今日の症例は
左上斜位の方です。
当店で調製するのは初めてで
現在使用の眼鏡が見えにくいということで来店されました。
現JBは累進屈折力レンズで上下のずれを軽減させるものが
わずかですが組み込まれています。
しかし検査をすると、かなりの量が残っているので
気を抜いた時、物が2重になって見えます。
常に力を込めて見ないといけない訳です。
それにより
肩こり、首こり、頭痛がおきます。
本人もそういった症状に悩まされているようです。
ですから
今回調製させていただく眼鏡は
上下のずれを力まなくても見えるようなものを
以前のレンズより多く組み込むので
楽になっていただけるのと同時に
甘い立体視もよみがえってくることだと思います。
明日18日(土)は近大店の定休日です
今日の症例は、書道のお仕事をしていて
有名な先生のお弟子さんの方です。
使用している眼鏡では見えづらいという訴えです。
現JB度数
R=S+1.25D C-1.25D AX90 ADD +1.50
L=S+1.50D C-0.50D AX90 ADD+1.50
累進屈折力レンズです。
両眼解放での矯正度数はこちらです。
R=(0.9×S+1.50D C-2.00D AX 80)
L=(1.0×S+2.50D C-1.75D AX80)
NPC
15cm(左眼開散)
眼位は
3△外斜位 1△R/L
輻輳力が低下していました
原因は度の緩い眼鏡を使用しているためです。
一生懸命ピントを合わせようと必死になっているから
見えにくくなってきたり、眼精疲労にも繋がります。
特に職業上、近くを見ることが多いですので。
ですから
きちんと遠視、乱視、
そして輻輳力を助けてあげるものを入れ
より近くが見えるよう累進屈折力レンズではなく
今回は近近両用眼鏡で調製することにしました。
近近両用でもより遠くが見えるタイプのものにするので
装用テストでは問題なく掛けられました。
近くは毛筆の細かいところまで見えると喜んでいただいたのでよかったです。
今日の症例は
両眼レーシックの手術をされた方で
その後遠方が見えにくいということで
検査することになりました。
矯正度数は
R=(1.2×S+0.00D C-0.25D AX 150)
L=(0.8×S-0.25D C-1.75D AX 125)
左眼は少し視力が出にくいので
話を聞いてみると
レーシックの手術前はかなりの近視があったそうです。
それが原因となっているかもしれません。
あと左眼は
レーシックと追加でリーディングアイといった
ピンホール効果をねらって近くを見やすくする
老眼治療もしているようです。
このリーディングアイ
レチノスコープで見ると虹彩付きコンタクトレンズみたいに
黒いリングみたいなものが見えて瞳孔がかなり小さく見えました。
瞳孔がかなり小さいので遠くに関していえば
暗い所では見えにくくなります。
そして右眼主体で見ることになるので
慣れるまではかなり時間もかかります。
そういったことから右眼も疲れが蓄積されて
見えにくくなっているのでしょうね。
眼鏡は右眼にごくわずかですが
乱視を入れることにより見え方が向上するようなので
左眼の矯正も合わせて調製することになりました。
先日、左眼の白内障の手術をしたので
眼鏡が合わなくなり調製に来られました。
右眼も白内障はあるのですが矯正視力が(0.8)まで
出るため左眼のみの手術になったそうです。
R=S+4.00 C-1.75D AX60
L=S+3.00 C-4.00D AX110
手術した左眼は糖尿のせいかはわかりませんが
視力は(0.5)がやっと出るくらいです。
眼位はL/R 2.00 あります。
物が上下にダブって見えるという自覚もあります。
今回は手術してから上下のずれが出ているため
ずれを修正するものをレンズに組み込んで調製することになりました。
この方の場合
左眼のみの手術で、いずれ右もすることになると思います。
遠視の度数がそこそこあるので右眼も左に合わせて遠視が入ると想定されます。
両眼いっぺんに手術していたら遠視も入らず裸眼で遠くも見えるよう合わせられていて
眼鏡も軽く、薄く出来ていたのではないかと考えられます。
今となってはしかたのないことではありますが・・・
視力もある程度出ているので手術をすることはためらいますが
私は度数(近視もそうですが特に遠視)がそこそこある人は
両眼、同時期に白内障の手術をした方がいいのではないかと思います。
今回の症例でした