2010年 3月 竣工

-福山市-(庭譚×今川建築設計コラボ)
建築:今川建築設計
雑然とした空間で、どこからはいればいいのかわからない入口であった為、入りやすい空間に欲しいという要望におこたえしたリノベーション

すだちやカラーである「朱色」を使い、周囲と店内とのバランスをとった




「スエヒロガリ」でお客様を迎え入れ、人の集まるお店になって欲しいという願いを込めた。。。
工事内容:朱色土間ビシャン仕上げ、景石据え付け、植栽5本、下草、杉苔、スポットライト×3、鉄板、砕石敷き
July.2011
テーマ「つくらない。。。かざらない。。。~無~」

広島市の住宅街の一角にある二世帯住宅を仕切る坪庭
スタイリッシュにという要望におこたえした
一年8ヶ月前の打ち合わせ当初は、
「コンクリートを使って欲しい。。。シャープな空間を。。。」
という依頼であったが、もともとここに存在する『空気』に『品』を感じた為、その『空気感』を生かした空間にと、クライアントの意向に反し、とことん「つくらない。。」に徹し、「落ち葉仕上げ」を提案した。
また、二世帯住宅を仕切る坪庭である為、お互いのプライバシーを守る必要があった。
窓で仕切られる空間を活かすため、完全に遮蔽するのではなく、幹により向こうに眼が向かない細工を施した。
これにより、奥行きができ、ゆったりとした空間に仕上がった。。。



また、二階窓より、向かいのビルから丸見えであった景色をモミジにより遮った。。。

「つくらない、かざらない」ことにより、より上質な空間を提供することができた。。。
結果的に喜んでくれるクライアント夫妻の顔を見てこの提案が間違っていなかった事を実感できた。。。
工事内容:植栽17本、移植1本、景石2石、スポットライト(×2)設備、簡易自動潅水設備
工期 :1日
敷地面積:4坪
~LANDSCAPE NIWATAN × UNITED BEES~


model製作:Zenjiro Hashimoto [LANDSCAPE NIWATAN]

wagashi製作(右):勉強堂

室内装飾:製作(LANDSCAPE NIWATAN)
使用材料:帆布(UNITED BEES提供)、steel、花崗岩、真竹、スナゴケ


model製作:Zenjiro Hashimoto [LANDSCAPE NIWATAN]

wagashi製作(右):勉強堂

室内装飾:製作(LANDSCAPE NIWATAN)
使用材料:帆布(UNITED BEES提供)、steel、花崗岩、真竹、スナゴケ
2008年 8月 竣工

テーマ 「行為の追及」
・クライアントからの要望は、「広々とした庭に」ということだった。
・道路に面した大きな窓を開けられる空間をツクル事と、大きな家に負けない同等の庭をツクルことを提案した。

「門柱 石積み」

中央右に「洞ぽすと」を制作。。。



門柱表札・・・地元花崗岩を加工制作。。。
「玄関前」


「客間へ」

「見返り」

「軒内」

「阿弥陀垣」


石塀(h=2300)を高く積み上げることにより、家とのバランスをとった。
また、阿弥陀垣の内外に、落葉高木主体の植裁をすることで、広さを感じる庭をツクリ、クライアントの要望にお答えした。
完成後、クライアントは窓を開け、毎日庭を眺めてくださっている。。。

テーマ 「行為の追及」
・クライアントからの要望は、「広々とした庭に」ということだった。
・道路に面した大きな窓を開けられる空間をツクル事と、大きな家に負けない同等の庭をツクルことを提案した。

「門柱 石積み」

中央右に「洞ぽすと」を制作。。。



門柱表札・・・地元花崗岩を加工制作。。。
「玄関前」


「客間へ」

「見返り」

「軒内」

「阿弥陀垣」


石塀(h=2300)を高く積み上げることにより、家とのバランスをとった。
また、阿弥陀垣の内外に、落葉高木主体の植裁をすることで、広さを感じる庭をツクリ、クライアントの要望にお答えした。
完成後、クライアントは窓を開け、毎日庭を眺めてくださっている。。。
「住吉スクエア 看板(UID+庭譚 コラボ第二弾)」完成。

