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信虎。

奥会津を中心に、綺麗事抜きにざっくばらん。

新緑

2015-05-10 19:29:30 | 出向
ゴールデンウィーク中は水稲の種まきと苗箱並べで忙しく、全て出勤だった。
種まきのほうの目途がついたので、本日一日だけようやく休みを貰う事ができた…明日以降は育苗で連日出勤が続く。

この貴重な一日を利用して、新緑の六十里へと赴いた。
例年なら、この時期になれば六十里は全線開通しているはずだが…奥会津は年末と年始にドカ雪が降った為、除雪が間に合っておらず
只見線に乗って会越国境を確認した次第では会津側は田子倉湖まで、越後側は大白川から少し入った所までしか開通していない。
全線開通までは、おそらくあと1週間以上はかかるだろうが、贅沢など言っていられるか。

他の地域では既に田植えを終えている所もあるだろう…だが、奥会津では田んぼの撹拌を始めたばかりだ。
ちなみに運転しているのは知り合いの人。

photo by nobutora_2008 from フォトフレンド for マイポケット

もみ殻を燃やす匂いが漂ってくる…春の強風、辺りからはウグイスの鳴き声、雪解けの沢音、カエルの鳴き声。

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柔らかな春の光に照らされる田子倉の水面。

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撮影していると、対向車線の車が停まった…春日部ナンバーの中高年者の集まり。
「ここ、新潟まで抜けらん無いの?」
「今年は雪が多かったから、除雪が間に合ってないんですよ。」
「でもさあ、手前で通行止めの看板は見なかったよ。」
おっさんの態度がいささか横柄に見えた、それはいい…だが途中の看板にはちゃんと通行止めと書いてある、お前らが見落としただけだ。
そうでなくとも事前に情報確認していれば分かる事だ…少し苛立った、アメリカ国旗の馬鹿ハーレーや撮り鉄のクズよりはマシだが。
「そんな事言ったって、俺も知らない…新潟に行きたきゃ、坂下まで出て国道49か磐越道に乗ればいいじゃん。」
「仕方がないか…それじゃ、どうも。」

鬼が面山の雄姿、実に凄みを感じる山だ。

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六十里の回廊。

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対照的に、穏やかな山容の浅草岳。

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旧田子倉駅を過ぎた所、浅草岳登山口付近で国境は封鎖されていた。
青い空と新緑、険しい岩肌に残る白い残雪、躍動し始めた小さな命たち…こうして自然は、私に新たなる活力を与えてくれる。

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春の気配。

2015-04-13 21:03:40 | 出向
昨日は晴天で、気温は15度前後であった。
雪解け水の流れる音、山間にトンビの鳴き声が響き渡っていた…待ち焦がれた春である。

●峠道の雪解けも進み、ようやくゲートが開いた。

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●初めて訪れた寺…のんびりとした雰囲気が、とても良い感じだった。

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●私が好きな集落の一つ…起伏に富んだ立地にあるものは家でも田畑でも面白く感じる、様々な工夫を発見できるからだ。

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●奥に見える山並みは、飯豊連峰である…関東ではとても遠く感じた山塊だったが、ここからならば射程圏内だ。

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さて、話は変わるが…現状が続く限り、奥会津地域は陽の目を見ない。
福島という構成単位で考えた場合、中通りと浜通りが話題の中心で、その余りが会津…つまり会津若松の事だ。
良くて若松止まり、したがって奥会津が県内で大々的に押される事など絶対に無い。

無意識に見下しているくせに、負の面ばかり連帯責任では、かなわんよ…だから会津は県として独立したほうが良いんだ。
『会津県・奥会津郡。』になれば、ようやく奥会津も前面に取り上げられて、その素晴らしさに相応しい栄誉を受ける事ができよう。
会津県は、若松を東京で言う【丸の内】とし、自然豊かな奥会津地域は【奥多摩】として位置付ける。

いわき

2015-03-29 13:26:48 | 出向
福島県で第一の都市と言われる、いわき。
初夏のような日射し、雪の気配なんかまるっきり無い(笑)...気温は21℃もあるんだよ!
さすが、ハワイアンズの地だけの事はある...奥会津はまだ冬で雪だらけ、まったく違う国だ。
街並みとしては立川に似ているが...少し郊外に出れば海も山もあって、そこが違うけどな。
気候が好条件で、変化に比較的寛容ならば人が集まるのは必然。
気候条件が不利な地は...その分のハンデを補う魅力と寛容さが無ければ人口流出は避けられない結果だ。
滅びても構わないならば、それも良かろう...人が居なくなっても土地は残るのだから。

