さて。仮眠と呼ぶにはあまりにも長い眠りから目覚めたところで、前回の続きを。
安藤美姫についてはわたくし、以前にも書いたように母親のような気持ちで見守っておりました。
今回は4回転ジャンプを失敗してもいいから、とにかく今ある力をすべて出しきってくれさえすれば
それでいいと、思っていたのでございます。
だから、プログラムの序盤で披露した4回転サルコーの失敗には、それほど動揺しなかったわ。
明らかに助走スピードが足りていませんでしたからね。だけど回転軸はしっかりしていたので、
「やっぱり良いセンスしてるかも!」と、嬉しくなったほど。
「この子は今はダメだけど、本当はちゃんと出来る子なんです!
本気で頑張ればもっとイイ点とれる、優秀な子なんです!」
中間試験と期末試験で赤点とった我が子を、担任教師の前で庇う母親のような気持ちでありました。
だから4回転で失敗しても全然心配していなかった。むしろ安藤がスゴイのは、ここから先なんですから!
※気分は三者面談
なのに・・・・・続く3回転-3回転のコンビネーションジャンプは3回転-2回転に。
その後もトリプルフリップ、トリプルループ、トリプルトウループのジャンプをことごとく失敗。
スピートも全然ありません。
これにはさすがのわたくしも、大ショック。
我が子を信じていたにもかかわらず、
「いえね、お母さん。ミキさんは赤点を取っただけではなく、
無断欠席と万引きとトルエンの密売と、売春もしているんですよ!」
・・・・と、教師に打ち明けられた気分でした。
「信じてたのに!ミキのこと、信じてたのに!」
我が子の凄まじい素行不良っぷりを担任教師に暴露され、机につっぷし泣きじゃくる母親。
わたくしはまさに、そんな状態だったのでございます・・・・・・・。
「お母さんなんか、大キライ!」
ミキティの演技が終了した時点で、わたくしは抜け殻でした。
現実を受け入れられずに、すべての感情は停止。アホのように口を半開きにして、ぼうっと虚空を見つめておりました。
「わたしは誰?ここはどこ?・・・・あっ!蝶々が飛んでるわ。待て~」
わたくし、狂人も同然だったのです。
そんなわたくしを現実に立ち返らせたのは、次の滑走者でした。
その名は・・・・・エミリー・ヒューズ!!!
「ガハハハ!」
「地球はアタシのために回っているのよ~。だからアタシもリンクで廻るわ~♪
今日はいつもより、多めに廻っておりま~す☆」
アメリカ娘特有の超ポジティブシンキングを実践しながら銀盤で弾けるエミリー・ヒューズ。
そして例の如く、やたらハシャぎ始める刈屋アナ。安藤の時は冷淡だったくせに・・・。
「アタシは大丈夫よっ!」
「こんなこと気にしてません!」
前回のSPの時と同じように、エミリーの心の声をやたら代弁したがる刈屋アナ。
なぜそこまでハイテンションで感情移入したがるのか。
つーか、実況に私情を持ち込むんじゃなーーーーーい。
お前は松岡修造かっ!!
安藤の地獄の演技で最悪の精神状態だったわたくしは、カーリーとエミリーに殺意を覚えました。
本当にサイテーだわっ!
こうなったらNHKの受信料は、意地でも払ってやらないわっ!
フィギュア女子フリー★反省会③に続く
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