自然派庭師の日々精進

~ 作庭衆 庭譚 ( にわたん ) ~ 広島県福山市 ~       ※熱いヤツ集まれ!!!

すぐ行動する事の重み・・・

2006年09月30日 01時01分27秒 | 日記
先週からいろんな事を考えている。。。


ある出来事をきっかけに・・・

なんでもっとああしなかったんだろう・・・

もっとこうしてあげられれば・・・とか。。。


思った時に行動しなければ、やろうと思ったときにはすでに遅しってことはよくある。

今、それを痛感している・・・



昨日は、にしとん含む何人かの仲間らと友人の店に行き、いろんな話をした。

いろんな事で盛り上がり楽しかった。帰れないくらいに。。。

この光景をずっと眼に焼き付けておこう。。。そう思った。。。

結局、帰ったのは3:00。。。



訳のわからん内容になってしまったが、とにかく時間は二度と戻ってこないってこと。



絶対にわすれちゃいけん。。。





ということで、なぜか9月に入って二度目の美容院にいってきた。後輩のカリマス美容院だ。普段は二ヶ月に一度なのに・・・



こいつがまたおもろい奴で、どんな髪型にしてくれるかがいつも楽しみなんじゃけど、前回9/10くらいにきとるけー、もちろんあんまり伸びてないんじゃけど、最近少し暇っていっとったし、とりあえず行ってみた。。。

