西分堂日記

書画を趣味にする私が、感じたこと見聞きしたこと、たまに、自作の書画を掲載できれば、と思います。

臨王鐸「臨徐橋之」

2010年11月19日 | 臨王鐸
先週土曜の日展解説で「王鐸」という名前が出て以来、
気になってしょうがない。
この1週間、まぁ、王鐸の毒にヤラレ・・・ということもなかろうと、
遊び半分王鐸を臨書。

王鐸44歳の作。
村上三島編「王鐸の書法」表紙を飾る書である。
多分、王鐸を代表する作品に違いない。

二八の紙を半分にして、特徴的な上半分だけ臨書してみた。
ホントはこんなのインチキで~す。
臨書作品でどこかに出すわけじゃないから・・・いいよね。
というのは、あの勢いのある細い曲線が、半切の大きさではだせないこと。
遊び半分では二八の長さではシンドイからである。

筆は「王鐸の書法」には「細くて硬い長鋒筆であろう」とあるが、
わたしは色々試して、最後はコリンスキーのこの筆を使ってみた。


細い筆では細い線が擦れてしまうから・・・・

墨は墨運堂「すり下ろし」墨液
紙は玉蘭堂「淳可宣」


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2 コメント

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Unknown (花)
2010-11-19 16:46:14
西分堂さま~
中々、すごいじゃないですか~・・・
太さと細さがいいな・・・きれがあって。
こういうのを見ると励みになるんだけど半面あきらめが早い ま~無理だよな~とね。どうも波があります。気持ちにね。そういうことはないですか?

Unknown (nisibundo)
2010-11-19 20:15:35
お互いさまでござんすよ、花さん。
1週間の間、波ありましたよ。
「どうせ、だめだわ」とか
「全然違うわ」とかね。
適当に誤魔化しました。
行のうねりがまだ出ていない。
字の中心が曲線の上に配置されていている。
仮名の榎戸○○先生なんかもそうですよね。

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