西表島の大富、南風見仲、大原、古見などでキビ刈りをしていた日々
「いつか逃げ出してやろう」という思いを抱いていた。
クロボシセセリ
西表島大富を流れる仲間川の横にある仲間川林道に昆虫採集にいった。
当時、チョウと水生昆虫にはまっていた身としては蝶の採集道具と水生昆虫の採集道具を持って頑張ったような気がする。
ただ、そのときに出会ったクロボシセセリ、ツマムラサキマダラ、クロテンシロチョウなどは図鑑をみると迷蝶表記だったりして珍しい気がして一人喜んだものだった。
仲間川林道では、蝶屋さんによく出会った。
たいていの人の狙いはリュウキュウウラボシシジミだった。
マダラサソリ
サトウキビ畑の歌やら琉球民謡などを聞きながら熾烈なキビ刈り作業を行った。
キビ畑と言っても土壌が乾燥していることこや、ジメジメしてカニやセマルハコガメが出てくるところなどいろいろだった。
ジメジメしているサトウキビ畑にはカエルもいて、当然のようにヘビもいた。
3月18日には、サキシマハブに遭遇して持っていた手斧にてハブに一撃とあたえた記憶がよみがえる。
メモ帳より~
3月18日 古見 サソリモドキ ハブを殺した
19日
20日 サソリ3匹
21日 展望台へ 4人
22日 ケムリムシ 夜バーベキュー
23日 泰志さんの所でキビ刈り
24日 キビ刈り
25日
26日 ドライブ 星砂
27日
28日 林道で虫屋さんと サソリモドキ2
29日 西表でクサゼミ発見
30日 与那国に~
3月22日の所にケムリムシとあるが、正確にはオオミイデラゴミムシという地上徘徊性のゴミムシの仲間です。
この虫は、刺激するとお尻から高温のガスを噴出して難を逃れようとします。
そのガスは眼で確認するに煙りが出ているかの様で触れると火傷のような状態になります。
まあ、熱いですが暫くすると痛みは消え指には赤茶色っぽい痕が残ったような記憶があります。
数日すると跡はなくなり完全復活していました。
キノボリトカゲ
3月29日には、アメリカセンダングサの葉の上や道端の草の上、サトウキビの葉の上などに小さなセミが居るの発見して感動したものです。
「ジージー」という感じで鳴いていて簡単に指で摘めるのですが、飛び立つと小さい上に結構飛ぶのが早くて見失ってしまいます。
「ちょっと日本最西端の与那国島に行ってみたい」とキビ刈りの最高責任者に言ってみたらOKが出たため4日くらいの予定で行ってみることとしました。
そのことを、非常にお世話になっていた大富の君島さんに言ってみたところ与那国島には知り合いの先輩の弟が居るから~と言うのです。。
3月30日、ついに与那国島への出発の日
昆虫採集道具、テント、寝袋、標本作成道具、標本箱などを大量に携えて朝、大原の船着場にいると君島さんが軽トラに乗ってやってきて与那国島の先輩の弟のところに「これ持っていってくれるか?」と泡盛の一升瓶だとか三合ビンだとかが何本か入った段ボール箱を持ってきて渡してくれました。
しかも、泡盛の間には西表島のサトウキビから精製された黒糖の袋が詰め込まれていて非常に重かったのを思い出します。
「こんなに持てないよ」と言いたかったのだけど好意を無下にするわけにもいかず、また気に留めてくれたことが嬉しく言えなかったのですが・・・
非常に多く荷物があったため船に乗り降りする際に何往復かして荷物を運び出したり運び入れたりと大変だった記憶がよみがえりました。
↑ やっとこさパソコンが復活しましたが・・・
こちらでは見られない&私が沖縄に行った時に見つけられなかったものばかり・・・
羨ましいです!
あ、パソコン復活おめでとうございます(笑)
なにせ47日も滞在していたもので…
日数からすると、こんだけ?って言われそうです。
今の私が行けば必ずこの頃以上の虫が採れると思います。
ああ、あれも採れた、あそこに○○がいるとか当時なかった情報やらが今になって脳内にあったりして悔しかったりしています。。