さすがにこれはすぐに行動しすぎかな・・・とも思うけど・・・

まあ、あさっては弟の結婚式ってことで、いいとするか・・・^^


猪熊弦一郎現代美術館・・・  爆睡・・・ りゅうが・・・

2006年09月25日 23時47分28秒 | 日記
先日、四国 丸亀の「猪熊弦一郎現代美術館」に行く。。。





主には、建築を見る為。。。
ここは、「谷口建築設計研究所」の建築。。。

去年も、ここに来る予定でしたが、「東山魁夷せとうち美術館」で足止め。。。

やっと行くことができた。


感想はといえば、立地条件が東山魁夷とは違いすぎて、なんとなく寂しい感じでした。。。


展示の中身も、あまり好きな感じではなかったので少しがっかり。特に、東山魁夷で感動したので・・・


そのあと、庵治に。


一番の目的は、石を探しに。。。


そして、イサムノグチ庭園美術館和泉屋(和泉正敏さん)近辺をブラブラ。


もう一つの目的は、「石あかりロード」を見るのと、島本石材(石屋の親方)に会いに。。。


ぶっかけうどんを食べ、石屋の親方のもとへ。

ちょうどお昼時で、石屋の親方ともう一杯ぶっかけうどんを食べる。。。

最近の近況や、この後する石仕事の相談に。。。


お忙しい中、3~4時間ほど話に付き合って下さいました。


その後、洲崎寺にて「石あかりライブ フラメンゴ」を見る。

そして、以前から色々お世話になっていた洲崎寺の住職さんに挨拶に。。。
ここでもいろんなお話をさせていただきました。。。





そんなこんなで、楽しんでいるうちに22:30。。。





途中、今治の ㈲創造園 越智将人さんから電話が入り、帰りによる事に。





今治に着いたのは、0:30。。。

それから二人で宴会。。。

話が盛り上がり、ビール、焼酎をたらふく飲んで、気づけば・・・。



その日は、福山で仕事だったのでさすがにやばいと思い、少し休んで出発。。。




しまなみ街道開通のおかげで、時間どおり福山到着。。。




若い親方に、応援を頼んでいたのでそのまま現場に。。。


さすがに死ぬかと思うくらい辛かった。。。

二日酔いというか、酔いというか・・・

もう徹夜は厳しい年齢になってきたようだ。

でも、楽しいことがあるのに寝れん。といつも思う。。。

あまり、後のことは考えないこの性格はどうなんじゃろう・・・



お陰で昨日は20:00から爆睡。。。

ビールも飲みかけで寝てしまい、途中に目が覚めたら・・・




・・・のんどる@@; しかもこっちを見て^^って顔で・・・



まいった・・・



大きくなったもんじゃ・・・









能「紅葉狩り」

2006年09月20日 01時56分21秒 | 日記
先日、大島能楽堂へ能鑑賞に。。。


演目は「紅葉狩り」。


親友である大島衣恵ちんがシテ(主役)、2姉妹がシテ連れでした。


三人が同じ舞台に上がるのを見るのは初めてだった。

「紅葉狩り」という演目は、比較的わかりやすい舞でとても面白かった。

いつも感じることだが、普段はかわいい大島が、この時だけは大きく見える。。。


能を見始めて4年になるが、少しだけ楽しめるようになってきたように思う。

正直、はじめから面白いと思ったわけではない。


はじめに見たのが「薪能(たきぎのう)」で、これは九州の不知火(しらぬい)ってとこで、観世流のお能だったが、ただただ感動で鳥肌がたった。


それ以来、能に興味をもった。

古くから伝わってきた能というものが、どういうものなのか知りたいのです。

というか、自分が何を境に、能を理解できるのか、感動だけではなく楽しいと思えるのか、それを理解する自分を見て見たい自分がいるという感じ。。。

わけわからんかもしれんけど・・・




ここで、一つお勉強。。。


「桧舞台にたつ」って言葉よく聞くよね。

この「檜舞台」は、能舞台からきています。

能舞台の床は檜でできています。そして、この「能舞台」は、とても神聖な場所で、「白足袋」をはかないと登っちゃいけないそうです。

この世で最もあの世に近い場所ってことかな。。。

他にも、面白いことがたくさんありますが、また次の機会に・・・


山の庭

2006年09月15日 02時23分48秒 | 作庭(庭、その他)
「山の庭」               2006.8月完成





ここの庭は、お施主様が昔、「大河内山荘」に行った時の感動が忘れられず、山に景色を作って欲しい。長年の夢だった。この際だから是非。ということで、依頼がありました。


というのも、ここの工期は一週間。
手前に家を建て替える予定でした。既存の家の解体後から、新築の基礎打ちまでの一週間でかたを付けて欲しいということでした。


しかも、この工事の難所は、この敷地への間口が2メートルしかないということ。
そこに来るまでの道も狭く、さらに真っ直ぐには入れないということ。

ピンとこないと思いますが、2メートルというのは、2t車のミラーをたたんで入らなければ入れない寸法なんです。

大きい車が入らない上に時間もない。。。



気合いはいったわ^^;



結局、移植、下草刈り、地割に2日、石運搬1日、石積み2日、石組み1日 計6日で、ほぼ終了。
邪魔にならない上での作業 竹垣、仕上げ、ちょこちょこの追加工事に数日。。。

予定通り建築業者さんに迷惑もかけず終了しました。。。









はじめにこの山を見た時、とても不思議な点がありました。


ただ一つだけ30tほどあるだろう巨石が、わかっているだけで100年以上前から据わっているということ。


私は思った。


「この山を生かすには、この石を生かす以外はないですね。」


作庭案を練った。





更なる要望は、やればきりがないので最小限でお願いします。

ということでした。



そもそも、お施主様はここをいじる気はなかったんです。

以前このお施主様から別の場所での仕事の依頼があり、作った景色を見て、感動していただき、「私の夢をかなえてください。」
と頼まれたのです。



とにかく、いらないことはしない。

すべては自然に任せる。

ただ、巨石を生かすための骨格だけ作る。

植栽は、既存の樹の移植のみ。

下草なし。自然にはえてくるのを待つ。

石は、この山の裏側で出る砕石を使用。層が違うので、少し色が違って見えるが、質は同じ。時と共に同じ雰囲気が出てくることを計算に入れ。。。



というコンセプトで作庭をはじめた。








施工後

石が小さく見えますが、3t級の石を何石も据えているんですよ^^;



