![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/3e/61c2b79d45ef37d96d8cf36f28bfe475.jpg)
私の先生は相当なへそ曲がりだから、
「中国の古典意外、人の字を臨書したらアカン。僕の字しか真似したらダメ」というのが口癖で、
その癖、展覧用の手本なんか、中々書いては下さらない。
始めたころ、「墨」のコンクールのお手本を書いたのを見つかって叱られたことがる。
それ以来「墨」はバックナンバー以外買わなくなった。
最近、墨、紙、帖には惜しみなく万札を飛ばすのだが、着る物、食べるものには結構出し惜しみする。
昔懐かしいエンゲル係数的には超水準の高い生活ということになるのだが、
その辺は怪しい。
それで、節約のため、「墨」はもっぱら図書館の閲覧コーナーを利用している。
最新号「墨 214号」誌上コンクール課題は、なんと藤原佐理。
佐理を漢字、仮名の両面から、石飛博光、岩永栖邨 の両先生が分析された記事が載り、
次号掲載の審査に両先生が当たられると言う。http://www.gei-shin.co.jp/sumi/sm0.html
私は、去年12月、軽い熱病に冒されたように、突然、佐里を臨書した。これって偶然???
ここ1ヶ月、私のブログの訪問者が増えていたのは、もしかして「墨214号」の影響かなぁ?
http://blog.goo.ne.jp/nisibundo/c/96a3ec2bfd260409dbfcf005b4bdf2eb
石飛先生の分析は、私の佐里観と80%くらい一致して、
「ふ~ん、やるじゃないの。」って感じだ。
K展締め切りが、30日夜、
そういうものに応募したことがバレたら大変なことになりそうだし、
私はただの傍観者、というところ。
次号、どんな字が紙面を賑わすことやら楽しみだ。
http://www.gei-shin.co.jp/sumi/sm0.html
でもやっぱり師匠としては、自分にないものを書いてこられるとギョっとする感じ、なんとなくわかります
それにしてもnisibundoさんの書に対する熱い思いにはいつも敬服して、気がひきしまる思いです。
いろいろな古典を臨書できるのも、今のうちの様な気がします。自分の書風が固まってくると、何を見て臨書しても同じ様になるんだと思います。そういう風になるともはや、形臨は難しくなるのでないでしょうか。沙於里さんはお年は若くても、書道の経験が長い方の筈。敬服はお門違いですよ。勝手気ままに、風邪の赴くままです。