●写真を載せました。

いわき駅前、午後8時

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翌日、いわきで観光など考えてもいなかったのだが…天気も非常に良く、時間もあったのでスマホで検索してみた。
国宝に指定された『白水阿弥陀堂』なる建築物…その付帯設備として平民も貴族と同様に楽しめる様にと、初めて造られた公園があるという。
バスの本数は限られているが乗った。

もう桜が咲いている…爽やかな暑さだった。

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パンの欠片をめぐって、カルガモが喧嘩中w…周りにも欠片が転がっているのに、他者のパンが欲しいらしい。

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阿弥陀堂に向かう通りの、素敵な門構えの家。

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午後0時前に駅前に戻った…バスの本数というよりも、肝心の磐越東線の本数は極端に少なくてね。
いわき~こうりやま間を結ぶ重要な幹線なのに、真ん中地帯が山村(だからだと思う)という理由でローカル線扱いって…

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ウーン...

2015-03-28 21:30:53 | 出向
いわきの、とある居酒屋で刺身定食の晩飯を、さっき食い終えたんだが
米が旨くねえな...炊き方も失敗しているのは間違いないんだが、どこの米だろうか?
刺身のほうは、まあまあだった...ま、値段相応だろうな。

読者の皆さん、
もし新潟に行く機会があったら、ぜひ村上の割烹居酒屋で刺身定食を食ってみてください。
新鮮度抜群、素材も最高、信じられないくらい美味いから。
自分で言うのもナンだけど、俺は刺身に関してはイイもん食ってるんだ。
だから最初の一切れで、『この店に入った事は成功か、失敗か。』が解るようになってる。

本当に美味い刺身が食いたいなら、ぜひ越後の村上へ行ってみたまえ。

足利

2015-03-15 23:05:20 | 出向
歴史のある神社・仏閣、日本初の「大学。」、そしてそれらの「固いイメージ。」のある優れた文化遺産を、観光資源として生かし保存し、
初見の者に解りやすく受け入れさせる柔軟さを持つ、行政と町の人々。

足利を訪れたのは初めてであったが、あらゆる面で非常に興味深い街であった。


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単純にして深い教えである。

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上記の写真にある通り、何事も腹八分目が良い…水が少なければ傾きが直らず、多すぎると全てがこぼれてしまった。

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南蛮坊主のプレゼント…実に大雑把な日本地図、だがインドとセイロン島は割と合ってる。

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適当に訪れてみた足利、それは躍動する生命体…荒っぽい「栃木ナンバー」、未だに絶滅されない夜珍走。
可愛らしい動物たち、歴史的遺産、そしてそれを観光化によって見事に維持管理する高度な運営能力…実に面白く、もっと早く来るべきだったと思うほどの町だった。

所縁の地

2015-03-09 20:40:20 | 出向
ここが、かつて私の本籍地だったところだ…ひっそりと残る民家は、下町の貴重な面影を残す

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●なぞなぞ
こちらが、祖父母と親父の所縁の地だが、地域全体が変わり果てた…

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●ヒント

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ここから下は、所縁の地とは関係無い。

つまり…南会津まで車で行き、東武特急『スペッシア。』に乗って浅草まで来たわけです。

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墨田川にて

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爪楊枝とフンの前衛芸術

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西葛西にて
素晴らしいSongが辺りに響く…焼きイモ屋、それは粋な職業だ。

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ラッシュも過ぎた、清澄白河の朝

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2015-03-02 20:56:30 | 出向
外の目線から、物の見方を考え直す必要を感じる。
変革を受け入れずに滅ぶのも一興ではある…それは町の人たちの考え方次第だ。

若松駅ロータリー

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郡山駅1番線ホーム

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天の目線には程遠い建造物より…ジオラマの参考にはなるだろう

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都市部以上に地方では、出る杭はメッタ打ちにされる。
そうなると生活自体に重大な支障が出る。
これを解決する策は、地縁と血縁しかないのである...頭数を増やしても、それは単に一時的な労働力に過ぎない。

研修

2015-02-05 21:37:37 | 出向
今日は仙台まで行って来た、車で。
行きは相方、帰りは俺の運転...遠かったよ、片道3時間以上かかった。
宮城県の浜および山方面にて、活動中の人々の現状を当人たちに聞く。
悩みや問題、不安...抱えている事はどこも似たり寄ったり。

