9月の転倒事故?から一カ月余りたってちょっと調子が良くなったから
ひそかにランニングを再開することにした。
と言っても長距離を走ることはできにくい。
何故なら、右肩の腕が、思っているのと違っているらしくスピードが出せないから。
5~6キロ走って調子を見てきたというのが正しい。
それでも10キロぐらい走ることが出来る日も増えてきた。
そんなことを思いながらランニングに出る準備をしていた10月の朝だった。
ふと、「今日はいつもと違うシューズを履いて走ってみようか。」と思って
つま先が反っている感じのシューズを履いて気分転換することにした。
天気はいい、人は少ない、なかなかいいぞ・・・ルンルン気分だった。
だのに、だのに、世界が急に傾いた感じがした!!
転倒したのだ。躓いたのでもなく、短パンがずり落ちたのでもないのに・・・。
それはシューズがいつもとは違っていたことが原因としか考えられなかった。
バランスを崩したらしい。
(それはもしかしたら加齢のせいかもしれないが・・・。)
前回同様、転倒する時に頭の中で思うことがあった。
『まずい、右手は絶対ついたらだめだ。治療中なんだから、それにまたいためたら走ることが出来なくなる、
レースにも出ることが出来なくなる。
よし、仕方ない、左手をつくんだ。怪我しても骨折することはなさそうだから大丈夫。』と。
その通りに左手をついて路面に倒れた。
しかし、路面に倒れこんだ後すぐに手を見たら、手の平の皮がむけて血があふれ出てきている。
かなりしっかり血が出始めた。
慌てて持っていたティッシュを手に当てて、血が流れるのをカバーした。
左足を見ると、タイツの膝部分が破れて血も出ているので赤く見える。
泣きそうになった。どうしよう??
痛いけどここから歩いて帰るしかないか。
どこかの家に突然行って助けてもらおうか?
そんなことも考えたが、歩くことはできるのだから自分で歩いて帰ろう。
そのうち血も止まるだろう。
そんなふうに考えなおして、急ぎ足で歩いて帰ることにした。
うちに帰りついて玄関でシューズを脱いだ時
「このシューズを履いて走ってみようと思わなかったら、こんな怪我をしなくて済んだものを。
このシューズをもう二度と履くものか!!!」
と、思ったのだった。(バカバカしいけど)
そんなこともあり、まだずっとリハビリをしに病院には通っている。
そして理学療法士さんに
「走ってもいいですか?」と私は行くたびに聞くのだ。