二子玉川 de ぼちぼち絵日記

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「タイ ~仏の国の輝き~展 」東京国立博物館

2017-07-05 09:14:06 | 美術館・ART・博物館


東京国立博物館で開催中の
日タイ修好130周年記念特別展「タイ ~仏の国の輝き~」
内覧会に行ってきました。(2017年7月4日~8月27日)

 2017年は日タイ修好130周年の節目の年にあたります。
これを記念し、両国が総力を結集して展覧会を開催します。
タイは仏教国として知られており、長い歴史の中で多様な仏教文化が花開きました。
本展では、タイの門外不出の名宝と、選りすぐりの仏教美術を一堂に集め、仏教がタイの文化形成に果たしてきた役割を王朝ごとにたどります。
また、600年にわたる日本とタイとの交流の歴史も紹介。"微笑みの国"で育まれた名品の数々をご覧ください。

「タイ ~仏の国の輝き」展では、みうらじゅんさんといとうせいこうさんがタイ仏像大使に就任 しているので楽しみにしていました。

みうらじゅんさんといとうせいこうさんは音声ガイド(520円)の案内役もつとめています。
学生時代に「見仏記」を読んで仏像に親しみをもった口なので、お二人の特別ガイドはすごく入りやすくて楽しかったです  


展示はタイ族前史の古代国家、タイ黎明期のスコータイ朝、国際交易国家アユタヤー朝、ラタナコーシン朝(現バンコク)の仏教美術の名品と、日本とタイとの交流史についても合わせて紹介しています。

以下、個人的に気になった展示など

入り口を入ってすぐ ポスターでもメインの 「ナーガ上の仏陀挫像」
蛇の神ナーダがとぐろを巻いている上に仏陀が乗っていて、頭上にも7体の蛇がいる、日本では見たことのない仏陀。
悟を得た仏陀が瞑想をする間、竜王ムチリンダが傘となり、仏陀を雨風から守ったという説話に基づいてつくられた仏像。
音声ガイドでもイケメンと大絶賛でした

「ナーガ上の仏陀挫像 スラートターニー県チャイヤー郡ワット・ウィアン伝来
シュリーヴィジャヤ様式 12世紀末~13世紀 バンコク国立博物館蔵


仏陀遊行像 スコータイ時代 14~15世紀 サワンウォーラナーヨック国立博物館
日本初公開。軽やかに片足を踏み出し、歩みを進める「ウォーキングブッダ」。


後ろ姿も美しく、一番気に入った仏陀さまです。頭は螺髪ですがが身体つきがしなやかで観音様のようですね。
余談ですが、自分が一番好きな仏像は滋賀県 渡岸寺の木造十一面観音立像(国宝)なのです 
渡岸寺の観音様も今にも歩き出しそうな感じだったなぁ、と思いました。


足元はシースルーワンピース(ガイドより)を着た女子のよう 

詳しくないのですが、タイは上座部仏教だから観音信仰はないのですよね、、
ときどき中世的なお姿の仏陀を見かけるとどういう意味合いなのかなと タイ仏像大使に聞いてみたくなります。

世界遺産のあるアユタヤーから。金舎利塔や金の王冠、金の靴など、精工の美しさにうっとりです。

金舎利塔 アユタヤー時代 15世紀初 チャオサームプラヤー国立博物館

アユタヤの金象 アユタヤー時代 15世紀初 チャオサームプラヤー国立博物館
王の威厳を示す聖なる象。


ラーマ二世王作の大扉  ラタナコーシン時代 19世紀 バンコク国立博物館
5.6mを超える大扉も来日。第一級王室寺院ワット・スタットの正面を飾っていたもので 国宝ラーマ二世自らが精密な彫刻をほどこしたと伝わっています。(この扉は撮影可能になっています)


近寄ってみるといろいろな動物たちが。
表側には天界の雪山に住むとされるさまざまな動物たち、裏側には寺院を守る鬼神たちの姿が描かれています。


ワット・スタット


これは文化財ではないのですが、身近な仏様からということで人気があった「各曜日仏」
タイでは自分の生まれた曜日ごとに守護仏がいて、お参りするそうです。


私は日曜日の生まれで「菩提樹の下で悟った直後の仏陀」でした 
占い、お守りは気になるので「各曜日仏」グッズがあったら買っちゃいそうです


みうらじゅんさん、いとうせいこうさん監修の本展オリジナルグッズやタイカレーなどの販売もあります。


タイは若いときにバンコクとプーケットに行ったきりなので、次はアユタヤに行ってみたいと思いました 
トーハクでのタイ展は30年ぶりとのことで、みうらじゅんさん&いとうせいこうさんトークショー(前売り完売)をはじめ、関連イベントも充実していますので公式サイトからご確認ください♪ 

※写真は許可を得て撮影しております。

日タイ修好130周年記念特別展「タイ ~仏の国の輝き~」

会 場:東京国立博物館 (東京都台東区上野公園13-9)
会 期:2017年7月4日(火)~8月27日(日)
開館時間:午前9時30分~午後5時
※入館は閉館の30分前まで
※ただし、金曜・土曜は21:00まで、日曜および7月17日(月・祝)は18:00まで開館
休館日:月曜日
※ただし7月17日(月・祝)、8月14日(月)は開館、7月18日(火)は休館
観覧料:
一 般 1600円  大学生 1200円 高校生 900円

関連サイト
東京国立博物館 詳細ページ
展覧会公式サイト

[関連イベント]

◇記念講演会「仏の国の歩み」◇
8月5日(土)午後1時30分~午後3時
東京国立博物館 平成館大講堂

◇タイ舞踊を体験してみよう!◇ 
8月11日(金・祝) 午後2時~午後3時
講師:花岡ソムシー ゲスト:はるな愛
東京国立博物館 平成館大講堂

◇トーハク BEER NIGHT!◇
7/28(金)、7/29(土)、8/25(金)、8/26(土)午後4時~午後8時30分
東京国立博物館 平成館前庭 
タイ料理をはじめとした屋台やシンハービールでタイの雰囲気を満喫ください
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