ギャンブル依存症と戦うんだ!

ギャンブル依存症の元夫との戦いの記録です。

第2幕~犠牲者の戸惑い~

2009年02月07日 | 依存症~否認という名の回転木馬~
2009年2月7日の記事

第2幕の次の舞台に表れた登場人物を「犠牲者」と呼んで良いだろう
この人はギャンブラーの上司であったり、監督であったり、仕事の同僚であったり、時には一番頼りになる雇い主である
「犠牲者」は次の様なことをする人である
ギャンブラーがギャンブルの為に仕事を休んだり、ギャンブルをしたい衝動で仕事を休んだ時、仕事をなされているように責任を取るのである
ギャンブルが仕事に悪影響を与え始めた時点で、ギャンブラーは同じ会社に10年15年と働いて、上司は彼の本当の友達になっているかも知れない
その人を守るのは全くの通常であって、いつも「これが最後だ」という希望がある
クビになれば妻や子供が苦しむだろう
しかし彼は会社としてどう対処すべきか確信が持てないし、この社会的偏見のある病気にどう対処すれば良いかも知らない
個人的な関心や友情が動機となって、「犠牲者」は再びギャンブラーの依存を深め、否認の必要を大きくする行動を取っていくこととなる ~否認という名の回転木馬より~


私が過去勤務していた職場にも、ギャンブルで多額借金を抱えた男性がいました。
事務所を預かる私は、何度も彼あての督促電話を受け取りました。
しかし上司に報告しても「電話を繋げるな」と言い、社長自ら彼に資金繰りの相談を持ちかけていました。
また会社まで押しかける金融会社に、時々肩代わりもしてやるのです。
そういう周囲の行いが、ギャンブラーを根本的に助ける手段でないのは分かっていても、誰も適切な措置を知りませんでした。

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