岩手と福島の人間はゲスト参加であったが、宮城における実情は大変参考になった。
同じ福島のよしみで(俺たちは奥会津人としての意識が強いものの)、二本松および東和地区において活動中の女の子と名刺だけ交換。
多分、向こうも(中通り)の意識があるだろう...そう感じた、お互いに素っ気ない挨拶で終了。

むしろ、宮城の山奥で活動中の男たちの気持ちのほうが相通じるものがあった。
彼らとは、別れ際までそうだった。

帰路の途上

2015-01-02 12:04:40 | 出向
後閑に至るまでは雪も無く、穏やかな新春の太陽の光が山里に降り注いでいた。
幸せを感じるこの光景ともお別れだ。

冬の関東の天気予報では、だいたい豪雪マークの水上。
水上の雪など可愛く思えるよ...ぜんぜん大したこと事ねえ、埋ってないんだからね。

土樽からは、それらしく見えてきたな。

内房

2015-01-01 17:26:47 | 出向
新年、明けましておめでとう。

さて、昨日の大晦日は内房の那古船形(ナコフナカタ)に赴いていた...館山の一つ手前の場所である。
そのせいか、町並みは新興住宅地っぽいのが多く、船形の漁港まで行って見たものの漁村の面影は殆ど無い。

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上空に舞うトンビの鳴き声、海面の魚を狙うカワウの群れ...そしてそれを横取りしようと虎視眈々としているサギの叫び声が響き渡る。
サギに接近を試みるが、半径30m以上は決して近寄らせない...海の音は聞こえるが、波の躍動感を感じない。

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一時間ほどここに居たが、収穫らしいものは無いように思われた...東京湾フェリーの母港である浜金谷(ハマカナヤ) の港へ向かったのは、午後三時半頃の事だった。

石垣に囲まれた平屋のトタン屋根、南国を思わせる大きなソテツの木...フェリー乗り場の駐車場の堤防の下は、すぐ海。

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波しぶきとともに押し寄せる潮の薫り...右手には、人と車両を乗せたフェリーが久里浜へと出港していく。
2014年を締め括る最後の夕陽が海面を真っ赤に染める中、進む貨物船の雰囲気が醸し出す一抹の寂しさ...
今年最後の、この一瞬を撮る事が出来ただけでも金谷に来て良かった。

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土産で購入した東京湾フェリー謹製の『びわゼリー。』も、さっぱりとした甘味のビワが丸ごと入った傑作だ。

那古船形なんかに行かないで最初から浜金谷に行けば良かった、久しぶりに東京湾フェリーにも乗りたかった。
びわゼリーも、もっと沢山買ってくれば良かったな...それほど、俺好みの味だった。

西伊豆

2014-12-30 20:45:36 | 出向
いやいや...奥多摩に行くって言ったけれど、西伊豆に行っちゃったw
めっちゃ久しぶりの東名...緩やかなカーブと広く平坦な車線、走りやすさ最高!
完成した『新東名。』とやらも少し走った、これも良きストレイト!

ただ、沼津ICが余計な名前になっててよ、地図を持ってなかったから、富士まで行っちまったよ...下道で戻るのが大変だった。
西伊豆の海岸線の県道17のクネクネ道...まるで常夏の様な気温だが、海風が凄まじい。
眩しく輝く駿河の海、鮮やかなミカンを積んで走る軽トラック、感慨と喜びもひとしおである。

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時間的な制約により、西伊豆中部の戸田(ヘタ)漁港までしか行かなかった。
本日の海は時化状態のため、漁船は出港を見送っていた模様...動画と写真をノンビリと撮った。

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13時ごろ定食屋に入って昼飯、地物の海鮮丼と甘エビの刺身...その新鮮さと唸るほどの旨さに、来て良かったと確信した。
合計2500円という金額の、倍以上の価値があった素晴らしい昼食だった。

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山に居ると海が偉大に、海に居ると山が偉大に...人間は、自分たちには無い物に憧憬を覚えるのかも知れない。


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したがって...変化に乏しい地域、例えば『野田ナンバー。』の連中が走り回っている気持ちも解らんでも無い。

帰り際、足柄SAで休息...東名の海老名は中央道の談合坂と同様に俺は好かん、空気が軽すぎんだよ。

奥会津に帰ったら、海の写真を載せるよ。

まったく...

2014-12-28 13:47:08 | 出向
雪が無い光景には、違和感を覚えざるを得ない...気温も冬にしては暑い。
こんなんで「寒いー。」とか言っている奴らは切腹していいよw
軟弱者など生きていたところで、どうせ大した役には立つまいて。

さてと...前橋に到着。