中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

中国の大学生生活

2012年10月19日 | 中国の大学

中国の大学は、当然ですが日本の大学とはかなり違います。中国では、大学生は基本的には全員が寮に入らなければなりません。新入生は、大学のすぐ近くに家があっても必ず寮に入るよう義務付けられているようです。しかし、2年生、3年生にもなると、大学の許可を得て寮を出て、外部に住む人も居ますが、そのような人は少数で、圧倒的に多数の人は、4年間は大学での寮住まいです。

寮は最近は4人部屋が多いようですが、6人部屋、8人部屋もあります。一年間の寮費は、800元から1000元位のようです。最近の新しい寮は4人部屋が多く、室内にトイレ、洗面台など付いていますが、古いタイプの6人部屋、8部屋となるとトイレも外部の共同トイレとなり、洗面所等も部屋にはありません。当然ながら一人部屋と云う物は無い様です。

また、私が今席を置いている貴州民族大学でも、他の大学同様に新入生は、午前7時から教室で朝自習をする事を義務付けられていますし、、夜も午後7時から教室で自習しなければなりません。もっとも後期にもなると、教室で自習する人も次第に減るようですが、、、、、。貴州民族大学では、新入生は朝全員でラジオ体操をして、7時頃までに教室に入り朝自習を始めます。

中国では大学生が全員寮に住んでいることもあり、先生や学校等都合で夜でも授業がある事も多いようで、この点も日本の大学とは全く違う点だと思います。

何より日本の大学と違う所は、大学に入ると新入生は二週間程度の軍事訓練を受ける事です。中国人民解放軍から、軍人が大学に来て、その軍人について全員が軍事訓練を受けます。学部の選考毎に班が編成され、班毎に一名の軍人が担当として付き、その担当者から訓練を受けます。軍事訓練の内容は主に解放軍の歴史等に関しての教室での講義と分列行進の練習や野営の仕方等の実地訓練に分かれるようです。

毎年中国の大学では9月になると新入生が軍事訓練を受けるので、大学構内には軍服姿をした学生であふれます。訓練期間中は当然軍服を着なければなりません。

貴州民族大学では、新学期までに学生寮が完成しなかったので、今年は新入生の入学が大幅に遅れたので、今年は軍事訓練はなくなり、来年2年生になってから行うという事なったそうです。

 

 



 

 



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