うまくいかない

このところ、調子がイマイチだ。

と言っても体調が悪いわけではない。

気持ちが萎えてしまいそうなことが時々あるということだ。

なぜか？

それは情けないことに、「お手玉」が上手にできないからだ。

 

来週近くの小学校で行われる昔遊びのボランティアに行く予定である。

小学一年生に「昔遊び」を教えるボランティア。

おそらくどこの地域でもこの時期はその学習をするのであろう。

他地域の知り合いからも近々昔遊びボランティアに行くという話を聞く。

 

私は昔遊びの中の「お手玉」担当になっている。

去年も「お手玉」だったので、今年は「あやとり」に挑戦したいと思い練習もしていた。

 

ところが「あやとり」を希望する人が多く私はまた「お手玉」に決められた。

仕方ない、お手玉の練習をするか・・・。

 

そう思って小さなお手玉で「両手二個ゆり」をやってみる。これはうまくいった。

 

次に「片手二個ゆり」の技をやってみたら、

何ということか！！最初うまくいかなかった。愕然

しばらくやっているとカンを取り戻してできるようになった。

 

さあて、子ども達にはこんなのもあるよと言う意味で「三個ゆり」の技も見せたい。

できるかな？

ジャグリングのように両手で三個のお手玉を投げ上げて回すやりかたで練習開始。

 

ところが、何度やってもすぐにお手玉を落としてしまうのだ。

今のは投げ上げ方が悪かったからな。

今のはちょっと斜めに投げ上げたからな。

お手玉をしっかりつかんでいなかったな。

よ～～し、もう一度やってみよう。

あれ？？？なぜうまくいかない？

 

心の中には疑問がいっぱい生まれる。

上手にできないのだ・・・ガ～～～～ン。打ちのめされたような気分。

 

全くできないのではないのだが、長続きせず上手とは言えない。

「両手三個ゆり」だから何とかできそうなものなのに。

 

来週、本当に子ども達に見せることが出来るほど上達できるかどうか

不安でいっぱいの私だ。隙間時間が出来た時練習を続けている。

たったそれだけ？

今日は、気温が低く寒くてなかなか外に出ることができなかった。

昼前になってようやく少し暖かくなってきたので畑仕事に使っているバスケットを片手に

畑の野菜たちの様子を見に行くことにした。

 

しばらく前に、畑に種をまいた。

ところがなかなか芽が出ない。

時々水をやりに行き、土が盛り上がっていないか？

緑色の芽がのぞきかけていないか？

と行くたびに様子をうかがっていたのだが、ちっとも芽が出る気配がない。

 

ソラマメとスナックエンドウの種だから、もしかしたら鳥に食べられてしまったかもしれない。

今日まだ芽が出ている気配がなかったら、もう一度種まきをしなくては・・・。

 

ちょっとワクワク、ちょっと不安。

 

そんな気持ちで畑に行ってみた。

 

腰をかがめてじっくりと土の様子を見る。

 

ソラマメは葉が出てきているのがあった。

スナックエンドウはとがったような緑色の芽が5ミリぐらい出ているのがいくつも見える。

 

よ～～～し、ようやく出てきてくれたな。

水もやっておこう。

どんどん大きくなってよね・・・・・・・・。

 

たったそれだけのことなのに、私は何だかとても嬉しくなってしまった。

怪我の後、フルのレースを終えて

先月の下旬、トレーニング中転倒し怪我をした。

30キロ走をしていた時の突然のハプニング。

転倒翌日から、どうも右膝の近くの筋を痛めたようで歩くのさえもままならない状態になった。

 

しかし、大事をとり過ぎて動かさないのは良くないと思い、できるだけ動くようにした。

それでも、なかなか痛みが引かず、フルのレースを控えていた私は気持ち少し焦っていた。

地面に足をつくたびに痛むので、速く走ることが出来ず、

これじゃ制限時間7時間以内に完走することもできないのではないか？とそんな心配がずっと付きまとっていたのだ。

 

ようやく少し速く走ることが出来るようになったのは、なんとレース予定の１週間前ぐらいからのこと。

 

抽選で当たったのだからレースには出たい。

だが最後まで足が持つかどうかわからない。

何とかして、制限時間の7時間内に完走はしたい。

そんな気持ちで痛む足をなだめながらトレーニングを続けた。

 

ところが不思議なもので、レースのために事前受付に行く頃になると

グ～～～ンと痛みが和らいできたのには驚いた。

確かに違和感はあるのだが、スピードを出せるようになってきた。

 

そうなると、勝手なもので、目標を「5時間内完走」に変更する気にもなる。

 

いよいよレース本番、当日は快晴。風も無し。空は青く澄み渡り気分上々。

 

頑張って30キロまでは割と速いスピードで走ることができた。

「よしここまで走れたから、あとは歩きを入れながらでも走れば目標は達成できそうだ！」

そう思って、重くなった足をバタバタ言わせながらもフィニッシュに向かって進むのみ。

 

