ギャンブル依存症と戦うんだ!

ギャンブル依存症の元夫との戦いの記録です。

ギャンブル依存症は病気なのか?

2018年04月02日 | ギャンブラーについて
オッサンのギャンブル依存症に直面した時に、最も受け入れ難かったのが、ギャンブル依存症は病気であるという事実です。
一般的な解釈だと、病人には労わってあげましょうとなるところですが、病的賭博を前に相手を労わる余裕などありません。
過去に嫌々ながら病気の可能性についてアップしていました。

ギャンブル依存症はやはり病気?

オッサンと離婚して既に8年。
ギャンブラーとの関わりが途絶えた現在も、ギャンブル依存症について新たな発見があれば、必ず目を通している私です。
2017年の調べによると、ギャンブル依存症と診断されている人達の半数に発達障害が見つかったとのこと。
現時点で医療機関に繋がっていないギャンブラーも大勢(統計によると実に70%)いることから、実際はもっと数が多いと推測します。
発達障害を抱えるギャンブル依存症には、通常の治療は通用しないと言われています。
発達に問題がないギャンブラーの場合、底付き体験をさせることで効果が現れますが、発達障害の人は一度ハマると追求の手を止めることができない特性があるからです。
つまり脳の働きの特質に直結した「刺激」として、ギャンブルが「やめられない」ということになります。
生まれつき脳のドパミンという神経伝達物質の分泌量が少ない上に、前頭前野から側坐核/尾状核への伝達に障害をきたしているために行動を制御するのが困難。
一旦意識が向いた方向を止めさせようとすると、かえって意識がギャンブルに向い手放せなくなるのだそうです。
更に気掛かりなのは、お金がかかっていなければ物足りないという点です。
彼らがギャンブルを止めるためにはどうすれば良いか?
専門家の意見によると、ギャンブル以外にハマるものを見つけるのが良いとのことですが、果たして代わりが見つかるかのでしょうか。
あくまでも私の考えですが、ギャンブラーが刺激や万能感を欲する理由として、自信の無さが挙げられるかと存じます。
根底にあるコンプレックスを解消せずに、問題行動だけを取り除こうとするのは難しいのではないでしょうか。
オッサンの場合、重要な事柄の前になると決まってギャンブルに走る傾向にありました。
私にはその行為が「さあ、これからやるぞ!」と気合を入れる儀式のように見て取れました。
自分の選んだ台が予定通りにフィーバーすれば、そのままの状態で仕事も順調に終わることを期待しているのでしょうが、世の中そんなに甘くありません。
時間になっても止めるに止められず、約束をすっぽかしてしまうことも度々あったようです。
当然取引先や職場の上司に叱責されるでしょうから、帰宅後にはお決まりの「お前のせいで」が繰り返される訳です。
彼らに自信と勇気を与えることが先決で、ギャンブルに代わるものを見つけるのはそれからという気がします。

ギャンブラーについて

2018年04月02日 | ギャンブラーについて
2008年秋にブログを立ち上げ、ギャンブル依存症のオッサンとの戦いを綴る中で、言い得て妙だと思える記事があります。
自分の中では最高傑作だと思っていますので、是非ご覧頂ければと思います。

自分の出来ること

最高のプレゼンは見直しがいっぱい

最悪のシナリオから見えてくること

結論ですわ

で、オッサンはどうしたか

否認という名の回転木馬

2018年04月01日 | 依存症~否認という名の回転木馬~
ギャマノンに参加すると「否認という名の回転木馬」の冊子を配布されます。
もとは英文だったのを日本語に訳しているので、読みにくい内容ではありますが、何度か読み返すうちに徐々に理解できるようになりました。
私の場合、ようやく理解できるようになると今度はその内容が受け入れ難く、冊子をクシャクシャに丸めてゴミ箱に捨てたこともありました。
当時を振り返ると確かに私もオッサンのギャンブルに加担していました。
「私が選らんだ人が借金までしてギャンブルするはずがない」
疑惑が確信に変わると今度は
「私の力でオッサンを立ち直らせる」と、頼まれもしないのに一人相撲を取っていました。
どうしてそんな考えに至ってしまったのか。
私の場合、オッサンに掛かりきりになることで、本来自分のやるべきことから目を反らしたかったのではないか。
今だからこそそんな風に言えるんですけどねえ。

難解な内容ですが、ギャンブラーに振り回されているとお悩みの方にお勧めの物語です。


ご無沙汰になってるギャマノン

台1幕~ギャンブラーは否認し、その後は誰かに依存する~

第2幕~イネイブラーの過ち~

第2幕~犠牲者の戸惑い~

第2幕~挑発者の孤立~

第3幕~そして繰り返される~

~回復の為に~