ギャンブル依存症と戦うんだ!

ギャンブル依存症の元夫との戦いの記録です。

にしき、電動車椅子を買う⑤

2019年02月15日 | 電動車椅子
ジャジャーン!
遂に完成しました。





ミキの専用フレームは私の身体のサイズにぴったりでしたが、右の肘掛けの長さだけは短くしてもらいました。
通常の長さのままでジョイスティックを操作するには、常に腕を伸ばしておかなければなりません。
試乗のわずかな時間でも疲れてしまいましたので、この状態で長時間の運転はとても無理だと判断しました。
肘掛けを短くすることで自然と脇が締まり、弱った背中や腕の筋力でも長時間同じ姿勢を保つことが可能になり
ました。
これだけ読むと良いことずくめの新車椅子ですが、一点見落としがありました。
それは重量が格段に重くなったことです。
前のは15キロでしたので、アーノルド一人でも車の荷台に乗せることが可能でしたが、今回のはバッテリーを
含めると総重量は42キロです。
ここまで重いと流石のアーノルドも一人で持ち上げることはできませんでした。
更にサイズが大きくなったので、ホンダ・フィットには乗りません。
つまりはこの車椅子を乗せられる車を買い替える必要がでてきたのです。
続きは来週の月曜日以降にアップします。
次回から新シリーズ「にしき、車を買い替える」が始まります。

にしき、電動車椅子を買う④

2019年02月14日 | 電動車椅子
ティルト・リクライニング式車椅子について
<ティルティング機能>座面を傾斜させることができる
座面を傾斜させる最大の効果は、傾斜により荷重がお尻だけでなく、背中や腰にも分散されるために
搭乗者の姿勢が安定できることにあります。
これにより長時間の乗車による疲れや痛みを抑制することができ、長時間でも比較的楽に座り続ける
ことが可能です。
<リクライニング機能>背もたれを後方に傾斜することができる
背もたれの角度が自由自在に調整がきくので、障害によるバランス機能の低下のサポートができます。
後日、自宅でティルト・リクライニング式車椅子を試乗したところ、乗り心地は抜群でした。
無段階で角度を調節できるので、その時の体調によって自由に変えることが可能ですし、耐圧分散用
のクッションを購入する必要はなさそうです。
正直なところ、ここまでの機能が私に必要なのか疑問ですが、判定の場で滅多にないことが起きてしま
いました。
「後々のことを考えると、これで良かったのかも知れないよ」とアーノルド。
搭乗者の乗り心地が向上することは、即ち介助者の負担が減ることに繋がります。
これまではアーノルドの負担が増すことから、孫達と一緒に外出するのを見送っていましたが、この車椅
子なら家族みんなで遠出が可能になると思います。

さて、手続きは初めからやり直すことになりました。
最終決定を行う県が変更を指示したことから、今後の手続きはスムーズに運ぶかと思いきや、部品の数
が増えたために、例の見積書の作成と確認作業に1ヶ月を要しました。
県から自宅へ「決定通知」と「交付券」が届いたのが11月下旬。
12月に入ってからようやく車椅子の製作が始まりました。
途中にお正月休みがありますので、完成するのは1月下旬とのこと。
現物を2月初旬に県まで持参して、最終確認を終えてから納車という流れになります。


