気分はいつも、私次第

『関心領域』私のお気に入り

私のお気に入り・・・なんだそりゃ(笑)

えっと・・・トムゼン君の親友ボリス君、お気に入りです。
武装親衛隊上級大佐って・・・どれだけ殺したんだい?とか思う。

彼はエスターの関心を引こうと必死です。
辛い作業なんてさせずに、簡単な仕事を斡旋する。
って多分階級は今は・・・だから腕力だな、うん(勝手に認定)

紹介されているエスターの仕事のひとつにね。
チューブ入り歯みがき粉の中身を出すって作業がありました。
コレは、移送されてくる人々が、貴金属などを隠すんですよ。
色んな物に。
そのひとつは歯みがき粉チューブでして。
だから歯みがき粉を出して、何かないか、確認するんですね。
その作業です・・・簡単ですよね。

しかし・・・ズッとこんな作業していたら・・・神経に悪いでしょうねぇ。
って、じゃ、外の重労働よりは、天と地の差以上にありがたい職場で。
それは分かるのですけどね・・・

ボリスはエスターに、ハガキの筆記を頼みます。
ボリスが口上し、エリスが書く。

その時、ボリスがエスターに言うんですよね。

「クビシュさん(エスターのこと) 
 おれがせめて顔が見られるように
 頼むからときどき目をあげてくれよ!」

振られていますね~見事に。
それでも、見返りを期待しつつ、無理だと理解しつつ
エスターを庇護するボリス君・・・

ボリス君もトムゼン君も、女は「ひとときの使い捨て」みたいな男です。
しかし・・・純愛(色んな種類の)相手には、少年のようで。
それが・・・人の心ってことなんでしょうかねぇ。

って映画『関心領域』には、ボリス君、出ていたっけ???(謎)


それと・・・忘れていましたが、
小説の冒頭に、シェイクスピアの『マクベス』の言葉が
引用されていました。

ホロコーストとシェイクスピア・・・
分かるなぁ・・・
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