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ヒストグラム

2020-08-28 00:21:17 | 写真
来月の講義の予習です。
ヒストグラムの見方と動かし方です。


わかりやすいように、いつものパターンを撮影しました。
カメラは、キヤノンEOS5D4

今回は、絞りと、シャッタースピードを固定して、ISO感度を変えてます。
画面の中で、設定値が読み取れますので、ご覧ください。


1.
18%標準グレーが、丁度中央です。
この露出で撮影すると、黒は黒、白は白に写る事になります。



この時の、カメラのヒストグラムはこの様に、表示されてます。
3本の柱の中央が、18%グレー、右端が白、左端が黒です。
(なお、赤い点は、フォーカスポイントを示しています。)

写真を紙焼きした際には、この範囲が表現されていると思ってください。




2. 上記の標準から4EV暗い設定になります。
カメラの絞り優先オートのような、露出オートで撮影の際に、露出補正を -4EVにするのと同じことです。




このときのヒストグラムの表示です。
3本の柱が左側に寄って、一番右側でも中央よりも左側です。




3. 標準よりも3EV暗い設定です。
露出オートで、露出補正-3EVするのと同じです。




この時のヒストグラムの表示です。

上記の3EV暗い設定よりも、一番右側の柱が、1段階右側に移動していることが、分かりますか?




4. 標準よりも2EV暗い設定です。




この時のヒストグラムの表示です。

上記よりも、一番右側の柱が更に1段右側に移動しています。



5. 標準よりも1EV暗い設定です。




この時のヒストグラムの表示です。

3本の柱の中央が中央ではなくて、1つ左側になってます。




6. これが、標準(1枚目)と同じです。



この時のヒストグラムの表示です。
3本の柱の中央が、丁度グラフの中央に来ています。




7.
これは、標準よりも1EV明るい設定です。




この時のヒストグラムの表示です。

右端の1本がなくなって、柱が2本になりました。
(右端は、白飛びしてグラフの外側にいってしまいました。)
中央の柱が、右1段、右側に移動しています。


8.
更に1EV明るい設定 (+2EV) です。





この時のヒストグラムの表示です。

2本の柱の右側が、更に1段右側に移動しました。




9.
今度は、カメラの測光方式による違いです。

ISO1600 AV5.6 で、絞り優先オートにして、測光方式をスポットにしてみました。

先ず、中央を測光しています。



この時のヒストグラムの表示です。
標準の露出で撮影されてます。




10.
次に黒い部分に中央AFポイントが来るように、構図を変更しました。



この時のヒストグラムの表示です。

3本だった柱が2本になって、白の部分は、白飛びしました。
18%グレーは、中央よりも右側になってます。

黒の部分は、1段明るいグレーに近く移動してます。



11.
今度は、グレーの部分に中央AFポイントが来るように、構図を変更しました。



この時のヒストグラムの表示です。

標準の露出が得られてます。



12.
最後に白い部分に、中央AFポイントが来るように、構図を変更しました。




この時のヒストグラムの表示です。

3本の柱に右端が中央よりの右側になってます。
(白がグレーになっているということです。)


上記の内容を、来月の講義で実際に撮影して頂こうかと思っていますので、
どうぞ宜しくお願いいたします。









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