自己内観ブログ

自己を信じて大地にしっかり根付いた生き方をするための日々の閃きを綴ります。

3・意識と体

2019-05-13 13:05:00 | 意識の在り方
病院勤務をしている時、意識不明に陥っている方とたくさん接する場面がありました。
いわゆる、植物状態になられた方でもご自分を表現できないだけで、言葉や動作に反応して下さる方達もたくさんいらっしゃいます。

涙を流したりする場面もあったりするのです。

そんな時から、意識はどこにあるのだろう?とよく思いました。医学では、意識は脳にあると捉え脳死状態と判定されれば臓器移植が可能となります。

でも私は、意識は脳にはないのではないかと捉えています。

では、心にあるのか?と言えばそれも違うように思います。脳は、意識を必要に応じて体の臓器や組織や細胞に伝達する役割を果たしていて、必要に応じて考察して言葉や行動として表現させているのだと思います。

では、心(精神)とは何なのかと言えばこの3次元世界(現実世界)の自分自身を形成する体の中にある芯のようなものでは、ないかと思うのです。

そう捉えると意識は、体のどこかにあるのではなく体を包むオーラのように在り、自由自在に時空や次元を移動できるのだと思えるのです。

眠りから覚めたり、瞑想状態から戻ると意識がこの3次元世界の体の中に焦点を合わせ心身の活動を始めるわけです。

これは、私自身の捉え方ですが(^^;

私は、学生の頃に真夜中、勉強机で前屈みで眠ってしまい気づいた時は、自分自身の姿を上から眺めていて体のなかに戻れず焦ったことがあり、その時の感覚を忘れることができません。

臨死体験の経験のある方も、自分自身を上から眺めていたという話をよく聞きます。

意識は、悠久であり体が朽ちても存在しており、必要に応じて物質としての様々な形と繋がることができ、時空や次元をも超越する存在なのだと思えるのです。

このように自分自身の意識を認識するならば、どこに焦点を置くかにより意識を向上させ心身をより良い方に変化させて行くことは、可能だと思えるのです。


続く


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