先日兄から「実家の天井が落ちたので家を取り壊すことになった」と電話がありました。
盆明けから取り掛かるので、欲しい物があればそれまでに取りに来いとのこと。
アーノルドにお願いして7年振りに大阪へ帰省してきました。
外観に問題があるようには見えませんでしたが、一歩中に入ると天井の梁が露わに。
「うおーー」と思わず声が出てしまいました。
1階の床には天井から落ちた木材が散乱していてとても歩ける状態ではなく、アーノルドだけが勝手口から玄関まで通り抜けました。
私「私の部屋は二階なんですが、階段はどうなっていますか?」
ア「かろうじて存在しているけど、上がるのは怖いよ」
私「欲しい物があれば取りに来いと言ったけど、これではどうにもならないですね」
玄関脇に段ボール箱が二つあって、中を確認するとアルバムが入っていました。
ア「卒業証書や資格証明書があれば良かったのにね」
昭和41年に建てた実家ですので築年数は50年を超えています。
原因を考えるに、阪神淡路大震災では何とか持ち堪えた実家でしたが、空き家になって20年、加えて去年発生した大阪府北部地震によるダメージが大きかったのでしょう。
隣接して建っている文化住宅の損傷は実家より更にひどく、今にも崩れそうな気配でした。
天井が落ちた時に兄が室内に居なくて良かった。
今はただただそれだけです。
ちなみに家財道具を処分するのに200万円、実家と文化住宅の取り壊しに500万円とのこと。
お兄ちゃんにばかり負担を掛けさせてごめんね。