ている湧水だ、冷たすぎて30秒も足を浸けていられないほど。
ぬるい本流の水は飲めないけど、この支流の氷のような湧水は飲めるよ。

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水面を走る様な黒い物体…つまり岩魚も見かけた、速くてカメラに収める事は出来なかったけどね。

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なんて美しいトンボだろうと思った。

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午後1時45分、取りあえず『一区切りの場所』へ到着…辺り一面から聞こえる猛烈なセミの鳴き声が、沢の音を掻き消した。

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まったく、何時間かかってんだって話だが…沢は山以上に芸術性がちりばめられているので、遅くなるは必然。
時間に追われていない限りは満喫するべきなんだ、せっかく来ているのに急いでは勿体なさすぎるからな。

鬼が面山

2015-07-26 23:14:30 | 出向
今日は浅草岳~鬼が面山を登るつもりであったが、寝坊したために予定変更…南岳~鬼が面山のみとなった。

午前8時45分、越後側の六十里駐車場を出発。

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初っ端から、それなりの登りが続く…落ち着きのあるブナの木々の登山道、それを跨ぐように流れ落ちる幾つもの沢。
その水の豊富さは、まさに沢の山といった印象であった。

木々の間に張られた蜘蛛の巣を小枝で払いながら登る、誰も居ない…結局、最後まで一人も会わなかった、登っていたのは俺だけだった。

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一時間半くらい歩いただろうか…突然、巨大なアンテナが建てられた平地が目の前に現れる。
山々をつなぐ東北電力の送電線が見える…この場所は広かったので遅い朝食にする。

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向うに見える山は、これから登る『南岳』

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45分後に出発、しばらくは東北電力が刈り込んだ広く平坦な道が続いた。
あまりに歩きやすかったのでそのまま進む…あたりは様々な花が咲き、造形美を感じる沢が流れこみ道がぬかるんでいた。

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沢の音とウグイスの声、飛び回るトンボと風の音…もともと俺以外に人間は居なかったが、何か変な感じがする。
一見、普通の道なのに突然削れて無くなったり、滑ったり…獣の臭いも感じる。
過去の経験からするとこういう時は大抵、道を間違えているんだ…案の定、戻る事になった。

上に行くのが正解、俺は左に曲がって歩いていた…登っているのでは無く降りている感覚だった、谷に向かって。

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かなりの登りが続き、汗がポタポタと流れ出す…辛いとは思わないが、息が上がる。
だが、高度を短時間に稼ぐ事ができるので、俺好みの道とも言える…覆い茂る木々が無くなって低木となる。
豪雪地域の山々の森林限界は1300mくらいか…そしていきなり稜線に出た、この瞬間があるから俺は山に登るんだ。

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午後1時過ぎ、南岳山頂に到着…山頂は20人くらいが立てるスペースがあるが今日は俺一人、のんびりと腰を下ろして3服。

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眼下に田子倉湖を見る。

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空は雲が多くなってきた…南岳山頂を去り、鬼が面山へ向かって歩き出す。
右手には浅草岳の巨大な山容と深い谷、左手には遠く越後・上野の山並み、谷底からの風が身と心を同時にクールダウンする。
振り返って南岳を撮った。

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両端が狭いやせ尾根と深い谷、気が抜けない。
これまで聞いた事がないほどの多くのウグイスの声と、見た事がないほど多くのトンボが飛んでいる…様々な花と相まって『楽園』のようだった。

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ウグイスが鳴きながら谷底に向って飛んでいく…この時ほど鳥を羨ましいと思った事はなかった、人間は落ちたら死ぬ高度だ。

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いつも雪崩防止柵の下あたりで、鬼が面の美しくも凄まじい形相に目を奪われていた。
それを今こうして登っている自分がいる…初めて奥会津を訪れてから今日まで、見上げていた日々を感慨深く思い出す。

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油断すると危ないが、爽やかな谷風が吹き上げる快適な稜線だった!