施工前




石積み補修施工後
セメントは使っていません。
石積みの間から水が流れるようにしてあります。これにより、土圧を軽減します。




施工前
鉄砲水で崩れたそうだ。




既存の水路を生かし、水路をまたぐ石を据え、その上にさらに石積みをしました。。。



上部には、竹林の整理ででた竹をそのまま使用し、「編み垣」を作成。
よくイノシシがでるそうで、イノシシ除けの柵でもあります。




この石積みは「崩れ積み」と言います。
崩れたように積む積み方です。すべての石がかみ合っていますので少々では崩れません。
もちろん、セメントは使っていません。









まだまだ、完成には時間が必要ですが、私の作庭における役割はここまでです。。。


これから下草が生え、周りの樹からおちた種で樹が生え、それを整理しながらこの庭を完成させていきます。


これが「庭の手入れ」です。

手入れによって、庭は大きく変わります。。。


これからどう変わっていくか楽しみな庭です。。。

旅人、旅立つ・・・

2006年09月12日 03時13分33秒 | 日記
先日、東京の山ちゃんが旅立った。。。


長いようで短かった日々。


短い間にいろんな事を考えることが出来た。。。



彼にとってもいい勉強になったとは思うが、何より一番勉強になったのは自分です。。。


まず、埼玉出身で東京で修行中の彼が来て、一番思ったことは、中国地方の文化ってのは本当に素晴らしいってこと。

今は東京が首都で、日本の最先端を走ってる。

でも、関東ってのは鎌倉幕府以降の文化でしょ。西日本に比べ歴史が浅いんです。

この福山も、福山城、鞆の浦、神辺本陣をはじめ、たくさんの文化が残ってる。


いろいろ話をしている内に、自分が福山の歴史を知らないって事にも気づいてしまった。

水野勝成くらいは知ってても、その後の藩主 阿部家は、武蔵藩主(埼玉)の家臣だったって事も知らなかった。

護国神社にもはじめて参った。



もっと福山の歴史を勉強しようと思った。。。



アウトローなまちづくりのためにも・・・




さらに感じたこと。。。弟子が欲しい。。。


今年に入って、応援に来てもらう日数が増えていて、そろそろ弟子が欲しいな~って感じていた。

山ちゃんと過ごした日々の中で、それを痛感してしまった。。。




とにかく、やることはいっぱいじゃ。。。


がんばらねば。



明日は、にしとんとこの手入れ。

バリバリやるぞ~~~!!!







第17回 わかば会

2006年09月07日 21時24分53秒 | わかば会について
先日、二ヶ月に一度の「わかば会(異業種交流会)」を開いた。

今回は、東京の山ちゃんをゲストに迎えての会だったが、まずは、イタリアで建築賞を受賞し、先日ドキュメント番組で特集を組まれTV出演した前ちゃんこと前田圭介くんのお祝いの乾杯で幕をあけた・・・


今回もすごいメンバーの集まりだった、


街づくりの話、政治経済の話、モノづくりの話など、多種多様な討論で盛り上がった。。。



思えば、「わかば会」も来月で3周年になる。


5人ではじまったこの会も、今では33名にまでなった。
しかも、口コミのみで・・・

すごい事だと思う。。。


いろんな分野で頑張っている人間が、なぜか寄って来てくれる。。。

自らの意思で・・・


しかも、全員がこれから福山を背負ってたつだろうメンバーばかり。。。



そして、凄いパワーで話はじめる。。。


話すのが得意な人、聞くのが得意な人、だんだん話し始める人、様々だ。

話せと強制しないのが「わかば会」。


みんなが自発的に発言し、自発的に意見がでる。


自由なのが「わかば会」。


最後の方になると、グループ別に討論が始まり、収拾がつかなくなるが、これが「わかば会」。


これがいいとこなんだ。


大勢の前ではしゃべれない人も、だんだんしゃべれるようになってくる。

ごく自然にね。。。



こんな会があるだろうか。。。



ほんとに「わかば会」を誇りに思う。。。


質を高めていくことも重要だが、続けることはもっと重要だと思う。。。



すっと続け、この素晴らしいメンバーの活躍を共に喜びたい。



いつも集まってくれるみんなありがとう。。。




そして、これからもよろしく^^