紫陽花の写真を投稿して頂きました。
長閑な風景に、紫陽花が溶け込んて、とてもいい感じです。
今回は、ご本人のコメントと撮影データに付け加えて、私のコメントも掲載致します。
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6/21豊前市枝川内のあじさいの里を訪れました。昨年、初めて行ったのですが
あじさいが不作でがっかりしました。今年はまずまずの咲き具合でした。しかし
ピークを1週間過ぎていたため花びらがしおれたところも結構ありました。本来
なら田の畔に咲き誇るあじさいと水田の苗の並びを撮りたかったのですが、
代わりに奥地の民家への道脇に咲き誇るあじさいを中心に「あじさいロード」と
名付けて撮ってみました。
1.画題:あじさいロード その1
撮影日:2018.6.21 撮影地:豊前市枝川内
絞り優先 F8.0 1/100 ISO 100 WB AUTO
狙い:遠景に山、中景に民家、近景にあじさいを配して奥行きのある写真を撮った
以下、私のコメントです。
遠景に山、中景に民家、近景に紫陽花で、奥行きのある写真
狙い通りに撮影なさっていると思います。
で、更にどうするか、を考えますと。
この写真を見る人の視線を考えてみます。
多分、左側の紫陽花に最初に目が行って、それから右側の民家に視線が移動するのかと思います。
と、そこで終わって、結局、このカメラマンは何処を見せたかったの?
とちょっと迷うかも知れません。
主役と脇役の関係が弱い感じがしますので、
もし、紫陽花にもっと近づいて、主役の位置をもっと主張して、
絞りを開けて民家をボカせると、主役脇役の関係がはっきりしたかも?
と言う気がします。
で、その主役の紫陽花と民家を繋ぐのが、道路と言う位置づけになると、安心して見ていられるような感じです。
2.画題:あじさいロード その2
撮影日:2018.6.21 撮影地:豊前市枝川内
絞り優先 F 9.0 TV 1/160 ISO 100 WB AUTO
狙い:上と同様だが、あじさいの密集地を中央に配置して、ボリューム感を
出した。
以下、私のコメントです。
紫陽花の密集地を中央に配置して、ボリューム感を出した。
確かに、右側1/3の位置に大きな紫陽花の塊があって、存在感があります。
で、更にどうしたらいいか? を考えますと。
この写真を見る人の視線を考えると、先ず、右側1/3の紫陽花、そしてその延長線上の民家でしょうか。
その後は、左側の紫陽花、そして右側と見てと、
紫陽花の右側の空き地があって、左側の道路と視線を二分しているような感じを受けます。
で、主役として捉えられた ”道” が本当に主役と分かるのかな? と言う気がします。
ここは、引き算をして、右側に行く視線をカットして、
紫陽花で右側を埋めた方がいいかも知れないかと思います。
で、もっとピンポイントで、綺麗な紫陽花が一輪でも黄金分割点の右下辺りにあると
更に主役の位置関係がはっきりとして安心して見てられるかな? と思います。
3.画題:あじさいロード その3
撮影日:2018.6.21 撮影地:豊前市枝川内
絞り優先 F 9.0 TV 1/100 ISO 100 WB AUTO
狙い:今度は道路を真ん中に持って来て、両側をあじさいに囲まれた、まさしく
「あじさいロード」にした。
以下、私のコメントです。
道路を真ん中にして、両側を紫陽花に囲まれた「紫陽花ロード」
本当に、その意図通り、撮影なさっています。
で、更にどうするか、ですが。
多分、この写真を見る人は、「カメラマンが道路を主役として撮影した」、
と思う方は少ないかも知れません。
何故かというと、道路を見るよりも、紫陽花か民家の方に視線が行くように思うからです。
道路を歩いていて、紫陽花が咲いていたら、花の方を見ますよね。
紫陽花に囲まれた、「道路が素晴らしい!」と感じる方は少ないかも知れません。
上記の2点の写真と同様に、
道路がある事によって、紫陽花が引き立つような構図が作れると良かったのかな、
と思います。
例えば、民家を動かさないようにして、紫陽花を流し撮り、なんてすると
民家に繋がる紫陽花の道、なんて構図が作れたかも??です。
撮影の難易度が高いですけどね、、
4.画題:あじさいの競演
撮影日:2018.6.21 撮影地:豊前市枝川内
絞り優先 F 7.1 TV 1/80 ISO 100 WB AUTO
狙い:田んぼ脇に色とりどりのあじさいが咲いていたので撮った。ただ、左上奥
の日の当たっている部分の処理が気になる。
以上 カメラはいずれもCANON 7D MARKⅡ レンズはCANON EFS18-135レンズ
以下、私のコメントです。
田と紫陽花の競演
正に、狙い通りに撮影出来ていると思います。
で、更にどうするか、ですが。
この写真を見た人は、「田んぼの前に紫陽花が咲いていたんだね。」
と言う感想かと想像します。
一番見せたかった(撮りたかった)主役は何かを、はっきりとさせて撮ると、
見る人に、「カメラマンは、これを見せたかったんだ!」 が、分かって
感動を共有出来ると思います。
もし、もっと紫陽花に近づいて、主役の存在感を増して撮っていると
分かりやすいかな? と思います。
長閑な風景に、紫陽花が溶け込んて、とてもいい感じです。
今回は、ご本人のコメントと撮影データに付け加えて、私のコメントも掲載致します。
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6/21豊前市枝川内のあじさいの里を訪れました。昨年、初めて行ったのですが
あじさいが不作でがっかりしました。今年はまずまずの咲き具合でした。しかし
ピークを1週間過ぎていたため花びらがしおれたところも結構ありました。本来
なら田の畔に咲き誇るあじさいと水田の苗の並びを撮りたかったのですが、
代わりに奥地の民家への道脇に咲き誇るあじさいを中心に「あじさいロード」と
名付けて撮ってみました。
1.画題:あじさいロード その1
撮影日:2018.6.21 撮影地:豊前市枝川内
絞り優先 F8.0 1/100 ISO 100 WB AUTO
狙い:遠景に山、中景に民家、近景にあじさいを配して奥行きのある写真を撮った
以下、私のコメントです。
遠景に山、中景に民家、近景に紫陽花で、奥行きのある写真
狙い通りに撮影なさっていると思います。
で、更にどうするか、を考えますと。
この写真を見る人の視線を考えてみます。
多分、左側の紫陽花に最初に目が行って、それから右側の民家に視線が移動するのかと思います。
と、そこで終わって、結局、このカメラマンは何処を見せたかったの?