にしき、電動車椅子を買う③

2019年02月13日 | 電動車椅子
昨日の続きです。
盆明けに納車できたのか?
結論から申し上げますと「無理」でした。
理由①見積書の作成に時間を要した
前回の見積書は「車椅子一式」の記載で審査に通ったのですが、今回は部品の名称と単価をひとつひとつ
記載する必要があったからです。
前回から変更になったのか、電動車椅子だからなのか、確認していないので分かりませんがおかしな制度です。
と言いますのは、部品の単価が「安過ぎ」たり「高過ぎ」たりと、その通りの金額で見積書を作成すると実際の価格
には程遠くなります。
「では単価がオーバーした部品に関しては実費で払えば良いんですね?」と業者に確認すると「違うみたい」との
こと。
市役所の担当者に確認したところ、高く設定された部品に金額がはみ出している部品の価格を組み込み、帳尻を
合わせろと指示されたそうです。
なんじゃそりゃ?年度末に予算が余ったから道路工事をやるのと同じじゃないか。
このやり取りに2ヶ月近く費やしたので、市から県に書類が届いたのはお盆休み前でした。
理由②県で全てを覆された
これも制度が変わったからなのか、前回は書類だけのやり取りで良かったのですが、今回は県の窓口に出向き
医師による診断を受ける必要がありました。
9月初旬に予約を入れて、指定された場所へ出向きました。
ここでもおかしなことがありました。
担当の女性が「どうして古い車椅子に乗って来たの?電動車椅子じゃないと検査出来ない」と言うのです。
「まだ認可が下りていないのに、製作できる訳がないじゃないですか」と業者。
押し問答を繰り返す二人にイラつき始めるアーノルド、冷や冷やしながら見ている私。
やっと静まり本題に入るかと思いきや、担当の女性から予想していなかった言葉が飛び出しました。
「にしきさんは手首で動かすタイプが良いと思います」
はぁ~?何のこと?
電動車椅子は簡単に認可が下りないと聞いていたので、業者と事前に打ち合わせを重ねて当日を迎えました。
なのにこの有様、頭の中はパニック状態。
自分でも血圧が急降下し始めたのが分かりました。
にしき、突然意識を失い車椅子から滑り落ちる
気が付いたらベッドに寝かされていました。
目が覚める間、私抜きで話し合いが行われていました。
<結論>ティルト・リクライニング式の電動車椅子に決定


メーカー名:ミキ
製 品 名:グランドフリッチャー・ユニ_JX
特   徴:ユーザーのニーズにフレキシブルに対応する専用フレームに、ヤマハ製電動ユニット「ジョイユニット
Xプラス」を装着した電動車いす
なんでそーなるの?飛躍し過ぎだろ!

にしき、電動車椅子を買う②

2019年02月12日 | 電動車椅子
きっかけは去年の4月、市役所へ福祉タクシー券をもらいに行った時のこと。
  私 「車椅子のクッションが経年劣化により耐圧分散が上手くできなくなりました
     購入からまだ5年ですが、補装具支援制度を利用して買い替えることは可能ですか?」

担当者「それでしたら車椅子ごと新しくするのはどうですか?」
  私 「えっ?良いんですか?」
担当者「にしきさんの場合は大丈夫ですよ」
何が大丈夫なのか、その時は気が動転して確認するのを忘れましたが、送迎タクシーに乗り込んだ途端、
嬉しさのあまりメールでアーノルドに報告しました。


<前回購入した車椅子に生じた不具合>

  ①クッションがぺちゃんこなので直ぐにお尻が痛くなる
  ②座面の幅が身体のサイズが合っておらず、徐々に身体が傾いてしまう
  ③座面と背もたれの角度が90度なので、少しの段差でも身体がはねて前かがみになってしまう
   最悪の場合、車椅子から転げ落ちる
  ④肘掛けが固定されているので移乗しづらい
  ⑤自力走行が不可能になりつつある
上記の問題点を解消するためにはどんな車椅子が良いか。
前回同様、いつもお世話になっている福祉用具販売店に相談しました。
1ヶ月をかけて検討した結果、ミキのモジュール車椅子にヤマハの電動ユニットを装着することに決まりました。


上記のモデルを基準に、座面の幅と奥行き、背もたれの高さ、座面と背もたれの角度を私の身体に合せる
完全オーダーメイドです。
GW明けに採寸を終え、製作に入るまでの流れは以下の通り。
  1.医師に「意見書」を書いてもらう ※私は二度目だったので省略になりました
       ↓
  2.業者に「見積書」を書いてもらう
       ↓
  3.市の福祉課へ個人番号の分かる書類・身体障害者手帳・認印を持参して
   申請書・意見書・見積書を提出
       ↓
  4.市から県へ意見書と見積書を送付、文書による判定を受ける
       ↓
  5.県が適当と認めると「決定通知」と「交付券」が自宅に届く
       ↓
  6.車椅子の製作開始
順調にいけば盆明けには納車になりますと業者さん。
実際はどうだったのでしょうか・・・・・・

にしき、電動車椅子を買う

2019年02月11日 | 電動車椅子
にしきです。お久しぶりです。
ここ1.2年更新が途絶えがちでしたので、ギャンブル関連の古い記事だけ残し、
またお伝えしたい情報が見つかるまで休んでおりました。
そしてとうとうその日がやって来ました。
待ちに待った電動車椅子が届いたのです。
オーダーしたのは去年の5月。
途中色々あって前回同様8ヶ月を要しました。
本日よりしばしの間、電動車椅子関連の話題が続きます。