全容は、撮影出来次第アップします。。。
これ以外は、現場に出てません。。。
毎日朝から夜中まで、図面と見積もりとニラメッコ。。。
あさってからボチボチ入る「石塀と阿弥陀垣のある庭」に入ったら図面なんてかけんけー、一気に書いたんよ^^
ドラフター(製図台)向いては、パソコンを振り返り、またドラフター。。。
その繰り返し。
時には圃場に置いてある材料を見に出たり、簡単な実験してみたり・・・
やっと三件の庭の作庭案が完成。。。
くたびれた・・・
三件も一度に完成してしまうと、同じような庭になりそうじゃけど、これが、有難い事に建築が三軒とも違うんじゃわ^^
じゃけー、まったく違う三つの庭が完成したわ^^
三件とも約一年近く前に話をいただいた庭。。。
俺は図面に時間かかるんよ。
話を聞いて現場を見た時に、大まかな空気はほぼ出来上がる。
でも、そこからが長いんじゃ。
大まかな空気はできても、細かい部分に腑に落ちないところが必ずあるんよ。
そこを納得できるカタチにもっていくのは相当頭を使う。
頭の中は三次元になっている訳で、それがピンと来ては消え、また薄っすら出かけては消えを繰り返す。
一つの図面に最低でも五~十は案を練っとると思うわ。
五つ練るということは、四つは納得のいかない図面ということだ。
もちろん、それは廃案じゃ。
そうやって、書いては消し、書いては消しを繰り返す。
それを繰り返した図面を半年寝かせることもしばし。。。
寝かしとる間は持っていかん。
完成しとってもな。
納得してないわけじゃけー、人には見せれん。
今回の三件も寝かし続けとった図面なんよ。
俺は、イメージスケッチから平面図に落とす。
まず、家と敷地のスケッチをし、それにモノを加えていく。
じゃけー、イメージ先行なわけで、平面に落とした場合に不具合はもちろん出てくる上に、それが可能なのかどうかの確認も必要になってしまう。
どういう材料で、どういう工法でやるのか・・・
長く持たせる為に、どういう工夫が必要なのか・・・
考える事は死ぬほどある。
そして、図面が出来たら見積もりに入るが、ここでつまずくこともしばし。。。
とんでもない金額になってしまう事もある。
骨格を変えずに金額を落とせる事もあれば、一からやり直しって事もある。。。
俺は、図面を書き始めると、部屋に籠る。
そこには、家族も入ってこない。というか、入り込めないほどに集中してしまう。
8時、10時、1時、3時に嫁さんが持ってきてくれるコーヒーやお茶には、ホッとする。
が、、、あったかいうちに飲めるのは1/3で、残りは忘れて、気づいたら冷めとるんよ^^;
そんなこんなで、ほんま図面には時間もかかるけど、魂入りまくりじゃ^^
そうやって、また一つ、自分が手がける庭が出来ていく事に感謝しつつ、テンションがあがってくるんじゃな~、これが!!!
今日なんか鼻血でたわ^^^^^^^^^^
ということで、またまたボチボチやるで~~~~~~^^

