青い空が大好きな゛bluesky531゛の徒然日記

日常の出来事を日記風に徒然なるままに書いています。

『震災孤児育英支援コンサート~震災の記憶と音楽の癒しの時間』へ

2017-03-07 06:30:00 | 報道・ニュース

■『震災の記憶と音楽の癒しの時間』のチラシ・プログラム

 

『震災の記憶と音楽の癒しの時間』会場

 

 

 3月4日、仙台市太白区山田にある山田市民センターで開催された、地域ボランティア絆プロジェクト・ほほえみ主催の『~小さな復興支援の輪~続・絆カフェ交流会~震災孤児育英支援コンサート~震災の記憶と音楽の癒しの時間』へ行ってきました。

 プログラムは、「義援金の贈呈式(JETOみやぎさんへ)、「3・11を語り継ぐ~女川の高校生のかたりべ~」、「猪狩大志&山田桃子ミニコンサート(from the voice of LOVE)」となっていました。

 「絆プロジェクト・ほほえみ」は、東日本大震災で被災して山田地区に移住した人たちと地域住民との交流会をボランティアで開催し、平成28年度の活動は、「和太鼓演奏」、「アコーデオンコンサート」、「ピアノとギターのユニット」、今回の「震災の記憶と音楽の癒しの時間」、カフェ交流会として、ディーサービスなどでビデオ鑑賞会の実施と精力的に活動していました。

 プログラムにあった「義援金の贈呈式(JETOみやぎさんへ)は、東日本大震災で両親を失った「震災孤児」の「生命(いのち)の物語」を応援する非営利の団体として、株式会社 清月記の代表である菅原裕典氏が発起人として立ち上げ、震災孤児が20歳になるまで育成支援をしていくということで、今回は、兵庫県の大学・高校のOG代表と絆プロジェクト・ほほえみによるJETOみやぎへの義援金の贈呈式が執り行われました。

 「3・11を語り継ぐ~女川の高校生のかたりべ~」は、「女川1000年後の命を守るために」(女川1000年後の命を守る会)のメンバー、今年、高校を卒業したばかりの生徒2名による講演でした。

 「女川1000年後の命を守る会」は、女川町立女川中学校の卒業生でつくる団体で、100円募金により1,000万円を集める活動をし、【大きな地震が起きたら、この石碑より上に逃げて下さい】と刻んだ命の石碑を女川沿岸に21基建てる予定で、現在は11基の石碑を建て終わったと報告がありました。募金状況は、国内外や女川中学校の生徒が修学旅行で街頭で募金活動を行うなど、既に目標の1,000万円を達成したということでした。

 子どもたちの講演は、パワーポイントを使い、女川の被災状況とその後の活動報告、1000年後の命を守るための対策として、震災を経験して取りまとめた三つの提案、一つは、「絆を深める」、二つは、「高台に避難できる街づくり」、三つは、「震災の記録を残す」、更に、「命の教科書作り」など、子どもたちが考え活動してきた内容を盛り込んだもので、震災が無ければ知り得なかったことを子どもたちなりに一生懸命取りまとめた活動でした。若いフレッシュな講演にじっくり耳をかたむけてきました。

 猪狩大志&山田桃子ミニコンサートは、ゴスペルスタイルボーカルグループメンバー16名の中の2名が出演していました。曲は、「なだそうそう」、「花」、「春よ来い」、猪狩大志氏オリジナルの「花たばを君に」を、最後に猪狩大志氏作曲による「あなたがいたから」を演奏していました。山田出身の猪狩氏、坪沼出身の山田氏のコンサートは、地元ながらのあったかい声援に包まれ和やかな中に癒しの時間が過ぎて心地良いコンサートでした。

 2011.3.11の震災から間もなく丸6年を迎えようとしています。

 そんな中での今回の講演と音楽のチャリティイベントだったことから心ばかりの募金をしてきました。