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浅草岳…真夏でも深い谷に残る雪渓、森林限界の低さ、豪雪地帯の山々のダイナミックさはアルプスの2500m以上に匹敵する。

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午後2時35分、鬼が面山の山頂に立つ…感慨もひとしお、今度は必ず登るから待っていてくれよ浅草岳!
西に目を向ければ越後の雪蝕地形の峰々、更に遠くには対照的になだらかな浅間山の双頭も望めた。

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午後3時25分、鬼が面山頂を後にする…ようやく実現した登山の記念に10円玉と1円玉を置いてきた。
風に飛ばされたり雪崩で落ちたりしない様に、上に石を被せた。
稜線では慎重に、それ以外の場所では走って降りて、午後5時過ぎに駐車場へと無事到着。

●あの鬼が面の山頂を見るたびに、置いてきた10円玉と1円玉の事を思い出すだろう…楽しみが一つ増えたよ。(写真は6月)

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駒止(こまど)湿原

2015-07-20 23:03:50 | 出向
今日も蒸し暑くて嫌な感じの曇り空であったが、雨具を用意して出かけた。
赴いた先は、昭和村と南会津町に位置する標高1000mの場所にある『駒止湿原』である。

この湿原は国の天然記念物に指定されているものの、尾瀬とは比べられない。
スケールは当然として、人の数や落ちる金額の規模が全く異なり、僅かな自然保護協力金でやっている。
板切れの痛み、せり出したままの草…尾瀬よりも、それだけ身近に感じられる所があるのである。

●南会津側の駐車場…料金は無料、寸志として自然保護協力金100円を払った。

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駐車場から歩く事5分ほどで湿原の中に入る。
駒止湿原は3つの小さな湿原からなっており、この3つを通して高層湿原に至る成長過程を知る事ができるという。
上空は晴れており、ときおり涼しい風が草を揺らす…オブラートに包まれた暑さである。
標高が高くないためか、ワタスゲのピークは過ぎておりニッコウキスゲもまばらに咲いている。
そのかわり、たくさんのウグイスの鳴き声が響き、トンボ達も多く見かけた。

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「ホー、ホケキョ、キコ。」木々の繁みから、ウグイスのヘタクソな鳴き声が聞こえていた。
それでも一生懸命に鳴くウグイス、おそらく彼の努力は報われないだろう…人間と同じ、不愉快で納得できない不条理。
彼は何も悪くない…才能や努力の結果を公平に与える事ができない『神や仏』とやらが、役立たずの欠陥品なのさ!

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●最奥部の湿原・水無谷地(やち)のミズゴケ…最も原始性が保たれている事の証左なのだそうな。

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●ヒオウギアヤメとトンボが揃って風に揺れている…不思議と幸せを感じた光景だった。

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道が平坦だったためか、往復3時間弱ほどの散策であった…泊まりなら尾瀬、お気軽な日帰りなら駒止湿原かな。
ウグイスの鳴き声とトンボに関してならば駒止湿原、草花と広さと涼しさなら尾瀬だ。

●帰路、南会津にて…ついでに田島で買い物を。

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尾瀬

2015-07-13 00:12:20 | 出向
ここのところ不安定な天候が続いていたが、「土日は間違いなく晴れる。」との確信を得て急遽出かけた。
本当は浅草岳~鬼が面山の登山に行きたかったのだが、地図が手に入らず(プリンターも無い)取りやめた。
準備不足は(地図だけはあるが)尾瀬においても同様で、結局、これは最後まで祟った。

土曜の朝9時半に福島県側の入り口『御池(みいけ)』に到着、ここから10時発のバスに乗り、更に奥の『沼山峠登山口』から歩き始める。
●御池駐車場の隣のバス乗り場…ここから先の林道はマイカー規制区域である。