途中、沿道に出ていたたくさんの人たちから「頑張って～～！！」という声援を何度ももらった。

本当に勇気づけられた。

そして、ついに、ついに、フィニッシュすることができたのだ。

 

しかも目標を達成することもできた。

ヤッタ～～～～～～。

怪我で足の調子は万全ではなかったけれど、頑張ったな。

ありがとう、私の足ちゃんーそう足に感謝もしたのだった。

回復力を信じたい

早いもので、ランニング中に怪我をしてから2週間以上たった。

左ひじ、両ひざ、左手のひらの怪我もかなり治ってきれいになってきた。

かさぶたが取れるたびに「やった！」と思う。

 

この約2週間の間、目に見えないところの痛みにちょっとしんどい思いをした。

見た目にはどうもないのに、右膝部分上の中の方が痛い。

足の裏を地面に着けると、痛みが増してしまうのでつま先で歩いてみたりもしたが

痛みが軽く感じることもない、そんな日がしばらく続いた。

 

痛みがなかなかとれないから、病院に行った方がいいのではないか？

そう思った時もあったが、見た目にどうもないので病院に行っても

どこがどう悪いかと言うことは分からないのではないか？とも思った。

 

そこで、私は痛みをこらえながらまず歩くことから自分なりのリハビリを始めた。

ゆっくりでもいいから走ることから始めようなんて思っていたが

そんな生易しいものではなかったのだ。

 

走ろうとすると痛みが強く出て、どうしても歩幅を狭くしなくてはならない。

そうしたら歩くよりもゆっくりになってなかなか前に進まない。

開き直って歩くことから始めないとだめだな、そう思ってからはしっかり歩くようにした。

 

何日かそんなことを続けていたら、

痛みはあるが、かなりの速さで歩くことが出来るようになった。

 

次に、歩きと走りと混ぜながら、とにかく体を動かすことにしようと決めて外に出るようにした。

走ってみて痛みが強くなりそうなら歩く・・・そんな感じだった。

そんな日がまた何日か続いた。

 

時間が薬ーとはよく言ったもので、しっかり食べてよく眠るようにしたら

毎日少しずつ痛みが和らいでいくのを感じることができた。

 

体重が増えたのはがっかりだったが、また走ることが出来るようになったら

体重も落とすことはできるはずだと考えなおして生活することにもした。

 

そして、とうとう痛みがまだ完全にとれたわけではないが、走ることができるようになったのだ。

 

キロ8分、キロ7分、キロ6分30秒、とほんとうに少しずつ回復している。

 

今月レースに出る予定があるが、順調にいけば何とか完走はできるかもしれないと思っている。

いや、完走を目標として調整をしているというのが正しいかもしれない。

 

自分がどこまで回復することができるか分からないが

自分の回復力を信じてトレーニングを続けて行きたいと思っている。

会えない時間が長くても

○○さんとは相性がいい・・・と感じている人が何人くらいいるだろか？

私は相性がいいのかもしれないなと思っている人が、2・3人いる。

しかもそれは、毎日会える人ではない。

会える時間の方が少ないのに、会えた時に久しぶりに会ったという気がしない。

 

昨日はAさんと会った。

ジムのパウダールームで、ドライヤーで髪を乾かしている時に

背中をポンとタッチされてびっくり。

振り向いてみたらAさんだった。

 

しばらくぶりだったけれど、柔らかい表情のいつものAさんと会えて心がほんわかとなった。

特に話をするわけでもなく、「じゃあまたね」！と、手と手をタッチしただけで満足して別れた。

それだけで何故かうれしくなる、そんな人なのだ。

 

今日はBさんと会った。

夕方外を走っていた時だった。

何となく、「今日はBさんに会えるかもしれないからこのコースを走ろう！」

と決めてにぎやかな国道沿いを走っていた。

 

すると、赤いバンダナを巻いた人が近づいてきた。

しかも自転車に乗っている。

うわ～～Bさんだ！！Bさんに間違いない。

 

そう思っているうちに、Bさんも私に気が付いて止まってくれた。

 

話をするのは何カ月ぶりだろうか。

ばったり会った時には手を振って挨拶をしたりもするのだが・・・。

 

今日は本当に久しぶりにお互いに立ち止まって話をした。

Bさんは今期はマラソンはノーエントリー、走れる状態ではないのだという。

私も先日転んでケガをし、足が痛いけれど走っているのだと話した。

 

来年になったらまた体調を整えて走ろうと思っているそうだ。

残念ながら、明日の平和マラソンは走らないというが

「また来年の平和マラソンは元気で走ってくださいね、応援に行きますよ！」

と言って別れた。

 

このBさんも私にとっては相性がいい人だと思える。

嫌味のない爽やかな雰囲気、辛い自分の状況も笑いながら話せる人だ。

 

二人との縁を大事にしていきたいと思う。