SPECTACLE DIARY

かわいいお客様や今日あった症例などを紹介しています

無水晶体眼のお客様の眼鏡

2017年04月21日 06時52分20秒 | 日記
ベーチェット病からのぶどう膜炎で
水晶体を取り除いたお客さんが来店されました。

眼の中にあるレンズ、
水晶体を取り除くと
かなり眼軸長が長い人でない限り
強い遠視になります。

それは水晶体の屈折力が約20Dあるからです。

この方の場合はS+11.00D

通常のレンズでは調製出来ないので
レンチキュラー、シームレスといった
特殊レンズになります。



中央が盛り上がっている特殊レンズです
例えると
目玉焼きみたいなレンズで黄身の部分で物を見ます。

このレンズは
有効径(黄身の部分)が40mmと小さいので
視野も狭く、アイポイントから少しでも外れると
収差もきつくなり歪んで見えたりします。

ですから
フレーム選び、調整が非常に大事になってきます。




特殊レンズを使ってますが
出来上がりは普通の眼鏡となんら変わりません。

重さもおもいのほか軽く出来ました。


明日22日(土)は近大店の定休日です。






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