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平坦な板切れの道が始まる…強い日差しだが付近の標高は1700mを越えており、湿原を渡る風が実に清々しい。
水芭蕉の時期はとっくに過ぎているものの、ニッコウキスゲやワタスゲが健気に咲き誇っている。
燧ケ岳を右手に、尾瀬沼を左手に眺めながら歩く…小さな沢では岩魚が悠々と泳ぎ、沼地からはカエルの鳴き声が聞こえてくる。
●尾瀬沼

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沼山峠登山口から1時間ほど歩くと山小屋が見えてきた。
●長蔵小屋…昔、尾瀬にダムを作ろうとした東電と、尾瀬の自然を守ろうとする『長蔵さん達』が揉めに揉めたらしい。
政府は保護に傾き、東電は付近の調査や整備を行いつつ機会を窺っていたが結局諦め、今では東電小屋が山小屋として営業中。
それにしても『今日限定のスイーツ』だかアイスには驚いたよ…もちろん俺は買わないが。

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尾瀬沼には燧ケ岳から無数の小さな沢が流れ込んでおり、その清々しさに何度も立ち止まる事になった。
これで良いんだ、せっかく来たのに急いでは勿体ない。

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こんな調子で尾瀬の湿原を満喫しながら歩く事、4時間半…今日のテント場『見晴(みはらし)』へと到着。
テン場の管理をしている『燧小屋』へと赴く、薪の匂いが漂う昔ながらの趣を感じる山小屋だ…テン場代は800円。
豊富な水、素晴らしく綺麗な公衆トイレ、そして凸凹の無い地面を考えると極めて良心的な価格である。
●最奥部の草むらに設営した…もっと良い場所は既に張られていたからね(笑)、手前の緑が俺の携帯住宅。

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設営後に尾瀬ヶ原方面へと向かう事にした、時刻は午後4時少し前。
この時気付いたのだが、見晴一帯は『山小屋ホテル街』といった感じで8軒近い山小屋があった…歴史もあるようで外観こそ古いが、
コーヒーハウスだとかソフトクリームやアイスなども買える…宿泊客に若い男女が多い訳は、自然だけの魅力ではないという事か。
●小川に架かる橋を越えて群馬県に入った…振り返りつつ小屋の写真を撮る、名前は『竜宮小屋』

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広大な尾瀬ヶ原、湿原の奥の木々からはカッコウを始めキツツキの叩く音やウグイスの鳴き声が聞こえてくる。
命の躍動にワクワクして、思わず笑みがこぼれる。

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そんなこんなで時間は過ぎていった…これ以上、群馬をうろついていると福島のテン場には日暮れ前に到着出来ない。
残念であるが散策を切り上げて戻る…この道の先には『東電小屋』があり、福島県境へと続く。

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なんとか日暮れ前にテン場に戻ったが、気温は急激に低下しつつあり午後7時の時点で6℃しかなかった。
寒いのでテントの中にて飯を食う…食い物も家にあったやつを適当に持ってきただけで、2食分が不足している事に気付いた。
気温は更に下がってきたが準備不足の為、シュラフは化繊の1枚、服は薄手のジャンパーだけ。
使える物は全て利用しゴミ袋まで巻き付けてみたものの、結局、寒くて寝られなかった。
テント場の様な集合地だとタバコを吸うにも気が引ける、だが尾瀬は勝手な場所に無断野営は禁じられているので仕方が無い。
星々の煌めきが非常に美しい夜だったが、寒くて「早く、夜が明けてくれ!」思っていたのはそればかりであった。

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午前5時半、テントの中で朝食…食い終わった後も、暖房としてコンロを着けっぱなしにしていた。
日差しが照り付けて暖かくなってきた午前7時ごろ、ようやく仮眠を取る事ができた…午前10時に出発。

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最初の数時間は板切れの道が続いたが、やがて登山道となる…ろくに寝ていないせいか体が重い。
普段なら何でもない坂道に息があがり汗がこぼれる、ステッキハイカーに抜かれたのも人生初めての出来事だった。
●滝を見るために寄り道する…豪快な水量と落差、遠目からでも迫力が伝わる『三条の滝』

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荷物が重い、肩が痛い…軽い筈なのに、どうしてだ!

