Nikkoh の 徒然日記

ゲイ(=男性同性愛者)の Nikkoh が、日々の雑感やまじめなこと、少し性的なことなどを、そこはかとなく書きつくります

ドラマ「シェアハウスの恋人」で同性愛描写

2013-01-25 13:45:17 | ゲイ(同性愛)のことIII (ニュースとか)
日本テレビ系で水曜日の夜10時から放送されているドラマ「シェアハウスの恋人」で、第1話,第2話のいずれにおいても同性愛を思わせるような描写がありました。

描写の内容としては、谷原章介さん演じる櫻井雪哉が、大泉洋さん演じる川木辰平に対して、第1話ではキスをし,第2話では後ろから抱きしめるというものでした。

僕は最近はめっきりテレビを見なくなってしまい、ドラマなんかも見ていないのですが、たまたま妹が録画を視聴している場所に居合わせまして。
カムアウト済みとはいえ、なんだか一緒に見ると気恥ずかしいというか気まずいものですね。

公式サイトの人物相関図 を見てみると、雪哉から辰平へ向かって、《 恋? 》という矢印が出ているので、現時点ではまだハッキリしませんが、おそらく雪哉は同性愛者(ゲイ)という設定なのではないかと思います。
雪哉は既婚者で、息子もいるという設定になっています。既婚者ゲイということですね。
僕の憶測では、「結婚した後に実は自分はゲイであったということに気づいてしまった雪哉は、自分自身がゲイであることを許したり受け入れたりすることへの葛藤と対峙している」ということなのではないかなあと思います。
あるいは、「自分がゲイであることを承知していたけれども、自分を偽って結婚した」のかもしれませんが。
辰平に恋をする自分、男に恋する男である自分。でも自分には妻と子どもがいる…。自分に正直に生きたい。でも責任はどうするのか。特に自分を慕ってくれる息子のことはどうするのか。これも大きな葛藤でしょう。
第1話,第2話を通して描かれていた雪哉は、抑鬱状態にあるように見えました。これら諸々の葛藤が彼をそうせしめていると考えると、納得がいきます。
この後の描かれ方が楽しみなところです。
もし仮に、既婚者ゲイの心の葛藤を描いていくのだとすれば、日テレは斬新かつ大胆なことをしたなあと思います。今までそういうドラマは無かったと思うので。

相関図を見てみると、シェアハウスに住んでいる3人は、それぞれが片想いになっているようです。雪哉は辰平が好きで、辰平は汐が好きで、汐は雪哉が好きで。要は三角関係なんですが、雪哉が同性愛者(ゲイ)だとすると、性的指向のねじれが生じてくるので複雑になりますね。
つまり、同性愛者が異性愛者にしてしまう恋と、異性愛者が同性愛者にしてしまう恋が含まれているということです。もちろん前者は雪哉の辰平への恋であり、後者は汐の雪哉への恋です。いずれも叶う可能性のそもそもない、哀しい恋といえるのかもしれません。
さてさて、3人はどうなってしまうのでしょうね。
楽しみです。

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