気分はいつも、私次第

大雨 考えたこと

2018年7月の豪雨・・・・西日本豪雨って名称がついたようですが。
川の堤防の決壊で、住宅地が水の中に。
一時屋根しか見えない映像が写った時には、泣きそうになりました。

もしこのブログを見て下さる方に、被害に遭われた方がいましたら・・・・
もうね、かける言葉が見つかりませんよ・・・・
TVでは、あるシニア男性が取材者に対して
「今は何も・・・先のことは考えられません・・・」
と仰っていましたが・・・・その通りだと思いました。

私も何も言葉を出せない・・・・ごめんなさい・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


今日も被害の状況を伝えています。
道に流れ込んでいる泥や砂・・・・雪のように溶けていかない。

大雪の被害も酷いです。
今年2月の大雪では、亡くなった方もいます。
その一方で、地元では次のようにも言われています。
「雪は溶けるから」
そう雪は溶けるのですよ・・・・でも泥は・・・または噴煙は・・・・

2004年7月、ウチの県も豪雨の被害に遭いました。
県庁所在地のF市を流れるA河。一級河川です。大きな河。
この河の南方向の堤防が決壊し、水が住宅地に流れました。
A河の上流では、土砂災害もありました。

親しい友人J子も、この浸水被害に遭いました。
義父母やまだ幼かった子供たちを連れて避難したと。
もうね、腰まで水があるんだよ、歩けないよ~って。
後日会った時、話してくれました。

J子が言った言葉。
「あ~、“金があったらA河の北に住め”は本当だわ」

ンンン?と私。なんだ?
地元産まれのJ子は、知らないの?という顔。
説明して~と私。

J子曰く。
多分昔から言われているのだろうが・・・・
少しでも経済的余裕があるのなら
家を建てる時には、A河の北側に建てろってこと。
理由は・・・南側は多分土地が低いのだろうってこと。
水害が多かったんじゃないの?と。

確かに・・・南側の地名を改めて考えると・・・
水にちなんだ名称が多いことに気付く。
現在は露骨に水に関する文字を使用していない場所もあるが
由来はやはり水・・・それも良い意味合いではないようで。

この時の豪雨。地元TVでは、A河の堤防が危ない、と放映していた。
ライブ放映で・・・
でもね、その時はA河の北側が決壊する恐れが、って思っていた。
多くの人もそう思ったろう。画面を見ると明らかに北側が・・・
しかし実際に決壊したのは南側。

偶然?そうとも言える。
しかしJ子の言葉が頭を掠めた人もいるかもしれない・・・・

同じようなことを当時のTVニュースで聞いた。
この時の豪雨被害の件で、A河上流の被害を取材していた。
上流では流木が流れて・・・・と本当に酷い。
地元のJR線の線路も、流されている。
取材に応じた男性(シニア世代)の自宅は被害がなかったようで。
この男性の自宅は、A河沿いにあったが、被害はなかった。
しかし男性の農業用の小屋は、流されてしまった。
小屋は、ちょうどA河を挟んで向こう側に建っていた。
映像では、無残というか跡形もなく・・・・流されていた。

男性「アチラ側には家を建てるなって言われていたんだけどネェ」と。
つまり、男性の自宅のある側はある意味安全で
向こう側は危険だって言われていたそうです。地元では。

確かに・・・・男性の自宅側には、他にも住宅が建てられている。
昔からの言い伝え・・・・
よく言われている。何かの教訓が秘められている、と。

類似話ですが、私の実母の実家のことです。
ド田舎県のこれまたド田舎のド田舎で。
山間地域なので・・・山越えて・・・
まるで・・・・申し訳ないが、何かのホラー小説の舞台のような村。
閉鎖的で村が全世界のような場所・・・今は違いますよ(笑)
そんな村の出身であった父母。

母の実家の裏手は、もう山が迫っている。
家の最も奥まった部屋の窓を開けると・・・・山です。
手を伸ばせば、岩や木々・・・・に届きますってこと。
そんな場所に・・・・って玄関の前は文字通り断崖絶壁で。
ホント。

子供の頃、母と一緒に当然行っていましたが、
いつ自分がこの断崖から真っ逆さまに落ちるかと・・・恐怖でした。

山と断崖の間に建っている家。
何を好んで・・・・と今でも思っています(笑)

結婚前、台風や大雨で「ちょっと危ないのでは?」と
思ったことも度々ありました。
母に、「おばぁちゃんの家、心配じゃないの?」と何度も問いましたね。
しかし母は「昔から大丈夫だから、大丈夫」
と、まぁギリシア悲劇の預言者真っ青の予言で(笑)
しかし実際は大丈夫です。
一度も何か!ということは無い様で。今現在までですが。

ここも・・・・・昔から建てられていた家です。
今でも夫と「母さんの実家、大丈夫?・・・・なんだよネェ」と。

その反面、A河よりももっと大きいぞ!なK河沿い。
K河の北側は、昔から住宅があって。しかし南側は田畑でした。
長い間・・・・
しかし最近、南側に住宅が建設ラッシュ状態です。
その付近を車で通るたびに、住宅が増えているナァって思う位。

ココって、K河の堤防が決壊したら、一瞬で・・・・。

住宅を購入するって、もちろんお金と相談です。
それが最も大きな要素だと。それは私も経験ありますからね。

しかし・・・考えてしまう。
昔から言われている言葉・・・・

今回の西日本豪雨。被害はまだまだ出てくるでしょう。
その映像を見るたびに、そんなことを考えてしまう私です。
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