全容は、撮影出来次第アップします。。。
これ以外は、現場に出てません。。。
毎日朝から夜中まで、図面と見積もりとニラメッコ。。。
あさってからボチボチ入る「石塀と阿弥陀垣のある庭」に入ったら図面なんてかけんけー、一気に書いたんよ^^
ドラフター(製図台)向いては、パソコンを振り返り、またドラフター。。。
その繰り返し。
時には圃場に置いてある材料を見に出たり、簡単な実験してみたり・・・
やっと三件の庭の作庭案が完成。。。
くたびれた・・・
三件も一度に完成してしまうと、同じような庭になりそうじゃけど、これが、有難い事に建築が三軒とも違うんじゃわ^^
じゃけー、まったく違う三つの庭が完成したわ^^
三件とも約一年近く前に話をいただいた庭。。。
俺は図面に時間かかるんよ。
話を聞いて現場を見た時に、大まかな空気はほぼ出来上がる。
でも、そこからが長いんじゃ。
大まかな空気はできても、細かい部分に腑に落ちないところが必ずあるんよ。
そこを納得できるカタチにもっていくのは相当頭を使う。
頭の中は三次元になっている訳で、それがピンと来ては消え、また薄っすら出かけては消えを繰り返す。
一つの図面に最低でも五~十は案を練っとると思うわ。
五つ練るということは、四つは納得のいかない図面ということだ。
もちろん、それは廃案じゃ。
そうやって、書いては消し、書いては消しを繰り返す。
それを繰り返した図面を半年寝かせることもしばし。。。
寝かしとる間は持っていかん。
完成しとってもな。
納得してないわけじゃけー、人には見せれん。
今回の三件も寝かし続けとった図面なんよ。
俺は、イメージスケッチから平面図に落とす。
まず、家と敷地のスケッチをし、それにモノを加えていく。
じゃけー、イメージ先行なわけで、平面に落とした場合に不具合はもちろん出てくる上に、それが可能なのかどうかの確認も必要になってしまう。
どういう材料で、どういう工法でやるのか・・・
長く持たせる為に、どういう工夫が必要なのか・・・
考える事は死ぬほどある。
そして、図面が出来たら見積もりに入るが、ここでつまずくこともしばし。。。
とんでもない金額になってしまう事もある。
骨格を変えずに金額を落とせる事もあれば、一からやり直しって事もある。。。
俺は、図面を書き始めると、部屋に籠る。
そこには、家族も入ってこない。というか、入り込めないほどに集中してしまう。
8時、10時、1時、3時に嫁さんが持ってきてくれるコーヒーやお茶には、ホッとする。
が、、、あったかいうちに飲めるのは1/3で、残りは忘れて、気づいたら冷めとるんよ^^;
そんなこんなで、ほんま図面には時間もかかるけど、魂入りまくりじゃ^^
そうやって、また一つ、自分が手がける庭が出来ていく事に感謝しつつ、テンションがあがってくるんじゃな~、これが!!!
今日なんか鼻血でたわ^^^^^^^^^^
ということで、またまたボチボチやるで~~~~~~^^
瓦庭 2007 ~瓦cube~
設計:作庭衆 庭譚
施工:藤井製瓦工業㈱+庭譚 コラボ

瓦cube :敷き瓦(300×300)
敷き砂利 :瓦チップ(粉砕瓦)
瓦スタンド:半丸古瓦、真竹編み込み
芝 :野芝
苔玉 :ハイゴケ、低木、山野草など
板塀 :塗装ブラック
搬入時間 :4時間
福山ビッグローズイベントにて藤井製瓦工業㈱さんとのコラボレーションで展示スペースの空間装飾(三日間で撤去)を行った。。。

右下:瓦cubeの敷き瓦四つ角


瓦cubeの一つ角と半角。
瓦犬は作家モノでなんと○十万・・・
青竹で囲まれた四角の中に瓦チップを入れた。。。


瓦キューブの上にあるのは「環境瓦(苔瓦)」

瓦スタンドライト:半丸古瓦を足にし、竹の編み込みをかぶせた。
この他、茶棚、瓦台なども製作した。
設計:作庭衆 庭譚
施工:藤井製瓦工業㈱+庭譚 コラボ

瓦cube :敷き瓦(300×300)
敷き砂利 :瓦チップ(粉砕瓦)
瓦スタンド:半丸古瓦、真竹編み込み
芝 :野芝
苔玉 :ハイゴケ、低木、山野草など
板塀 :塗装ブラック
搬入時間 :4時間
福山ビッグローズイベントにて藤井製瓦工業㈱さんとのコラボレーションで展示スペースの空間装飾(三日間で撤去)を行った。。。

右下:瓦cubeの敷き瓦四つ角



瓦cubeの一つ角と半角。
瓦犬は作家モノでなんと○十万・・・
青竹で囲まれた四角の中に瓦チップを入れた。。。


瓦キューブの上にあるのは「環境瓦(苔瓦)」

瓦スタンドライト:半丸古瓦を足にし、竹の編み込みをかぶせた。
この他、茶棚、瓦台なども製作した。
(建築写真は、まだ届いていないので後日公開とする)
2007年 9月完成
美孔庵 -MIKURAN- 2007
~茶庭 四顔の庭~
~茶室床の間 版築壁~

