あっという間に過ぎる中、雨や所用で現場が進まん。。。
そんな中でこの一週間いろんなことがあり、たくさん考えさせられた。。。
オレは版築に何かあるのか、今回もまた、「WAの庭」の版築を解体することとなった・・・
この現場には『住宅協定』があり、それに違反しているとのことだった。
その協定を見落としていた。。。
着工前に図面の提出もあり、「GOサイン」がでたので安心して施工にかかった
がしかし・・・あちらも見落としていたということだった。
周りから何らかの声が上がり、管理者側も悩んだそうだが仕方なくそのことがオレに伝えられた。
協定というのは、あくまで「強制力」はないそうだ。
だから作ったものを壊せということを強く言われる事はほぼないということだった。
でも、オレはすぐに壊そうと思った。
何らかの声・・・これが、すごく嫌だった。
何が嫌かって、正直オレ自身はどうでもよかった。
でも、ここに住むクライアントは一生このデザインのために、しょうもないイザコザを気にしながら生きていかなくてはならないのかと思うと、オレには『庭』が何のために存在するのかがわけわからんかった。。。
そんな庭ならない方がええ。
人と人が衝突する材料をオレがつくってどうするんじゃ。。。
オレは強く思った。
管理者側はオレを気遣い、少しならいいからと言ってくれた。もちろん、チェックミスがあったからということもある。
正直、この話を聞いたとき、オレが一番思ったことはこの『クライアントの立場』と、『庭』のことじゃった。
誰が苦情を出したのか、チェックをミスした管理者への追求、そんなことはする気にもならんかったし、どうでもよかった。
この『庭』をどうすればいいのか・・・オレの頭にはただそれだけがグルグル回った。
かなり重要なポイントじゃった。
このままじゃ収まらん・・・
設計変更せんといけん・・・
工事もだいぶ進んでいた為、変更にも限界がある。。。
・・・
昼間は若い三人に他の仕事をさせ、俺は何度も現場でイメージを作りなおそうとした。。。
技術的な失敗でもない、デザイン的な失敗でもない、むしろとてもいい雰囲気を作れているこの版築を、若い三人に「壊せ」とは言えなかった・・・
この作業はオレがする。
そう決めとった。。。
何度も夜現場に行き、何とかいい方法はないか・・・
この失敗が生きる方法はないのかと、毎晩考えた。。。
なぜ考えたのか。。。
オレは、失敗が失敗に終わることがすごい悔しい。
「失敗したからこうなってしまった・・・」なんて言い訳は絶対にいやじゃ。
そんなモノならつくらんほうがええ。
「失敗してよかった。失敗せんとこのデザインには気付かんかった。。。」という結果に必ずもっていく。
もちろん、はじめからそのことに気付いていればいいが、そんなことばかりじゃない。
そしてもう一つ。
この壊すことになる版築の手間、それから今後の設計変更にかかる費用をなるべく追加のないように考えたかった。
金がありゃできるんか。ということになるけーな。それは絶対にいやじゃ。
ただチェックミスだけで金を使いたくない。
じゃあ、始めから金かけりゃもっといいもんができとった・・・そういうことになってしまうじゃろ。
オレはそれが許せんかった。。。
オレは、昔からこんなときこそなぜか燃えてしまう。
「美孔庵」「森×hako」、「流れのある庭」・・・すべてそうじゃった。
思いがけない事が起こり、逃げたくなるほど苦しみ、それでも結果をだしてきた。
だから逃げん。。。
おれはそう思いながら、考えてはポシャリ、考えてはポシャリを繰り返した。
その内に、少しだけ道が見えてきた。
この版築を壊さなければできなかったという道を。。。
すぐにオレは行動に移し、版築に手をつけた・・・
半分を切り離し、移設した。。。
本来作れない場所に。。。
そして、それが幸をそうし、新たなデザインが浮かんできた。
それは、見失っていた空気が見えた瞬間じゃった。
これでいこう。。。
オレは決めた。
オレはやっぱり「庭」がすきじゃと思う。
というか、自分がつくる『モノ』と、それを待ちわびる人の『笑顔』が一番大事なんじゃ。。。
周りの声はまったく気にならんけーな。
オレの庭に暮らす『ヒト』が幸せであればそれでええんじゃ。
120%そうならんと、オレが『庭』をつくる意味なんてない。
じゃけえ、がんばれるんじゃ。。。
沢山の人を待たせてしもうとるけえ、オレはがんばる。。。
みなさん、待っといてよ。。。