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ブナの木々に囲まれた登山道を下って行く、ブナの木々には文字が彫られていた。
酷い連中がいるもんだと思ったが…よくよく目を凝らして見ると、昭和初期に彫られたものが大多数であった。
彫った人は壮年だし今でも生きている人はおるまい、もはや時効であろう。
●「皇紀2600年(1940年)ヒウチガダケ ヲ ヨジテ(攀じて)」とある…このブナの大木は彼等を知っている訳だ…

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やがて道は分岐に差し掛かる…ここから先の御池登山口駐車場までの道は「新道」にあたり、歴史を刻んだ旧道に向かう人は少ないのだろう。
ブナの大木に刻まれた「碑文」を見る事も無くなった。
代わりに板切れの道が現れ、湿原にはワタスゲの花の庭園が広がっていた。

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午後3時半すぎに御池駐車場へと到着、ここで遅すぎる昼飯を食おうとしたが既に終了していた。
桧枝岐の蕎麦屋にて『かけそば・大盛り』を食って家路につく…大変充実していたが、過失による疲労も感じた『尾瀬行』であった。

六月中旬の六十里

2015-06-21 19:30:50 | 出向
昨日は休みであった…連日の出勤疲れが取れない、ぜんぜん疲労が回復しないんだ。
だが俺の場合、精神のリラックスの重要性は体の疲労よりも優先される…これは昔から変わらない。
本当は林道に行っても良かったのだが、今年は毛虫『マイマイガ』の幼虫が大量発生しており、マジで気持ち悪い事になっているんだ。
そこで曇天~雨予報の六十里へ車を走らせた。

蒲生(ガモウ)の田んぼの湧水を汲んでいった。

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午前中の天候は悪くなかった、鏡面状態の只見湖…この写真を撮っている間だけでも、マイマイガの毛虫を20匹は処刑した。

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会越国境は世界レベルの豪雪による雪蝕地形という事もあり、何かにも似ている…そう、谷川だ。
これらの山の凄さに比べれば、標高がどれだけ高い山だろうが売名大名登山など幼稚園児の遠足に過ぎない。
エベレストのトーシロー売名ルートはもういいからよ、谷川や鬼が面の厳冬期の岩場を攻略してくんね?

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久しぶりに、これがやりたかったw
生憎、家のストックには玉葱しかなかった…そこで、まるまる一個分を使った『煮込み玉葱の味噌ラーメン』、ごっつあん。
マイマイガの毛虫が這ってきたので、玉葱とポークエキスたっぷりの煮込み汁でボイル処刑…アリンコ君たち食べてくれたかな?w

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工事は続く…南方の予算消化と違い、冬は雪に埋もれるこの地では今やるしかない、夏は短いんだ。

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今回は疲れていたせいであろうか、変った構図や視点が多かった気がする。
●絵画『田子倉の雫。』…作者・芋巻岳と土建屋

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●盆栽…題名不詳、作者・芋巻岳と土建屋

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午後1時にもなる頃…雲が多くなり空気もヒンヤリしてきたが、会津側国境の空は辛うじて持ちこたえていた。
ところが、六十里トンネルを抜けて越後側に入ったとたん土砂降りとなった。
ワイパーを2速にしなければ、前方はとても確認出来なかったほどで撮影どころではない…そのまま小出まで進む。
街中も近くなると雨雲からは外れ、蒸し暑くも良い天気であった。

道の駅・深雪の里に隣接するインフォメーションセンター…ここでは尾瀬の地図を貰ってきた。

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今回は小出の町で幾つかの良い店(食品スーパー、薬局、本屋、床屋、家電)を開拓、『大人買い』を含め、数時間の買い出しを行った。
小出を出発、一路会津への帰路についたのは午後5時すぎの事である。

