自然派庭師の日々精進

~ 作庭衆 庭譚 ( にわたん ) ~ 広島県福山市 ~       ※熱いヤツ集まれ!!!

たいせつなコト。。。

2011年07月25日 16時55分51秒 | 日記
先日、福山市から連絡いただき、地域プロデューサーでもあり、『六本木農園』のオーナーでもある 古田秘馬氏 とお話することができた。。。




講演と言うカタチで福山に来ていたのですが、講演後、市の好意により、別室で紹介を受け、お話させていただいた。


少しの時間ではあったけど、今後につながるいい話ができたとオレは思う。。。



今後も何か一緒にできることがありそうな、、、そんな予感がした。。。





講演の最後に、彼は涙ながらにこのスピーチの話をした。。。





1992年1992年6月。ブラジル、リオ・デ・ジャネイロでの「環境と開発に関する国連会議(環境サミット)」に集まった世界の指導者たちを前に、たった12歳の少女、セヴァン・­スズキによる伝説スピーチについて・・・



あの日の古田氏の講演を聴いていた人の中に、何人の人が、彼がこのスピーチを涙ながらに紹介した「意味」を理解できていたのか・・・




・・・・・





聞いてみて欲しい。。。




彼女の叫びを。。。




これが12歳の少女が考えること。。。





『セヴァン・スズキの伝説のスピーチ』







『生きる』ということがどういうことなのか、彼女はよくわかっとる。。。






東日本大震災がおきて以降、世の中は大きく変わりつつある。。。






もちろん変えなきゃいけないことはたくさんある。。。





でも、変わらないこと、変わっちゃいけないこともたくさんある。。。





『たいせつなコト』は何も変わらない。。。




何があっても、何がおころうとも・・・変わらない。。。







だから、自信をもって引っ張っていかんといけん。。。






自分を信じるんよ。。。






考える。。。

2011年07月11日 02時07分23秒 | 日記
今日も、いろんなことを考えさせられた。。。


そんな状況の中で、ポツリとつぶやき始めたが、数珠つなぎに沸々と込上げるものがあった。。。



そんなツイートをアップする。。。





日々が仕事でも、それが日常になれば、仕事が仕事じゃなく感じる。


それはとても幸せなことで、逆にいつ仕事しているのかわからなくなる。


常に遊んでいる感覚がある。



そんな毎日が面白くてたまらん。。。



ただ、楽かと言えば、そうじゃない。


楽じゃないから楽しいと実感できる。


考える事は山ほど積もっていく。。。



知れば知るほど考える事は増えていく。



出会えば出会う程、その人にのめり込む。



いろんな考えを持つ人達に笑顔を贈りたいと思うのは生きているという事を実感できるから。。。



逆に泣いている人を笑顔に変えられなかった時の脱力感は半端ない。



経験不足と力のなさに少し凹んでしまう・・・



考えるという事は、生き、沢山の人と出会える恵まれた環境の中では、死ぬまで増え続ける。


増え続けんのは逆におかしい。




楽と、幸せはかけ離れとる。真逆と言ってもいい。




だから苦しみもがく事を幸せだと実感できる。。。







今日、オレは一つの発見をした。。。




それを教えてくれたのは一本の樹だった・・・・・・







今日、それは植木の材料屋さんに言われた。


おれが印をつけた樹はどれも元気だと。傷まないと。



何か秘訣があるのかと尋ねられた。



正直、秘訣などない。



ただ、一つだけこれはという事がある。




それは、樹をオレが選んでいるのではないという事。


もちろん、こんな樹がいいな。。。とかあんな樹がいいな。。。とか考えて行く。


でも、それは、植木畑の中に入るとガラリと変わる。


何となく引き寄せられ、離れられなくなる樹がたっとるんじゃ。


出会った瞬間に「これじゃ。。。」と。。。


もって返ろうかどうしようか、悩む事はまず無い。



一目惚れに近い。。。


値段も確認せず即買い。



そして、それは植える時も一緒。

結局、自分が植えているのではなく、そこに植わりたいと思っている、というか、ここでなら伸び伸びと育ってくれるじゃろうと思う樹をもっていくだけ。



オレはその樹がどこに座りたいと思っているのかというか、何か樹の持つ力を読み取る能力はあるのかもしれない。






オレは、そんな中、ふと思ったんじゃ。。。



ある意味それは人間に対しても同じ。


ただ、みんなの笑顔が見たい。


みんな生き生きと生きて欲しい。

そう願っているだけのこと。

自分を主張したいわけでもない。

言う事聞いてほしい訳でもない。




ただ、見えない声を聞きたい。。。





その見えない声を聞くために考え続ける。。。


それは幸せとしか言いようがない。



周りにヒトがいてくれるから考える。




だから悩み、苦しみ、もがく。。。




そして喜ぶ。。。





それが生きてるってことなんだと心の底から思う。



一本の樹が元気にすくすく育ってくれるのは、しっかりその樹の見えない声を聞けたから。



その声を聞かずして、人が元気になることなどありえん。


考え、考え、考え続ける事は、「感じる」ことにつながる。。。



それはただ考える事じゃない。



相手を想うということなんだとオレは思う。。。



結局、自分で考えているんじゃなく、考えさせてくれたんだと最後に気付くことになる。。。



すべては周りが教えてくれるんじゃもんな。。。


何かを考え、何かを貫き通すということは、周りを知るということと共にすすんどるんかもしれんな。。。




生きるって、ほんまに面白いわ。。。

『mu』

2011年07月04日 13時53分29秒 | 作庭(庭、その他)

 July.2011


   テーマ「つくらない。。。かざらない。。。~無~」



          



 広島市の住宅街の一角にある二世帯住宅を仕切る坪庭

 スタイリッシュにという要望におこたえした

 一年8ヶ月前の打ち合わせ当初は、


    「コンクリートを使って欲しい。。。シャープな空間を。。。」



 という依頼であったが、もともとここに存在する『空気』に『品』を感じた為、その『空気感』を生かした空間にと、クライアントの意向に反し、とことん「つくらない。。」に徹し、「落ち葉仕上げ」を提案した。

 また、二世帯住宅を仕切る坪庭である為、お互いのプライバシーを守る必要があった。

 窓で仕切られる空間を活かすため、完全に遮蔽するのではなく、幹により向こうに眼が向かない細工を施した。

 これにより、奥行きができ、ゆったりとした空間に仕上がった。。。














 また、二階窓より、向かいのビルから丸見えであった景色をモミジにより遮った。。。






 「つくらない、かざらない」ことにより、より上質な空間を提供することができた。。。

 結果的に喜んでくれるクライアント夫妻の顔を見てこの提案が間違っていなかった事を実感できた。。。



  工事内容:植栽17本、移植1本、景石2石、スポットライト(×2)設備、簡易自動潅水設備
  工期   :1日
  敷地面積:4坪