JRを利用している人はすでに知っていると思うが、最近「みどりの窓口」が少なくなっている。
私が住んでいる地域の駅では、割と最近まで窓口があった。
だから、スマートEXの会員登録をしてはいても、みどりの窓口を利用することが多かった。
どこまで行きたいのか、どんな列車を利用したいのかなどのメモを持って行くと
駅員さんが、ササッと機械を操作してたちまち切符を用意してくれる。
その便利さに慣れてしまっていたから、ありがたさを感じつつもそうしてもらえることが当たり前のように
思っていた。
ところが・・・昨年からあちこちでみどりの窓口が無くなっていることに気付いていた。
「え~~~っ?なぜ無くなるの?無くなったらどうしたらいいのだろうか。」
「どこで特急の指定席券を買えばいいのだろうか?旅行会社に買いに行けということなのか?」
私は大いに戸惑った。
知人が「みどりの窓口プラス」というのがあるからそこで買えると思うよ。」
そう教えてくれたから行ってみたが、どうも初めての者には使い方が分かりづらい。
仕方ないので駅員さんに助けてもらって、その日は切符購入の苦労はしなくて済んだ。
ところが、またまた出かけることになって新幹線の指定券や
別の特急指定券などを購入しなくてはならなくなった。
いつまでも駅員さんにやってもらっていてはうまくならないし、
一つ自分でチャレンジしてみようかと思って出かけてみた。
まず呼び出しをおして、コールセンターのオペレーターさんと話をするのだな・・・。
そこからまずつまずいたではないか!
何ということか、二つ操作できる台のうち一つだけがオペレーターさんとつながることができるタイプだったのだ。
私のペースはすっかり狂い、頭はパニック。
やりたいことがスムーズにできない。
知人と途中で落ち合って出かけることにしていたので、二人分の指定席券が欲しいのだと話したのだが
オペレーターさんは、「後で話しますから・・・。」というだけ。
こちらは分からないから、一度に二人分を購入できると思い込んでいる。
その時に、「まず、一人分の切符全部を購入してもらいます。その後でもう一人分の別の指定席券購入の手続きをして
もらうことになるのです。」
と説明してもらえたら理解できたと思うし、焦らなかったと思うのだが、それは私の甘えなのか???
そんなわけで、私はかなり戸惑い、パニックになり、もたもたしてかなり時間を要してしまった。
周りの人に迷惑をかけたことを申し訳なく思った。
が、しかし、不思議なことがたくさんある。
いろんな機器の操作が苦手な高齢者も多くなるのになぜ「みどりの窓口」を廃止するのか?
時間がかかって購入に戸惑う私のような人間がたくさんいると思う。
確かに使い方の説明書が入り口に吊り下げてあった。
それはじっくり見ないと分からない。
ただ飾りのように置いてあっても役には立たない。
それから、「みどりの窓口」を無くして「みどりの窓口プラス」にしたのはどんな理由からなのか?
駅員さんの数が足りなくなっているのか?
収入減で駅員さんを雇い入れることが難しくなっているのか?
みんながもう機器の操作ができる時代に入っていると考え、そうでない人間もいることは考えに入れられなくなったの
か?
高齢者は旅行にも出かけられない時代になるのか?
私は最近になって「スマートEX」を利用して新幹線の指定席券を買えるようになった。
何度かやってみているうちに慣れてきて使い方が分かってくる。
これは、自分の携帯・スマホ・パソコンなどを操作してやってみることができるので
私も一人でできるようになった。
しかし、みどりの窓口プラスは駅にしかない。(多分)
しかも、練習しようがない。
行って試してみるなんてことをしていたら、急いでいる人たちには迷惑をかける。
すると駅員さんは見かねて助けてくれるが、そうしてばかりいると自分でできなくなる。
先日行った四国では、まだICカードを使うこともできないところが多かった。
あまりに地域差があり過ぎではないか?
機械化することで便利な面もあるけど、なぜこんなに地域で違いがあるのか?
それも分からない。
なぜこんなことになっているのか、分かる人がいたら教えてもらいたいぐらいだ。