基本コンセプト:孔(あな)
この庭、版築壁は、設計段階から数々の打ち合わせを重ね、建築と庭の融合をはかるとともに、茶の湯の世界を現代的な観点からとらえ、形式、決まりにとらわれるのではなく、より親しみやすく楽しめる茶の湯世界を生み出すことに力を注いだ。お施主様のご意向を汲み込むことはもちろん、さらに、建築 庭ともに、様々な素材を用い、日本文化の素晴らしさを継承、発展させることに重点を置いた。
~茶庭 四顔の庭~
【石庭(いしにわ) ~地中庭~】

通常、「茶庭」に、お茶事に使ない庭はあまり例を見ない。そもそも、石庭は禅庭~ZEN~の世界です。しかし美孔庵では、四畳半、八畳間を使いながら野点の雰囲気を味わえる「壁画 または掛け軸」のような扱いで設計した。そして基本コンセプトである「孔」を地中にあけ、現代素材を伝統工法で扱うということで、日本文化と素材の可能性に挑戦した。


ライトを有効に活用し、昼と夜はまた違った雰囲気を味わえるようにした。
【水庭(みずにわ) ~露地~】

待合から茶室に入る為に使用する、黒御影による水盤の露地。
蹲(つくばい:水鉢、湯桶石、手燭石、前石で構成される。体を清める場所)、塵穴(ちりあな:茶事前に清掃の仕上げに常緑樹の小枝を入れておくもの)を美孔庵用に地元の石(花崗岩)で自ら設計、山の原石から製作。石の表情(割り肌、ノミ跡、磨き)の違いを見て欲しい。

中央、一段上から水が溢れ、手前に向かってゆらゆら流れる循環式。
右手奥が、三畳台目の小間。
手前が蹲。
水鉢、湯桶石、前石。
蹲は、下にライトを設置した為、手燭石は省略した。
右奥に見える石が、塵穴。



待合より眺める。引き戸が結界となる。
水鉢が見える空間は、ガラスがはまっている。右側が、引き戸になっている。。。

水鉢 「孔鉢(あなばち)」 : 湧水式、ノミ切り仕上げ(足元:割り肌仕上げ)、内部も細工した。

3ミリのフリクをつけた杉蓋。

塵穴 :一個の石で製作。内部 ノミ切り仕上げ、外部 割り肌仕上げ、覗き石 磨き仕上げ

一枚ものの杉蓋。
【土庭(つちにわ)】

広間用の蹲の庭。
施工中まで設計変更を繰り返したスペース。
ここでも水鉢、燈籠を地元の石で自ら設計、製作。蹲は、前石を省略し、縁側から直接使う形式とした。
天井に光と雨を取り入れる「孔」がある。

水鉢に向かって右が湯桶石(冬場の茶事でお湯を入れた桶を置いたりする)、左が手燭石(手燭(ろうそくを持ち歩く為のもの)を置く)。

水鉢 「mikulan」 : 自然風化、割り肌、ノミ切り、磨き
燈籠 「s エス」 : 割り肌仕上げ、火袋 ノミ切り仕上げ。

ここでも、3ミリのフリクをつけた杉蓋を製作。
【草庭(くさにわ)】
リビング、浴室用の庭。山裾の風景を作り出した。
ここでも、天井に「孔」をあけ、そこから竹を突き出した。

浴室より、リビングを眺める。。。

光の入り方により、ガラスに竹模様の空が映ったり、壁に竹模様の影が映ったりする。。。
【茶室床の間 ~版築壁~】

「YOAKE ~動~」
版築壁:型枠を組み、土を突き固めてつくる伝統工法の壁。
今でも古い物がたくさん残っているが、龍安寺 石庭の土塀もこの版築工法で施工されている。
色の層は、土の種類や、水加減の違いによって生み出される。施工中は、仕上がりを想像しながらの作業で、出来てみなければ模様はわからない。
・三畳台目
「YOGIRI ~静~」