会津側国境を越えたのは午後6時半…すでに通り過ぎたであろう雨雲、薄暮の山々にかかるガスの風景の中、誰も居ない。
辺りから聞こえてくる小鳥たちのさえずりと鬱蒼とした雰囲気が素晴らしい、車を停めてこの一時に浸る…
今年はぜひとも浅草岳~鬼が面山の登山、もしくはテントを持って尾瀬に行きたい…多分、前者になると思う。

川霧の衣…午後7時の只見湖。

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余談だが最近、中華製のアウトドアストーブをポチった。(送料込み・カセットガス用アダプター付きで3880円)
燃料は基本アウトドア用のガスであるが、家で使う事も考慮し、俺はカセットガスオンリーだ。
これに似た物で液燃タイプ(ガソリン・灯油・軽油・ガス)もあったのだが、そんな面倒なもんはいらん。

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ガソリンは車に使いたいんだ、だから灯油かカセットガスしか選択肢に入らない、ましてホワイトガソリンとかいうクソ高い燃料など問題外。
また普段の生活にも使える汎用性がなければならない…実際にステンレス製の大型のコッフェルや夏用シュラフは毎日、家で活躍している。
対照的に軽量化とコンパクト性にこだわり過ぎた山道具(例・超小型ガスストーブおよび、それらスタッキング用のコッフェルセットなど)は、
実生活においては小さすぎるし、造りも華奢過ぎて使い物にならない、高いくせに汎用性がまるでないんだ。
毎日、登山をしている訳ではないんだからね…そう考えるとコストパフォーマンスが悪すぎ、はっきり言って要らない。

六十里

2015-05-24 22:41:30 | 出向
昨日は幸運な事に休み、そこで朝飯も食わずに家を出た、とは言っても午前7時30分。
目指すのは当然、六十里である…名目上は『小出での買い出し。』さ。
朝の気温は肌寒いくらいだった、快晴とはいえないが上々の天候。

只見駅を過ぎたあたり、一服中に目の前を痛車が走り抜けた。

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旧田子倉駅の手前…春でも深い場所だけど、冬は本当に凄いよ。
廃止前の田子倉駅でも、冬季は無条件に通過していたんだ…JRとしても、降りた客に死なれたら困るだろうからね。

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この道は空へと続いているんだ…俺の心の中で。

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浅草岳登山口より、無料休憩所。
線路の先に見えるのが只見線の国境越え、六十里トンネル…隠れるように抜けないと厳冬期の会越国境は越えられない、それぐらい厳しい。

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午前11時45分、スノーシェッド神殿の上より。
強い日差しで汗ばむ陽気、爽やかな風と眩しい光、青と緑と白…穏やかな田子倉湖を見おろせば、遊覧船がボートのように浮かんでいた。

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国境へ向かって…あの山の向こうは越後だ。

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大白川~旧柿ノ木駅の間の風景は本当に素晴らしいよ、心打たれる何かがあるんだ。

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破間(アブルマ)川の上流。

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入広瀬の道の駅で蕎麦の昼飯を食い終えた頃には、時刻は午後3時を過ぎていた。
小出まで急ごうとも思ったが、気が変わり国道290を30分間だけ流す…道路は単調であるが、沿線の小規模集落と田園はナカナカのものだ。

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午後4時過ぎ、小出にて『形だけ』の買い物を30分…これで良いんだ。
半年ぶりの六十里を半日以上の時間をかけて満喫、その自然を愛でる事で俺の心も救われた…そんな感覚だった。

希望の町

2015-05-17 17:58:30 | 出向

おじさん「正直、難しいところもある、でも変らなければいけないんだ…前に進むのみ、そうしなければ町が消えてしまうんだから。」

先日、自治体の方と話す機会を得たが「しがらみに囚われず、進んで変えていく。」と、強い決意で言っていた。
足の引っ張り合いの縄張り意識、批判と否定の先入観、事無かれのナアナア意識、そういった障害を「町の存続の為。」に打破してゆくのだ、と。
その為ならば、一切の協力は惜しまない…前途に希望を感じる町である。


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