とちょっと迷うかも知れません。
主役と脇役の関係が弱い感じがしますので、
もし、紫陽花にもっと近づいて、主役の位置をもっと主張して、
絞りを開けて民家をボカせると、主役脇役の関係がはっきりしたかも?
と言う気がします。
で、その主役の紫陽花と民家を繋ぐのが、道路と言う位置づけになると、安心して見ていられるような感じです。
2.画題:あじさいロード その2
撮影日:2018.6.21 撮影地:豊前市枝川内
絞り優先 F 9.0 TV 1/160 ISO 100 WB AUTO
狙い:上と同様だが、あじさいの密集地を中央に配置して、ボリューム感を
出した。
以下、私のコメントです。
紫陽花の密集地を中央に配置して、ボリューム感を出した。
確かに、右側1/3の位置に大きな紫陽花の塊があって、存在感があります。
で、更にどうしたらいいか? を考えますと。
この写真を見る人の視線を考えると、先ず、右側1/3の紫陽花、そしてその延長線上の民家でしょうか。
その後は、左側の紫陽花、そして右側と見てと、
紫陽花の右側の空き地があって、左側の道路と視線を二分しているような感じを受けます。
で、主役として捉えられた ”道” が本当に主役と分かるのかな? と言う気がします。
ここは、引き算をして、右側に行く視線をカットして、
紫陽花で右側を埋めた方がいいかも知れないかと思います。
で、もっとピンポイントで、綺麗な紫陽花が一輪でも黄金分割点の右下辺りにあると
更に主役の位置関係がはっきりとして安心して見てられるかな? と思います。
3.画題:あじさいロード その3
撮影日:2018.6.21 撮影地:豊前市枝川内
絞り優先 F 9.0 TV 1/100 ISO 100 WB AUTO
狙い:今度は道路を真ん中に持って来て、両側をあじさいに囲まれた、まさしく
「あじさいロード」にした。
以下、私のコメントです。
道路を真ん中にして、両側を紫陽花に囲まれた「紫陽花ロード」
本当に、その意図通り、撮影なさっています。
で、更にどうするか、ですが。
多分、この写真を見る人は、「カメラマンが道路を主役として撮影した」、
と思う方は少ないかも知れません。
何故かというと、道路を見るよりも、紫陽花か民家の方に視線が行くように思うからです。
道路を歩いていて、紫陽花が咲いていたら、花の方を見ますよね。
紫陽花に囲まれた、「道路が素晴らしい!」と感じる方は少ないかも知れません。
上記の2点の写真と同様に、
道路がある事によって、紫陽花が引き立つような構図が作れると良かったのかな、
と思います。
例えば、民家を動かさないようにして、紫陽花を流し撮り、なんてすると
民家に繋がる紫陽花の道、なんて構図が作れたかも??です。
撮影の難易度が高いですけどね、、
4.画題:あじさいの競演
撮影日:2018.6.21 撮影地:豊前市枝川内
絞り優先 F 7.1 TV 1/80 ISO 100 WB AUTO
狙い:田んぼ脇に色とりどりのあじさいが咲いていたので撮った。ただ、左上奥
の日の当たっている部分の処理が気になる。
以上 カメラはいずれもCANON 7D MARKⅡ レンズはCANON EFS18-135レンズ
以下、私のコメントです。
田と紫陽花の競演
正に、狙い通りに撮影出来ていると思います。
で、更にどうするか、ですが。
この写真を見た人は、「田んぼの前に紫陽花が咲いていたんだね。」
と言う感想かと想像します。
一番見せたかった(撮りたかった)主役は何かを、はっきりとさせて撮ると、
見る人に、「カメラマンは、これを見せたかったんだ!」 が、分かって
感動を共有出来ると思います。
もし、もっと紫陽花に近づいて、主役の存在感を増して撮っていると
分かりやすいかな? と思います。
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