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旅の話、仕事の話、色々と書いてます。。。

クリッピング術~ICUから一般病棟へ~

2013-12-27 21:17:44 | 手術のコト
起床のための電気が付き、ようやく6時だ~と思った。
朝ご飯の音がゴトゴトとなりだす。(私は、昼食からなのでナシ!)

日勤担当のナースは昨日と同じ人だった。
うがいしたいって言ったら、もうお水飲んでいいんだよ~って言われる。
やっとだよ。。。でも、誰も私のグル音確認してないよ?

しばらくすると、温タオルを持って来て

「○○さ~ん、体、拭くよ~」って声をかけてきた。

はっきり言って、そんな事、どーでもいい。
今日、一般病棟に移れるんだから移ったら、妹に手伝ってもらって
のんびりやるから、とりあえず、「今はいいです」って言う。

「何でーーー??? ここは毎日やるって決まりだからー!!!」

また決まりかよ!! 患者の状態に合わせんのかい?!

「とりあえず、着替えだけでもしない? これ、気になるでしょ?」

・・・・。

そう、私、オペ着のままなので長衣を着ていて、しかもリハパン。
そう、ようは紙おむつ。そんでもって、熱発してるから、暑いので
バスタオル1枚で、おむつ履いた尻出して、ごろんごろんしている状態。

でも、はっきり言って、清拭も着替えも面倒。
今、やらなきゃいけない事じゃないじゃん。
しかしながら、百歩譲って着替えだけしました。

バルンどうするか聞かれて、今日、ドレーン抜ける予定なら抜く!と。

一般病棟に移れる時間もドレーンが抜ける時間も決まっては
いなかったけど、抜けるもんは抜いてしまえ!と抜いた。

意外と痛かった。。。

昼から食事が開始になるとの事で、常食にするかお粥にするか
聞かれて、大丈夫だろうと思って常食を希望した。
。。。のちのち、後悔したが。苦笑。


朝から鎮痛剤の使用を聞かれて、やっとこさ話す気力も出てきたので
注射って何使ってたの?って聞くと、ソセゴンだと言われる。
やっぱりねぇと思い、ソセゴンは気持ち悪くなっちゃうんだよねって
やっと伝えた。えー、最初に言ったー?そのことー!って言われた。

で、経口開始なので経口薬でいくことにした。
そんでもって、出されたのが、ロブ。なんじゃそりゃ?
なんとなーく、ロキソニンのジェネリックなんだろうなぁと感づいたけど。
で、胃薬なしかい! さりげなく、時折、気持ち悪いと伝えておく。

しばらくして、CTに呼ばれた。検査が終われば、そのまま一般病棟の
個室に移れることを説明される。やっと、やっと、ここから解放される!

ベッドごと、CT室に移動する。
CT室では、自分で検査台に移れるか聞かれる。

そーですよねー。私を移動させるの大変ですよね。。。
横にそのまま移動する方法ももちろん知ってますから、
移りますよ。自分で。。。。

検査も無事に終了し、一般病棟へ。
私が今使っているベッドはICU用なので、個室のベッドに
移動するというイベントが残っている。

個室内ではベッドが2台入らないので、廊下に2台並べて移動することに。
まぁ、それも、私自身が仕事でよくやることなので、想像はついていた。
ここでも、また自分で移動できるよね、と言われる。

もちろんですとも~と思ったとたん、三角巾で包まれた私の頭を
ハンドバックのようにガバッと持ち上げたナースマンがいた。
おいっ!!って思ったけど、私もそうしていることあるな~と
ここでも反省しました。。。

個室に移動して、やっと落ち着いた頃に妹が到着した。
昨日、連れちゃんがICUに入れなかった事を話すと、
連絡は取ってくれていたようで、「午後、早めに来てくれるって
連絡あったよ~」って教えてくれた。

そうしていると、お昼ご飯が運ばれてきた。

ドレーン抜けるまで起き上がりはできないけど、
ベッドアップはOKなので、ちょっとギャッチアップしてもらうけど、
40度ぐらいで限界。気持ち悪い。

お昼ご飯は全く食べる気が起きず。
メニューを見て、牛乳とキュウリの酢の物なら入るかな~と
キュウリを口の中に入れてもらう。。。そう、食事介助してもらう。。。

いやーーーーー。咀嚼すると、頭、痛いーーーーーー!!!

一口で挫折。。。ペースト食にしてもらえば良かった。。。。

何か食べられそうなモノをとプリンを買って来てくれる。
それを到着した連れちゃんに食べさせてもらう。。。
それでも、4口ぐらいでギブ。

ベッドマットも固マットからデクマットに代わっているお陰で
随分と腰も楽になっているけど、妹と連れちゃんが交代で
腰や背中をさすってくれる。涙がでるほど嬉しい。。。

しかし、時折、腰に痛い部位がある。見てもらうと、穿刺の痕。
しかも、2カ所。これまた、太っているせいか?
一発で脊髄に入らなかったのか?

というのも、太っている人は脳も太っているということで、
若いし頭蓋骨ぴっちりの脳ではオペはしない。
髄液を引いてオペをする。それによって、頭痛は増えるけどね。。。

もちろん、麻酔が効いているときにやっているので私自身に記憶はない。

で、なんだかんだと午後も頭痛がするので、痛み止めをもらう。
またまた、ロブしか持ってこない。またまた、気持ち悪いアピールする。
こんな免疫力低下しているのにNSAIDS飲み続けて出血したら嫌だもん。

夜から胃薬と合わせて鎮痛剤の定期内服開始になると説明を受ける。

そうこうしているうちに夕方になる。ドレーンはいまだ抜けず。
そろそろ、時間的にも排尿したいし、しておきたい。
もうちょっと我慢するか、リハパンに失禁するか、差し込み便器使うか。。。

悩んだあげく、出しとくべきだろ~と思い妹に頼んで差し込み便器を
借りてきてもらう。人生初のベッド上排泄に挑戦。そして、成功。
まぁ、これも妹だから頼みやすかったのもあるし。ナースコール押して
ナースに頼めたかというと、、、、わからなんな。
そして、いい加減、自分のパンツに履き替えたかったのでそれも頼んだ。

下半身が色々、スッキリしたところで、主治医登場。
ドレーン抜きます!

先生。。。ナートするんですよね。。。ビクビクです。。。

大丈夫だよ、痛くないようにやるから。

顔に緑布が掛けられた。えっ?そこまでするの?
そして、ドレーンが抜かれ、抜いた穴を1針、縫われた。麻酔なしで。


痛ってーーーーーーーーー!!!!


先生、めちゃくちゃ、痛かったです。涙。


これで、晴れて起き上がり開始となるが、夕食がきても
とてもじゃないが、起きて食べる気分なんて全くおきず。
まぁ、点滴も24時間キープだからとりあえずいっか。
ラクテックかソルデム3Aが流れている。

連れちゃんが食べられそうなモノを買ってきてくれる。
ヨーグルトとかゼリーとか。それでも、1個完食には至らず。


オペ後、ご飯が食べられない患者も今までみてきて
こんなに食べられないんだと体感。そして、手が動くんだから
自分で食べられるでしょって思った事も深く反省。。。。


そして、消灯。
寝る前にトイレに挑戦。自分で起き上がる事はできる。
でも、ぐわ~って回る感じする。
ナースにトイレに行く時は必ずナースコール押すように言われる。

はい。その重要性は理解しているので、守ります。。。

そして、またまた、38度越えの熱発。
熱、出てきたなって自分でわかるようになる。
氷枕を新しくしてもらって、おやすみなさい。


ウトウト程度だけど、少し眠れました。

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