ヒトツずつ、真剣に向き合うけーな。
そんな中でこの一週間いろんなことがあり、たくさん考えさせられた。。。
オレは版築に何かあるのか、今回もまた、「WAの庭」の版築を解体することとなった・・・
この現場には『住宅協定』があり、それに違反しているとのことだった。
その協定を見落としていた。。。
着工前に図面の提出もあり、「GOサイン」がでたので安心して施工にかかった
がしかし・・・あちらも見落としていたということだった。
周りから何らかの声が上がり、管理者側も悩んだそうだが仕方なくそのことがオレに伝えられた。
協定というのは、あくまで「強制力」はないそうだ。
だから作ったものを壊せということを強く言われる事はほぼないということだった。
でも、オレはすぐに壊そうと思った。
何らかの声・・・これが、すごく嫌だった。
何が嫌かって、正直オレ自身はどうでもよかった。
でも、ここに住むクライアントは一生このデザインのために、しょうもないイザコザを気にしながら生きていかなくてはならないのかと思うと、オレには『庭』が何のために存在するのかがわけわからんかった。。。
そんな庭ならない方がええ。
人と人が衝突する材料をオレがつくってどうするんじゃ。。。
オレは強く思った。
管理者側はオレを気遣い、少しならいいからと言ってくれた。もちろん、チェックミスがあったからということもある。
正直、この話を聞いたとき、オレが一番思ったことはこの『クライアントの立場』と、『庭』のことじゃった。
誰が苦情を出したのか、チェックをミスした管理者への追求、そんなことはする気にもならんかったし、どうでもよかった。
この『庭』をどうすればいいのか・・・オレの頭にはただそれだけがグルグル回った。
かなり重要なポイントじゃった。
このままじゃ収まらん・・・
設計変更せんといけん・・・
工事もだいぶ進んでいた為、変更にも限界がある。。。
・・・
昼間は若い三人に他の仕事をさせ、俺は何度も現場でイメージを作りなおそうとした。。。
技術的な失敗でもない、デザイン的な失敗でもない、むしろとてもいい雰囲気を作れているこの版築を、若い三人に「壊せ」とは言えなかった・・・
この作業はオレがする。
そう決めとった。。。
何度も夜現場に行き、何とかいい方法はないか・・・
この失敗が生きる方法はないのかと、毎晩考えた。。。
なぜ考えたのか。。。
オレは、失敗が失敗に終わることがすごい悔しい。
「失敗したからこうなってしまった・・・」なんて言い訳は絶対にいやじゃ。
そんなモノならつくらんほうがええ。
「失敗してよかった。失敗せんとこのデザインには気付かんかった。。。」という結果に必ずもっていく。
もちろん、はじめからそのことに気付いていればいいが、そんなことばかりじゃない。
そしてもう一つ。
この壊すことになる版築の手間、それから今後の設計変更にかかる費用をなるべく追加のないように考えたかった。
金がありゃできるんか。ということになるけーな。それは絶対にいやじゃ。
ただチェックミスだけで金を使いたくない。
じゃあ、始めから金かけりゃもっといいもんができとった・・・そういうことになってしまうじゃろ。
オレはそれが許せんかった。。。
オレは、昔からこんなときこそなぜか燃えてしまう。
「美孔庵」「森×hako」、「流れのある庭」・・・すべてそうじゃった。
思いがけない事が起こり、逃げたくなるほど苦しみ、それでも結果をだしてきた。
だから逃げん。。。
おれはそう思いながら、考えてはポシャリ、考えてはポシャリを繰り返した。
その内に、少しだけ道が見えてきた。
この版築を壊さなければできなかったという道を。。。
すぐにオレは行動に移し、版築に手をつけた・・・
半分を切り離し、移設した。。。
本来作れない場所に。。。
そして、それが幸をそうし、新たなデザインが浮かんできた。
それは、見失っていた空気が見えた瞬間じゃった。
これでいこう。。。
オレは決めた。
オレはやっぱり「庭」がすきじゃと思う。
というか、自分がつくる『モノ』と、それを待ちわびる人の『笑顔』が一番大事なんじゃ。。。
周りの声はまったく気にならんけーな。
オレの庭に暮らす『ヒト』が幸せであればそれでええんじゃ。
120%そうならんと、オレが『庭』をつくる意味なんてない。
じゃけえ、がんばれるんじゃ。。。
沢山の人を待たせてしもうとるけえ、オレはがんばる。。。
みなさん、待っといてよ。。。
ヒトツずつ、真剣に向き合うけーな。