(完成後の写真は撮れていません。後日公開します)
三種類の土を使用。小間の静けさを強調できるものとした。
・八畳間
「YOAKE ~動~」

五種類の土を使用。小間とは一転、明るさ、優しさを表現。
2007年 9月完成
美孔庵 -MIKURAN- 2007
~茶庭 四顔の庭~
~茶室床の間 版築壁~

基本コンセプト:孔(あな)
この庭、版築壁は、設計段階から数々の打ち合わせを重ね、建築と庭の融合をはかるとともに、茶の湯の世界を現代的な観点からとらえ、形式、決まりにとらわれるのではなく、より親しみやすく楽しめる茶の湯世界を生み出すことに力を注いだ。お施主様のご意向を汲み込むことはもちろん、さらに、建築 庭ともに、様々な素材を用い、日本文化の素晴らしさを継承、発展させることに重点を置いた。
~茶庭 四顔の庭~
【石庭(いしにわ) ~地中庭~】

通常、「茶庭」に、お茶事に使ない庭はあまり例を見ない。そもそも、石庭は禅庭~ZEN~の世界です。しかし美孔庵では、四畳半、八畳間を使いながら野点の雰囲気を味わえる「壁画 または掛け軸」のような扱いで設計した。そして基本コンセプトである「孔」を地中にあけ、現代素材を伝統工法で扱うということで、日本文化と素材の可能性に挑戦した。


ライトを有効に活用し、昼と夜はまた違った雰囲気を味わえるようにした。
【水庭(みずにわ) ~露地~】

待合から茶室に入る為に使用する、黒御影による水盤の露地。
蹲(つくばい:水鉢、湯桶石、手燭石、前石で構成される。体を清める場所)、塵穴(ちりあな:茶事前に清掃の仕上げに常緑樹の小枝を入れておくもの)を美孔庵用に地元の石(花崗岩)で自ら設計、山の原石から製作。石の表情(割り肌、ノミ跡、磨き)の違いを見て欲しい。

中央、一段上から水が溢れ、手前に向かってゆらゆら流れる循環式。
右手奥が、三畳台目の小間。
手前が蹲。
水鉢、湯桶石、前石。
蹲は、下にライトを設置した為、手燭石は省略した。
右奥に見える石が、塵穴。



待合より眺める。引き戸が結界となる。
水鉢が見える空間は、ガラスがはまっている。右側が、引き戸になっている。。。

水鉢 「孔鉢(あなばち)」 : 湧水式、ノミ切り仕上げ(足元:割り肌仕上げ)、内部も細工した。

3ミリのフリクをつけた杉蓋。

塵穴 :一個の石で製作。内部 ノミ切り仕上げ、外部 割り肌仕上げ、覗き石 磨き仕上げ

一枚ものの杉蓋。
【土庭(つちにわ)】

広間用の蹲の庭。
施工中まで設計変更を繰り返したスペース。
ここでも水鉢、燈籠を地元の石で自ら設計、製作。蹲は、前石を省略し、縁側から直接使う形式とした。
天井に光と雨を取り入れる「孔」がある。

水鉢に向かって右が湯桶石(冬場の茶事でお湯を入れた桶を置いたりする)、左が手燭石(手燭(ろうそくを持ち歩く為のもの)を置く)。

水鉢 「mikulan」 : 自然風化、割り肌、ノミ切り、磨き
燈籠 「s エス」 : 割り肌仕上げ、火袋 ノミ切り仕上げ。

ここでも、3ミリのフリクをつけた杉蓋を製作。
【草庭(くさにわ)】

リビング、浴室用の庭。山裾の風景を作り出した。
ここでも、天井に「孔」をあけ、そこから竹を突き出した。

浴室より、リビングを眺める。。。

光の入り方により、ガラスに竹模様の空が映ったり、壁に竹模様の影が映ったりする。。。
【茶室床の間 ~版築壁~】

「YOAKE ~動~」
版築壁:型枠を組み、土を突き固めてつくる伝統工法の壁。
今でも古い物がたくさん残っているが、龍安寺 石庭の土塀もこの版築工法で施工されている。
色の層は、土の種類や、水加減の違いによって生み出される。施工中は、仕上がりを想像しながらの作業で、出来てみなければ模様はわからない。
・三畳台目
「YOGIRI ~静~」

(完成後の写真は撮れていません。後日公開します)
三種類の土を使用。小間の静けさを強調できるものとした。
・八畳間
「YOAKE ~動~」

五種類の土を使用。小間とは一転、明るさ、優しさを表現。